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小学校教諭を対象とした「小学校体育サポート研修会」を実施
2017年09月06日
日本サッカー協会(JFA)は8月31日(木)、小学校教諭の方を対象とした体育授業サポート研修会(小学校体育サポート研修会)を開催しました。この研修会は、体育やサッカーの授業を苦手とする先生をサポートするために2014年から実施しているものです。
実技ではJFAインストラクターによる、すぐに授業で応用可能なメニューを紹介し、参加した教諭の皆様に実践してもらいました。
また、講義では実践したメニューのポイントを整理し、メニューの目的や効果を学びました。その他、本研修会の背景やJFAの活動の紹介、これまでの受講生の成功事例なども資料や映像を交え説明しました。また、サッカーをより身近なもので気軽に楽しめるよう、新聞紙でボールを作成し、実際の研修で利用しました。
サッカー未経験の方や女性にも参加いただき、楽しい雰囲気の中での研修会となりました。
インストラクターコメント
北野孝一 インストラクター(JFA小学校体育サポートプロジェクト)
研修会では、実技を通して「体を動かす楽しさ」、「仲間と触れ合う楽しさ」、「サッカーそのものの楽しさ」を感じていただくことで、その楽しさを現場で子どもたちに伝えてほしいと考えています。講義では、その楽しさの裏側にある理論や仕掛けをお伝えしました。もちろん、サッカーを教育実践するための研修会ですが、考え方には他の運動種目に通じるものであったり、さらには他の教科にも活用できるものがあります。ですから、『サッカーを通した学校体育の研修会』だと思っています。当日は皆さんの熱心な取り組みで笑顔いっぱいの充実した研修会になりました。受講された皆さんが学校現場に戻られて、子どもたちに「サッカーの楽しさ」、「体を動かす楽しさ」を伝えてくれるだろうと期待しています。
参加者コメント
川上健吾 さん(西武学園文理小学校/担当学年:6年生)
サッカーの技術や知識の研修というよりも、子どもたちに楽しさと刺激を与えるには?という体育のみならず授業全体を見通したテーマで大変良かったです。インストラクターも教員ということで、現場(教室・授業)の立場から、実践を重ねた上でのお話しが大変説得力がありました。
根本梓 さん(我孫子市立湖北台東小学校/担当学年:5年生)
新聞ボールや場の設定、姿勢を変えるなど、ちょっとしたことで普段とは違った楽しさを生み出せることがわかりました。インストラクターも同じ職種である小学校の先生だったので、実践したメニューによって子どもたちからどのような反応が得られるかを熟知しているので、説明に納得することができました。可能であれば、場の設定や実技で使った備品が無い時の代用品などもより詳しく教えてほしかったです。また、子どもたちに実際に参加してもらう実習などもしてほしいと思いました。
高田博法 さん(多摩市立連光寺小学校/担当学年:2年生)
日常では学ぶことのできない、実践的な研修に参加できてよかったです。また、研修会(実技)を通じて多くの教員の方々とサッカーを通じて交流することで、児童の立場に立って活動の面白さを感じ取ることができました。児童の関心を一気に集めるメニューを学ぶことが出来た上に、サッカー以外の場面でも実践出来る内容であったため、今後に生かしていきたいと思いました。
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