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サッカーでも活用できるフットサルGKのブロックについて~GKリフレッシュ研修会を開催
2020年08月27日
日本サッカー協会(JFA)は8月23日(日)、サッカー・フットサルの指導者を対象として、オンラインで研修会を実施しました。
サッカーのGKにも求められる近距離でのシュートブロックや、その際に必要な考え方や方法論について、近距離場面の対応が多くあるフットサルGKの観点から情報提供し、現場の活動に生かしていただくことを目的とし、49名の指導者が受講しました。
研修会では、まずJFAからサッカーでも活用できるフットサルGKのブロック(クロス、フェンス)について実施例を交えて説明をしました。次に、6名程のグループに分かれ、ブロックの技術を使う理由やメリットは何か、ブロックのトレーニングを行う際に配慮すべきことについて、ディスカッションや情報交換を行いました。その後、各グループのファシリテーターが話し合った内容を集約して発表し、研修会全体での情報共有を図りました。
受講者から具体的な質問を受け、小西鉄平フットサルテクニカルダイレクター、川俣則幸GKプロジェクトリーダー、フットサル日本代表の各カテゴリーでGKコーチを務める内山慶太郎ナショナルコーチングスタッフがそれぞれの知見や経験に基づいて話をし、活発な意見交換が行われました。
講師コメント
内山慶太郎(JFAナショナルコーチングスタッフ)
この度はコロナ禍の大変な状況のなか、沢山の方にご参加をいただきありがとうございます。また、サッカーのGKプロジェクトと初のコラボとなるリフレッシュ研修会を開催できたことを大変嬉しく思っています。フットサルのGKが使用するブロッキングの技術は、サッカーのGKでも一定の状況下において「ゴールを守る」上でひとつの選択肢として有効ではないかと考えています。サイズや距離などの異なる競技特性を理解したうえでの活用となりますが、今後も同じサッカーファミリーとして有益な情報を共有・議論する機会を作っていけたらと思います。
川俣則幸(JFA GKプロジェクトリーダー)
多くの皆さんにご参加いただいたことに感謝申し上げます。今回はフットサルとサッカーのコラボ企画として、合同でリフレッシュ研修会を開催できたことにも感謝しています。サッカーのゲームは年々進歩し、GKにとってより難しい局面とプレーが増えてきています。特にゴール前の1対1の局面では、ボール保持者に主導権があるなかで、守備の目的である「ゴールを守る」、「ボールを奪う」を実行することは難しいプレーのひとつです。こうした状況下で、フットサルのGKが実行しているテクニックは、状況に合わせて的確に発揮することで、「ゴールを守る」という部分では有効ではないかと考えています。今後も、サッカーの現場で役立つものを積極的に取り上げて皆さんと議論をしていきたいと思います。
受講者コメント
渋谷芳邦 さん
受講前は、2時間は少し長いかなと思っていましたが、始まってみればあっという間でした。今回のテーマは良い意味で範囲が狭く明確で、自分の興味に強く合致したため、案内を見てすぐに受講を決断したほどです。今後もこのような範囲が絞りこまれたテーマ(尖ったテーマ)について企画していただけたら嬉しく思います。
斎藤武志 さん
ひとつの技術に特化した研修会への参加は初めての経験でしたが、良い機会となりました。新型コロナで大変なシーズンですが研修会の開催ありがとうございました。
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