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小学校体育サポート研修会を各務原市立蘇原第一小学校(岐阜県)で開催
2021年08月23日
より多くの学校・クラスでサッカーの授業を行ってもらえるよう、新学習指導要領に沿ったJFAが推奨する内容(※)を伝える場として、2014年から「小学校体育授業サポート研修会」を開催しています。
その研修会を各務原市小学校教育研究会のご協力により、8月17日(火)に各務原市立蘇原第一小学校(岐阜県)で開催し、各務原市の小学校8校から体育を研究されている20人の先生たちが受講されました。新型コロナ感染症の対策もあり、通常なら行っている手つなぎや身体のふれあいなどの活動はできませんでしたが、手指消毒やマスクをしながら実技内容を変更して実施しました。
※「新・サッカー指導の教科書」
http://www.toyokan.co.jp/book/27/b454047.html
インストラクターコメント
北野孝一 JFA小学校体育サポートインストラクター
参加された先生方の真摯で熱心な取り組みで、先生たちが「これならできる」「楽しさを子どもたちに伝えたい」と思っていただける充実した研修会になったと思います。9月から始まる2学期に実践していただけるとうれしいです。子どもたちが「運動大好き!」「サッカー大好き!」となることを願っています。
主管協会スタッフコメント
一般財団法人岐阜県サッカー協会 尾関孝昭氏
はじめは緊張していた受講者(先生方)が、アイスブレイクによって変わっていく様子がはっきりとわかりました。引き出しが多く、ステップアップしていくプログラムにより、受講者が常に興味を持ってスムーズに取り組めていました。子供たちの能力差や現場で起こり得る状況を取り出して説明されていて、受講者は自分の受け持ちの生徒をイメージして聞くことが出来ていたと思います。また、サッカー以外のスポーツにも応用できることを伝えられている点も参考になったのではないでしょうか。
会場校の校長先生はじめ、受講者全員がもっとこの研修会に参加したいという感想を持たれており、他の市町の小学校へも広げていきたいです。
一般財団法人岐阜県サッカー協会 技術委員会普及部
整備された会場で、受講者が大変意欲的でした。サッカーの楽しさを体感し、授業の組み立て方や実際の指導方法が学べて、受講者の引き出しが広がったように感じました。
実技では、端的な問いかけや発問など、気づきを生み出す雰囲気がたいへんよかったと感じました。講義では、映像により、一人一人の子どもの状態や変化を見逃さずに評価するポイントをわかりやすく説明されました。限られた時間の中で中身の濃い研修会だったと思います。
参加者コメント
森田光さん(那加第二小学校)
自分自身はサッカーをしてきたが、授業の中でどのレベルの子も楽しめるサッカーの授業について悩みがありました。その中で今回の研修を通して、やってみよう!こうしてみたら?という思いを持つことができました。
授業と同じように、楽しみながら研修に参加できるよう工夫してくださり、実感を伴った理解につながりました。
平光奈緒子さん(那加第二小学校)
サッカーが苦手な私にとっても抵抗なく取り組むことができ、はじめて出会った方々とも協力しながら楽しくサッカーができました。ルール説明などもわかりやすく、すぐに動くことができました。私が味わった楽しさや喜びを子ども達にも味わってもらえるよう、今日学んだことを生かして、体育の授業に取り組んでいきたいです。
五藤祐子さん(蘇原第一小学校)
サッカーだけでなく、どんなボール運動にも生かすことができるウォーミングアップや活動をたくさん教えていただき、夏休み明けの体育授業や学級経営に生かしていきたいと思いました。活動内容だけでなく、子どもたちの工夫を取り入れたり、思考させたりする場面を教えてくださり、とてもわかりやすかったです。
諏訪桜子さん(鵜沼第一小学校)
常に全員が参加できる場作りや流れがありました。準備運動も単純にするのではなく、アイスブレイクや運動あそびに変更し、はじめから子どもの「楽しい」「おもしろい」を引き出すことを大切にしているのがよくわかりました。コートも道具でただつくるのではなく、子どもたちが手をつないで壁になったりゴールになったり、そのような工夫がほんとにすごいな、私も現場で活用したいなと思います。
中村香さん(那加第一小学校)
同じ年代で担任をされている方の話を聞いたのは、多分教員生活「初」ではないかと思います。すべて「共感」できます。県は違っても志は同じで、考え方も同じこととわかり、とても安心しました。身体づくりとサッカーのコラボが、目からウロコでした。アイデアは無限大ですね。
下野善範さん(羽島北高校)
スポーツを楽しむ、行うきっかけとして、小学生はとても大切な時期になると考えます。その中でヒントやきっかけを教師に紹介する活動はよいと考えます。
森進一さん(各務原市教育委員会)
子どもが喜ぶようなゲームが順々に提示され、苦手な子どもも参加できるよう、運動量も十分確保されていました。また、サッカーだけでなく、他の運動でも活用できるような導入も参考になりました。
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