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2018年度 第1回女性指導者スキルアップ研修会を福島県で開催
2018年06月05日
6月1日(金)から3日(日)にかけて、福島県で、2018年度の第1回女性指導者スキルアップ研修会を開催しました。本研修会はJFA公認指導者の上位ライセンス取得を目指す女性指導者を対象として2016年から開始したものです。
初日はガイダンス後に、「プレーの分析とプランニング」、「コーチング法」の講義を行いました。その後、AFC U-19女子選手権2017の決勝戦、日本対朝鮮民主主義人民共和国の試合映像を見ながら、グループごとにゲーム分析を行い、翌日からの指導実践に向けてトレーニングメニューを考えました。
2日目は地元の男子高校生を選手役として指導実践がスタート。実践後は、オーガナイズやコーチングについて、インストラクターや他受講者とのディスカッションを繰り返しました。JFAテクニカルスタディグループによるE-1フットボールチャンピオンシップ2017の分析報告や指導実践の振り返りも行い、最後は翌日に向けた指導計画案を再度グループに分かれて考えました。
最終日は、地元女子チームの選手たちに、ゲームで締めくくる指導実践を行い、今回の研修会で3回目となった最後の指導実践に取り組みました。
第2回の女性指導者スキルアップ研修会は、7月13日(金)~15日(日)に香川県での開催を予定しています。
インストラクターコメント
山路嘉人 ナショナルトレセンコーチ(女子担当)東北担当チーフ/ベガルタ仙台
今年度1回目となる研修会には、地元福島県を中心に8名が集い、講義・指導実践とも積極的に参加してくれました。ゲーム分析からトレーニングのプランニングをし、ピッチ上で指導をするという一連のサイクルを実践し、この3日間で予想以上に指導実践のスキルの向上も見せました。天候にも恵まれ、地域の方とサポートプレーヤーにも協力していただけたことが思った以上の効果を生み出したと感じています。今回受講した女性が地域の女子サッカー界を支える人材になることを考えると、開催してくださった地域にとって貴重な財産になったと思います。
受講者コメント
佐藤祐美 さん(福島県)
こういった研修に参加するのは6年ぶりになります。コーチングの仕方において根本的なところでは大きな変化はありませんが、選手への伝え方が以前とは変わってきており、スキルアップ研修の大切さを実感しました。より選手自身に考えさせ、上達させるコーチングを意識して指導するように心掛けます。自身の指導者としての未熟さをあらためて思い知り、今後はもっともっと学びたいと思いました。
岸本あすか さん(福島県)
参加前に、指導実践のポイントやコーチングについてのレクチャーを聞きたいと思っていたので、実践前にしっかりそこを確認することができてよかったです。指導実践で指導の面白さに気づくことができました。レクチャーや試合分析などについて、大変身になる内容で期待以上でした。これからも積極的に指導者研修会に参加していきたいと思います。
鈴木聖子 さん(栃木県)
指導実践の回数が思っていたより多く、良い経験になりました。繰り返し実践することができたので、改善点の修正に取り組むことができました。
五十嵐香月 さん(福島県)
レクチャーでは自分自身理解できていなかった部分が多く、あらためて学ぶことができました。試合分析でも、いつもの見方ではなく分析という観点ができました。今回学んだことを自チームでも活かしていきたいです。コーチングの仕方やオーガナイズの部分など、今回うまくいかなかったところを意識したいと思います。研修会で新しい発見が多く、納得できる研修会となりました。
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