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今年2回目の「AFC Beach Soccer Coaching Certificate Course Level 1」を岡山県にて開催
2017年10月13日
10月3日(火)から8日(日)の6日間、岡山県玉野市の渋川海岸にて、今年2回目となるAFC Beach Soccer Coaching Certificate Course Level 1が開催されました。
第1回は今年5月に横浜で開催され、2回目となる今回はオマーンビーチサッカー代表のタリブ・ヒラル監督と日本代表の茂怜羅オズ選手をインストラクターに招き、現役のビーチサッカー選手や指導者、審判員10名が受講生として参加しました。
このコースはAFCの特化コースのひとつであり、ビーチサッカーの基礎的な指導ができる人材を養成することを目的としています。また、今年より、AFCの大会に出場するチームの監督が持つべき最低資格が定められています。
講義では、本コースの開催経緯や、AFCのライセンス制度の現状から将来的なプランの説明から始まり、ビーチサッカーのルールや栄養学、怪我の予防といった基本的な知識から、コーチング法などの指導者としての基礎からビーチサッカー特有のテクニックや戦術など、多岐にわたる内容が話されました。
またグループワークでは、FIFAビーチサッカーワールドカップの試合を分析し、各グループで発表し合い、活発に意見が交換されていました。
実技では、ウォーミングアップ、パスやシュートのテクニック、攻守の戦術、そしてゴールキーパーなど多くのテーマがあり、受講生は両インストラクターのデモンストレーションを受けながらコーチング法やキーファクターなどを学びました。
そして、最後には実技試験である指導実践と筆記試験を受けて本コースが終了となりました。
今後、各チームに戻り、AFCより課された課題を行い、実技、筆記試験の結果を踏まえて受講生にライセンスが付与されます。
インストラクターコメント
タリブ・ヒラル インストラクター
日本人の勤勉さには感心しました。どんなセッションでも全力で取り組む姿勢に感謝します。私はAFCやFIFAのビーチサッカーインストラクターとして世界中をまわり活動しています。AFCのコーチングライセンスを持つ以上は、国際的な一面も持たなければいけません。今回参加してくれた受講生も、指導者やインストラクターとして今後色々な国に行く可能性はありますので、様々な言語であったり、文化に適応できる人材になってほしいと思います。今回学んだことを自分のチームに持ち帰り、日本のビーチサッカーのために最大限活かして欲しいと思います。指導者として目標は高く持って欲しいです。またその高いレベルに到達できるチャンスは十分にあります。最後にこの機会を作って頂いた日本サッカー協会、また素晴らしい環境を準備していただいた玉野市サッカー協会の皆様に感謝いたします。
茂怜羅オズ インストラクター
今回2度目のAFCビーチサッカーコーチングコースも無事に終わりました。受講生のほとんどがビーチサッカー経験者であったため、より高い実技レベルでのコースとなりました。メインインストラクターであるオマーン代表監督のタリブ氏の指導も分かりやすく、コースを通して受講生に多くのことを学んでもらえたと思います。AFCや日本サッカー協会にいただいたこのような機会で、今後日本のビーチサッカー指導者が増えていき、日本でのビーチサッカーがレベルアップすることを願っています。6日間ハードスケジュールでしたが、とても良い経験ができ、受講生のスキルアップにも繋がったと思います。
受講者コメント
安原賢一 さん
今回のAFCビーチサッカーコーチングコースは岡山県開催ということもあり、地元チームのビーチサッカーの競技力向上の為、また普及促進の為このコースを受講しました。講義の内容は、ビーチサッカーのレギュレーションから学び、現場でどのようなことに着目して指導していくのかといったスキルを勉強しました。また実技では、ステップアップしていくトレーニング方法や、改善課題をチームで共有することで、より効率的に目標に前進できるやり方を実践に沿って学びました。受講した項目のどれもが現場で活かせるもので、毎日の一つ一つの積み重ねが成果に繋がることを改めて実感できる内容でした。このような素晴らしい講習を開催してくださったAFC、JFAの皆様をはじめ、インストラクターのタリブ氏、サブインストラクターの茂怜羅オズ選手、関係者の皆様に感謝をいたします。他の地域で活躍しているメンバーと共に過ごした6日間は、厳しくも楽しい、充実した時間となりました。同期生として良きライバルがたくさんできました。この経験を活かし、ビーチサッカーの発展に貢献できるよう頑張りたいと思います。