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ろう者サッカー女子日本代表候補がJヴィレッジで合宿
2018年08月21日
8月11日(土)~12日(日)の両日、再開した福島県・Jヴィレッジにて、ろう者サッカー女子日本代表候補合宿が行われました。
合宿初日には地元の女子サッカーチーム・FCブルームとの練習試合を実施。8人制で、20分×3回を行いました。試合後には、交流会を行い、自己紹介をしあったり、簡単な手話を使っての会話を楽しみました。
合宿2日目は、湿度が高く雲天でしたが、選手達は、決定力向上を中心にした基礎練習を元気よく行いました。
また、今回はろう者サッカー男子日本代表候補合宿も同会場で行われました。
初日の夜に男女一緒に中村和彦監督作の東日本大震災復興支援映画『MARCH』を鑑賞しました。
福島県南相馬市で活動をしているマーチングバンド『Seeds+(シーズプラス)』が、震災被害を乗り越えていく様子や、Jクラブの愛媛FCが支援している様子を収録したドキュメンタリー映画でした。東日本大震災から復活したばかりのJヴィレッジでの開催ということもあり、選手達はサッカーが出来る喜びを改めて噛みしめながら、より一層チームの結束力が高まりました。
コメント
久住呂幸一 女子日本代表監督
あの2011年の東日本大震災から7年経ち、福島第一原発事故の影響から休業していたJヴィレッジが先月再始動し、素晴らしい宿泊先、素晴らしいピッチ、素晴らしい環境にて、韓国遠征から初めての代表候補合宿を行うことができました。サッカーができる環境に感謝の気持ちをもって、今後レベルアップしていきたいと思います。人数も少なかった我々でしたが、トレーニングマッチの相手を引き受けてくださったFCブルームにお礼を申し上げます。今後も変わらず、デフサッカー・フットサルを応援よろしくお願いいたします。
伊藤優花 女子日本代表トレーナー
再始動したJヴィレッジで合宿を行わせていただきました。Jヴィレッジの素晴らしい施設や設備に囲まれ、とても充実した合宿となったとともに今ある環境のありがたさを改めて考える機会となりました。今回の福島遠征はアジア大会後、久しぶりに女子サッカーチームとして集まった合宿でしたが、次の大会に目を向けてトレーニングを行いました。大きな怪我もなく無事終えることができ安心しています。
阿部菜摘 女子日本代表候補選手
今回の合宿はお盆期間ということもあり、参加選手が10人でしたが、決定力を中心としたトレーニングを行いました。ゴール枠内に入るように意識したり、雰囲気をよくしようと励ましあうことができたかなと思います。また、世界に勝つためには何が必要かを選手達と話し合ったり、チームに足りないことを共有したりしました。練習試合ではハーフコートに8人制でしたが、たくさんの課題を修正しなければいけないと感じた合宿となりました。デフリンピックのアジア予選までに修正すべきことを修正し、デフリンピックの切符を勝ち取りたいと思います。
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