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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第2種の取り組み(北海道サッカー協会)
2014年06月28日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回からは第2種の取り組みを4回にわたりご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 6月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第2種の取り組み~北海道サッカー協会
荒忍 北海道サッカー協会第2種委員長
「北海道の5ブロック化に向けて」
北海道サッカー協会2種委員会は、全国の2種年代の取り組みと足並みを揃えることを目標にしています。その代表的な取り組みが「リーグ文化の確立」です。高円宮杯U-18サッカーリーグがスタートして11年目を迎えましたが、常々、降雪寒冷地区としてのハンディキャップを感じています。3年前からは、トップリーグに2シーズン制(8チームで14節実施)を導入し、それに合わせて下部のリーグも8〜10チームによる2シーズン制に変更しました。
北海道での屋外の活動期間は、降雪期(10月後半〜3月下旬)を除く正味6カ月(4月〜9月)です。この間に高校総合体育大会と高校サッカー選手権大会の予選を開催し、その合間を縫ってリーグ戦を行うにはかなりの苦労が伴います。さらに、北海道は他の地域と比べて広域です。北海道縦断はおよそ大阪から九州までの距離に匹敵します。車で移動する場合、ノンストップでも約13時間かかります。また、他都府県の面積よりも広い市が複数あり、これらをひっくるめて一地域として活動するのは至難の業です。
そこで発想を転換し、北海道を5ブロック(札幌・道央・道北・道南・道東)に分けて、それぞれを一地域と捉えて活動することにしました。北海道には15の地区協会が存在しており、それらがうまく連携することで5ブロック化が実現しました。今後はこれを定着させ、各ブロックでトレセン活動を積極的に行い、選手や指導者が切磋琢磨しながら技術と戦術の向上を図っていきます。そして、下からの突き上げにより北海道のトップリーグである「プリンスリーグ北海道」がより力を蓄え、高円宮杯U-18サッカーリーグプレミアリーグEASTにもっと多くのチームが参入できるよう全体のレベルアップを目指します。各ブロックから1チームずつプレミアリーグに参戦できるまでの実力をつけることが最終目標です。
また、選手の技術向上には審判員のレベルの向上が必要不可欠であるという考えから、ユース年代からの審判員活動も積極的に推進しています。今後は、同じくユース年代からの指導者養成にも注力し、北海道のサッカーをより発展させていきたいと考えています。
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