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フィジカルフィットネスリフレッシュ研修会実施レポート ~U-15、U-18年代の選手のための筋力トレーニング~

2023年04月13日

フィジカルフィットネスリフレッシュ研修会実施レポート ~U-15、U-18年代の選手のための筋力トレーニング~

JFAフィジカルフィットネスプロジェクトは4月1日(土)、高円宮記念JFA夢フィールドで指導者を対象にU-15、U-18年代の選手のための筋力トレーニングに関するリフレッシュ研修会を行いました。

前回(2022年10月開催)の体幹中心の初級編に続き、今回は中級編ということで下半身の筋力トレーニングについて、講義と実技による集合形式でのリフレッシュ研修会を行いました。講義では筋力トレーニングに関する効果を生理学的な観点から学び、実技では屋内と屋外に別れ、基礎パワートレーニングと変換パワートレーニングを行いました。室内では、基礎的なスクワットのフォームづくりから少し重量を伴った筋力トレーニングを行い、指導のポイントをお伝えして実際に指導できるように指導実践形式も取り入れました。屋外では、変換パワートレーニングとしてのプライオメトリックトレーニングや素早いステップワークなど、動きづくりのトレーニングを受講生の皆さんに行っていただきました。動きづくりでは、サッカーにおける実際の動作を伴った体幹の使い方など、より実践的に行いました。

筋力トレーニングに関する疑問や課題、日頃チームで行っているフィジカルトレーニングに関する疑問なども皆で共有しディスカッションするなど、参加者の皆さんにとって有意義な研修となりました。

今後は、これまでの2回の研修会を踏まえ、さらにサッカーの実際の動きの中でのパワートレーニングに関するリフレッシュ研修会を行う予定です。

参加者コメント

小林篤史 さん(F.C.VELSA)
今回、育成年代において、フィジカルの重要性はどういう位置付けになっているのか、また成長期の選手に対してどの程度の負荷をかけていけばよいのかを知るために参加しました。
基本姿勢をしっかり取れる身体づくりをすること、良い基本姿勢が保てることでさまざまな動きに発展していくこと、怪我の防止にも大きく関わってくることを学べました。
身体全体のバランスを頭の位置(目線)、肘の位置、膝の角度、つま先の向き、力の置き所と細かなところまで丁寧に説明していただいたので、しっかり理解することができました。選手個々の身体的特徴を把握するとともに、より良い身体づくりへ繋げられるように今回学んだことを生かして実践していきたいと思います。そして、今回研修で訪れたJFA夢フィールドという場所に招集される選手を輩出できるように日々精進を重ね、さらなる進化へ邁進していきます。講師の方々、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

三富貴徳 さん(F.C.VELSA)
私は、U-12年代を対象に指導していますが、今回、U-18、U-15におけるフィジカルに関する考え方と、また今後どう進めていけばよいのかを知ることで、それよりも若い世代に伝えられるものがあるのではないかと思い参加いたしました。様々な学びがありましたが、U-12からでも取り組めるものが3つありました。
1.数値化
目で見て理解することで達成することに意欲的になる。
例えば、筋力を増やすことで怪我が増える、スピードが落ちるといったネガティブな思い込みも、数字で見せることで、その考えを改めるきっかけになること。
2.前回り受け身
近年、運動する機会が減っている中で、昔は平気でできていたことが現代の子はできないことが多くなっている。様々な動作があるが、怪我のリスクを減らすためにも、前回り受け身などの動作を練習の中から取り入れていくことも大切になってきている。
3.姿勢
サッカーにおいて、どの姿勢が一番パワーを発揮できるのかを細かく教えていただいた。身体をうまく使いこなせない選手にはとても大事なこと。

非常に濃い半日でした。早く選手たちに教えてあげたいという気持ちに溢れております。
講師の皆さま、運営していただいたスタッフの皆さま、ありがとうございました。

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