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ナショナルトレセン女子U-15 活動レポート(12/15)
2014年12月18日
最終日は11vs11の30分ゲームを4グループの総当たりで行いました。試合を重ねるにつれ、表情も良く、声も出てくるようになり、個人としてまたチームとして、今回のナショナルトレセンの積み重ねをプレーで発揮してくれました。解散のときは別れ難そうでしたが、これからの大会や代表での活動で再会することを約束し、笑顔で手を振り、帰っていきました。
コーチコメント
加藤賢二 ナショナルトレセンコーチ(2014ナショナルトレセン女子U-15 チーフ)
2014ナショナルトレセン女子U-15は4日間とも好天に恵まれ、絶好のサッカー日和の中で予定通りの活動を行うことが出来ました。
参加した選手たちが真面目にサッカーに取り組む姿勢は、これまでの各地域でのトレセン活動の実績から予想していた通りでした。それはグラウンドだけでなく、トレーニングの準備・片付け、ミーティングに臨む姿勢など様々な場面で見られました。しかし、2日目までは真面目に黙々とトレーニングをこなしている感じが強く、ピッチ内から聞こえる声の多くはゴールキーパーからだけで、互いに競い合う中での激しさや活気という観点からは物足りなさを感じました。
2日目の夜のミーティングでは、この部分にアプローチしました。その結果翌日のトレーニングからは本来この場で求めたかった、活気のある中でお互いが刺激し合い、高め合う姿が見られるようになりました。グループの担当指導者たちもグループ内でのリレーションを高め、選手の良さを引き出すための指導について時間をかけて話し合っている様子が至るところで見られました。選手と指導者がお互いを高め合う雰囲気が作れたことで、最終日のゲームでは、すべての選手がとても良い緊張感の中で勝負にこだわり、ハードワークすることが出来ました。今回は3年生の参加人数が例年に比べると少なくなっていましたが、その3年生はサッカーの実力と振る舞いで見本となり、しっかりと2年生・1年生をリードしてくれたことも期待通りでした。
この4日間の経験を経て、これまでの目標をあらためて明確なものにした選手もいるでしょう。新たな決意を持った選手もいることでしょう。この思いを持続させて、これからの日常のサッカーに活かし続けて欲しいです。その取り組む姿勢や頑張りが、周囲の選手にも良い影響を及ぼすようになることを願っています。