11月3日（日）～4日（月）、静岡県・時之栖で公認A級コーチU-12資格保持者対象のリフレッシュ研修会を行いました。全国から、17名の方が参加されました。

インストラクターコメント

須藤茂光 氏

今回の研修会の初日は、U-12年代の主要なテーマである①テクニック②ポゼッション③守備④フィニッシュをゲーム形式にして指導実践を行いました。
参加者とインストラクターが選手となり、ファシリテイターに指導実践の良かった点、改善点といった感想を参加者から引き出してもらい、忌憚のない意見を聞くことができました。
振り返りの時間では、テーマごとの指導ポイントの確認を行いました。そして、「もっともっと褒めましょう」「考えさせましょう。そのための基準を与えることを忘れないようにしましょう」という指導に際しての確認も行いました。
初日の夜は、暴力根絶についての講義の後、グループに分かれ暴力根絶に向けたディスカッションを行い、その内容を発表してもらいました。
変えていかなければならないことが色々ある中で、指導者一人一人の暴力に対する意識を変えることが一番必要だという意見が多くありました。
2日目は、U-12モデル地区トレセンを実際に開催されている4人の方に、開催までの苦労や現状の課題、今後の取り組みについてプレゼンを行ってもらいました。
質疑応答では様々な質問が出て、時間をオーバーしてしまいました。
これから開催を予定している人達にとってとても参考になったようです。
今回はディスカッションをする時間を多く設けたことで、日頃の苦労や疑問に思っていること、現在のサッカー界における問題点の共有が図れたように感じました。
そして何よりも参加者の皆さんと、U12年代の重要性について改めて話し合えたことが、良いリフレッシュ研修会になったのではないかと感じました。

受講者コメント

遠藤祥悦 氏
改めて子供たちを育てるということの大切さ、それからサッカーを好きにさせる、上手にさせることの大切さをもう一度確認することができました。
また、今回の指導実践のなかで自分が得た知識を再確認して、子供たちに教えていきたいと思いました。
コーチとしての資質、自分のレベルをもう少し上げないと子供たちには中々伝わらないということも確認し、もっともっと自分が勉強していかなくてはいけないなと思いました。
今回の様な研修に参加できたこと、感謝しております。

志波芳則 氏
私はずっと高校生を指導してきましたが、実際にこの年代の選手を見たときに、彼らが少年時代にどのような指導を受けてきているのか、また今の少年を指導されている方がどのような考え方で子供たちと接しているのか、そういったことを僕自身が把握をして初めて高校生を指導することが出来るのではないかなと思いました。
そういった意味では、今回は一番大変なカテゴリーを教えておられる少年の指導者の方たちの意見をたくさん聞くことによって、自分自身のいい勉強になったかなと思います。