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Fリーグと協働した指導者・現役選手のライセンス取得を目指したコーチ養成講習会を初開催

2018年03月22日

Fリーグと協働した指導者・現役選手のライセンス取得を目指したコーチ養成講習会を初開催

1月22日(月)~1月28日(日)の7日間、神奈川県足柄下郡のホテル箱根パウエル・星槎レイクアリーナ箱根にてフットサルB級コーチ養成講習会Fリーグコース前期を、3月12日(月)~3月18日(日)の7日間、大阪府大阪市のマグフットサルスタジアムにてフットサルB級コーチ養成講習会Fリーグコース後期を開催しました。

このコースはFリーグと日本女子フットサルリーグのクラブに所属する現役の選手や指導者がシーズン終了後にライセンスを取得することを目的としており、参加者の意識が非常に高い講習会となりました。

講師は、元フットサル日本女子代表監督の在原正明氏、伊藤雅範氏が担当し、攻守におけるセットプレー、定位置攻撃、定位置守備、攻守におけるトランジションなど、短い期間の中で多くのことを体系的に学んでいきました。受講生の中には、現役のFリーグの選手も参加していましたが、受講生全員が在原氏、伊藤氏の指導や講義に熱心に耳を傾け、新たな知識を吸収していきました。

後期の教育心理学の講義は、フットサルインストラクターの柴沼真氏(大阪成蹊大学)が担当し、育成年代の子供たちの心理、聞き手に伝わる話し方などについてお話しいただきました。講義の中で、グループの中の一人だけが見た景色を同じグループの人に伝え、絵に描いてもらうグループワークを実施し、他者に正確に情報を伝える難しさを実感したようです。

また、指導実践では前期はU-18静岡県選抜の選手、後期は立命館大学フットサル同好会All.1の学生に選手役を行っていただき、受講生の皆さんは指導実践に集中することができました。選手役の皆さんは現役Fリーグの選手から指導してもらえたり、指導実践後、在原氏からトレーニングのポイントを選手達に伝えてもらう場面等もあり、最後まで意欲的に取り組みました。

JFAは今後もFリーグの指導者や現役選手が指導者としてのスキルアップができるよう、Fリーグと協働して指導者講習会を実施していく予定となっています。

講師コメント

在原正明 チーフフットサルインストラクター
主にFリーグに所属するコーチたちを対象に行われたのが今回のB級講習会でした。今回のコースもB級コーチ養成講習会の主題であるコーチの基礎としてのスキルを身に付けるために講義・実技を通じた前期後期合わせて14日間の講習となりました。短くはない期間にコーチや現役としても活動する選手たちを快く送り出してくださったFリーグ各クラブと指導実践の選手役でご協力いただいた静岡FA、立命館フットサル部の皆様にあらためて感謝申し上げます。

参加者コメント

刈込真人 さん(湘南ベルマーレフットサルクラブ)
自分は現役の選手なので自らの言葉で表現して選手に伝える機会はあまりないので、非常に勉強になりました。まだ選手として続けていく予定なので指導者という立場になった時にこの経験を生かしてフットサルに関わっていきたいと思います。

甲斐修侍 さん(ASVペスカドーラ町田)
これまで自分も育成年代のチームやトップチームを見てきましたが、この講習会を受けて自分がやってきたことはアナリティックなことが多かったと感じました。インテグラルトレーニングを学んだことで、これまでやってきたものを変えていく必要があると感じました。特に育成年代においては、インテグラルトレーニングで多くのことを習得してもらえるとレベルの高い選手が多く生まれるのではないかと思いました。

谷昌彦 さん(さいたまSAICOLO)
普段、他の指導者の方がどういう指導をしているのかは分からないので、他の方の指導を見られたのは非常に財産になりました。また、今日本のフットサルのトップのチームはどういうことをやっているのか分かったので、自分の現場で生かせる部分はたくさんあったと思います。

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