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[都道府県サッカー協会取り組み紹介]シニアサッカーの取り組み(福井県サッカー協会)
2014年04月28日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は福井県サッカー協会におけるシニアサッカーの取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 4月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
シニアサッカーの取り組み~福井県サッカー協会
福井県サッカー協会シニア部会事務局 高山宜彦 氏
「シニアサッカーの充実が社会貢献にもつながる」
福井県のシニアサッカーは、他県に比べて5年程度の後れを取っているように感じています。2013年度の登録チーム数は14、リーグカテゴリーはO-40しかなく、残念ながら北信越では最下位です。しかし、6チームでリーグを運営していた10年前からすると、仲間は着実に増えてきています。
シニアサッカーは一昔前まで、高校、大学、社会人と継続してサッカーをプレーしてきた経験者が多数を占めていました。しかし近年、中学時代だけやっていたという人や、サッカーをしている自分の子どもに影響を受けたお父さんが新たに始めるなど、選手としての経験がない人も増えています。しかし、JFAに登録して県シニアリーグに参加することは、こういった人々には少し敷居が高いのです。そこで、シニア部会では市町協会と連携して2002年、「草サッカーからはじめよう!」を合言葉に、気軽に参加できる市民リーグにO-30シニア部門を立ち上げました。このリーグは、全く経験者がいないチームや子どものサッカーが縁で設立された父親チーム、「20代が多い社会人リーグでプレーするのはもう無理」という30代のチームなど、さまざまな人たちの受け皿になっています。ここ数年間で増えたシニア登録チームは全てこの市民リーグの卒業チームなので、今の流れを大切にしていきたいところです。
われわれは5年後の登録数の目標として、O-40リーグで16チーム、O-50リーグで8チーム、さらにマスターズリーグO-35を新設して16チーム、合計40チームを目指しています。そのためには、魅力あるリーグ運営を目指し、創意工夫を図ることが大切です。現在の14チームが一体となってシニアリーグを盛り上げていけば、さらに仲間を増やせると思っています。
シニアリーグの充実は、県サッカー界にとってもさまざまなメリットがあります。シニア世代には県内の財界や教育界などで活躍されている方が多く、そういった方々がよりサッカーに関われば、サッカー環境の整備や子どもたちの育成などにも大きな影響を与えるからです。写真は、現在、天然芝への改修工事を進めている福井市内のグラウンドですが、多くのシニア関係者に関わっていただきました。われわれは、ただシニアサッカーを充実させるだけでなく、シニア世代の活用によってサッカー界や社会にも貢献していきたいと考えています。
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