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47FAユースダイレクター研修会(前期)を実施
2016年07月13日
47都道府県サッカー協会(47FA)ユースダイレクター研修会(前期)が7月8日(金)~10日(日)の日程で大阪のJ-GREEN堺で行われ、U-12からU-18年代までの各FAのリーグ戦の現状や課題をディスカッションを通して共有しました。
47FAユースダイレクターは技術委員長を補佐し、各サッカー協会(FA)内の育成年代の責任者として、2、3、4種の活動全般に関わります。また、FA内でのキッズ年代からユース年代(U-18)、クラブユース連盟、中体連、高体連等の連盟の活動を推進し、JFAと連携しながら各FAでユース育成の責任を負う重要な役割を担っています。
また、日本サッカー協会 田嶋幸三会長より「育成日本復活」をテーマに「日本サッカーを更なる高みへ導くために危機感をもってユースダイレクターとしての役割を全うしてほしい」と激励を受けました。
講義の中ではU-16日本代表 森山佳郎監督の指導のもと、U-16トレーニングメソッドの実践も行いました。
さらにU-16森山監督、U-19日本代表 内山篤監督それぞれの代表活動の中で感じた世界基準での課題を映像を交えて説明いただきました。
3日間の講義を通じてJFAそしてFAでのこれからの進むべき方向についての確認をしました。
コメント
須藤茂光 育成ダイレクター
今回の研修では、U-13リーグの在り方、中体連における登録、トレセン認定制度、47FA将来ヴィジョンについて地域ごとにディスカッションをし、地域ごとの取り組みと、それに伴う課題を全地域のユースダイレクターと共有しました。講義のプログラムとして初日はU-19内山監督、U-16森山監督よりそれぞれの活動における取り組みと成果、課題を映像を交えて報告してもらいました。森山監督からはU-16で実践する熱血指導実技を実践してもらい、参加者全員で体感することもできました。それ以外にも、UEFA U-17選手権TSG、エリートU-14オランダ遠征、女子関連、障害者関連、審判委員会等々の報告も共有することができました。
2日目には田嶋会長より、過去の自身の取り組みも振り返りつつ「育成復活日本」に向かって危機感を持って取り組んでほしいとの言葉をいただきました。47FAユースダイレクター制度(YD)が2007年にスタートしてから9年が経ちました。YDの皆様には様々な改革の先頭に立ち、JFAと地域のパイプ役として取り組んでもらい、育成改革に力を発揮していただいています。組織改革、リーグ戦導入等大きな改革が行われ、環境の改善が行われました。しかし、世界も常に歩みを止めず進歩しています。アジアもまた然りです。現状に満足することなく世界基準を常に意識して、サッカー界のガラパゴスにならないことを確認できた研修会になったと思います。
石井知幸 静岡県ユースダイレクター
今回の研修会は、テーマに対するディスカッションも多くまた時間的な余裕もあり、場所を変え、人を変え、ここでも多くの仲間とサッカーの話ができました。サッカー文化の成熟(グラスルーツ)、各年代による日本代表活動報告、世界大会のTSG、指導者養成、トレセン制度、選手育成、技術と審判の協働など話のネタが尽きることはありません。「育成日本」を世界に発信するために、各ユースダイレクターが、FAの課題に対して真摯に向き合う姿勢を見ると本当にいい刺激になっています。「本気で日常を変える」というキーファクターをしっかりと受け止め、FAの充実を図り、世界に目を向け進んでいこう!と感じさせてくれる研修会でした。また、強化育成と同様に「Football for All」への活動についても発信しなければいけないとの思いを強く持つことができました。みなさん、お疲れ様でした。
風巻和生 大阪府ユースダイレクター
前任者より引き継ぎ今回新任として本研修会に参加しました。創設した各年代別のリーグ戦の検証、トレセンの更なる充実、ユース部会の充実が主なミッションとなり、他府県YDとの情報交換、共有が出来るよい機会となりました。山本昌邦副技術委員長がおっしゃっていたことで、「伝える」ではなく「伝わった」が重要である。この言葉から「一つ一つ丁寧に事を進めていくとこが大切だ」と確認できました。日本らしい育成のヴィジョンを、仲間のダイレクターとともに進めていくことを確認できた3日間でした。
小椋研 鳥取県ユースダイレクター
今回の研修も充実した内容で、多くの刺激をもらいました。特に田嶋会長の挨拶にあった「危機感を持って次の一手を打ち続けなければ世界で勝ち続けることは難しい」という言葉がとても印象的で、日本全体でこれまで以上に選手の育成に力を注がなければならないと身の引き締まる思いでした。先般鳥取県で開催されたU-16インターナショナ ルドリームカップ2016JAPANで世界基準を目の当たりにしたばかりでしたので、田嶋会長の危機感も自分のことのように感じることができました。また、この研修で行われたU-16日本代表森山監督によるトレーニングメソッドの実践でも、世界で勝とうとする強い思いが伝わってきました。このほかにも、各地域や各FAのユースダイレクターとのディスカッションなどを通じて、好事例や課題を共有し、次に向けた原動力とすることができました。今回の経験をいかし、鳥取県から世界に通用する選手を輩出できるよう努力してきたいと思います。
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