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「JFA小学校体育サポート研修会」 実施校の募集開始 JFAインストラクターを派遣、ボール10球・テキストを贈呈
2022年03月09日
日本サッカー協会(JFA)は、現在推し進めている登録制度改革の一環として、「小学校体育サポート研修会」の取り組みを強化します。2022年から、小学校にJFAインストラクター(原則として現役小学校教員)を講師として派遣し、校内や地区の体育授業に関わる研修会・研究会として活用できる「JFA小学校体育サポート研修会」を開催します。
「小学校体育サポート研修会」は体育授業を行う教員を支援する目的で2014年から実施しているもので、「新学習指導要領」に沿った内容となっています。特に体育や運動の苦手な先生に受けていただきたい研修会で、「体育の授業でやったスポーツが楽しかった」と子どもたちが実感できるよう、まず先生方ご自身にサッカーの楽しさについて知っていただき、「これならできる」と手ごたえを感じていただける内容となっています。外部コーチによるサッカーの授業ではなく、教育の専門職である教員自身によるサッカー(ボール運動およびゴール型)の授業実践にJFAは大きな期待を持っています。
つきましては、本日9日(水)よりJFA公式ウェブサイトを通じて本研修会を希望する小学校を募集します。実施した小学校には、体育などで使用できるボール10球(モルテン社製ソフトスポンジボール4号)とテキスト2冊を贈呈します。
JFAは、スポーツの楽しさに出合い、生涯にわたってスポーツやサッカーに親しみ続ける人を増やしていきたいと考えており、学校体育はスポーツと出合う大事な場であると捉えています。今後もスポーツ、サッカーと触れ合う機会を創出しながら、未就学児・小学生年代を対象にした施策をさらに展開していく方針です。また同時に、子どもたちが年齢や成長に合った指導が受けられるよう指導者の養成を推し進めるとともに、キッズ巡回指導やキッズフェスティバルの活性化、スモールサイドゲームの推進、校庭の芝生化、JFAセーフガーディングポリシーの周知徹底を図るなど、子どもたちが安全に、安心して、サッカー/フットサルに打ち込める環境を広げていきます。
JFAの学校体育への取り組み~背景
・2014年、「小学校体育サポートプロジェクト」を発足
・2014年6月、『サッカー指導の教科書』を発刊(2019年に改訂版『新・サッカー指導の教科書』を発行)。「サッカー授業の進め方がわからない」という教員の声や意見を受け、年代ごとの授業の展開を具体的に提示。
・2014年、体育の授業を苦手とする先生へのサポートとして、「小学校体育サポート研修会」をスタート。文京区のJFAハウスなどで希望者を対象に開催してきた。
・上記を中学校に広げるべく、2021年12月に「中学校体育サポート研修会」をJFA夢フィールド(千葉)で初開催
・2022年1月、『中学校体育 サッカー指導の教科書』を刊行
・2022年、JFAの登録制度改革に連動して「サッカー、スポーツへの入口を広げる」ことを目的に、小学校体育への取り組みも強化。JFAインストラクターを小学校に派遣して研修会を開催する。
※体育の授業は学習指導要領にその目標や内容が定められている。学校体育では1958年からサッカーは必須だったが、2008年に学習指導要領が全面的に改訂された。ボール運動はゴール型、ネット型、ベースボール型に分類され、ゴール型はサッカー、ハンドボール、タグラグビーなど複数種目から選択する形となっている。
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