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S級コーチ養成講習会の現場から2018 受講者レポートvol.5 宍戸清一さん
2018年06月25日
S級コーチ養成講習会 国内集中講習の前期最終週となる第5週目が6月18日(月)~21日(木)に行われました。9月の中期講習までの期間は、担当インストラクターによるクラブ訪問が実施されます。また、前期のまとめ、中期に実施されるカリキュラムの準備など各自での取り組みが重要になる期間でもあります。
次回集合日は9月3日(月)。受講生からの報告は9月10日(月)から再開いたします!
今週の担当:宍戸清一さん
5月21日(月)から始まった前期国内集中講習も最終週となりました。
FIFAワールドカップ ロシア大会の話題で盛り上がる中、日本代表初戦を受講生全員でテレビ観戦。日本サッカーに携わる一員として、日本代表の勝利に歓喜しました。また、世界の強豪国と常に肩を並べるためにも、我々の指導現場での役割と責任、そして一生学び続けるという事の重要性を考えさせられる瞬間でもありました。
6月18日(月)は、元アナウンサーの片上千恵さんからプレゼンテーションの講義を受け、パブリックスピーチに大切なスキル(デリバリースキル・シナリオスキル・プレゼンス)について学びました。実技では、アナウンスの基本である発声練習を通して抑揚や間の取り方の演習を行い、実際にカメラの前で受講生全員が『サッカーから学んだこと?』について1分間のオリジナルスピーチに挑戦し、自分たちの映像を確認しながらディスカッションをしました。時間内に大勢に伝える難しさを痛感した一日でした。
6月19日(火)は、最初に福富信也さんからチームビルディングの必要性について話をいただきました。チームの思いを一つにして,目標に向かって進んでいく組織づくりや相互に関わりながら一丸となってゴールを達成しようとチャレンジすることの重要性はサッカーでも同じです。今回は、ランダムに配られたストーリーのある31枚の写真を言葉だけで並べ替える作業をしました。改めてチームワークや何でも言い合える信頼関係の構築は大切であり、現場でも活かされる内容でした。
その後、JFA医学委員の加藤晴康先生からは医学的基礎知識とドクターとのコミュニケーションについて、豊富な事例を交えながらの講義があり、今後の指導現場で参考にしていきたいと思いました。
指導実践では、回数を重ねるごとにコーチングスタッフとのリレーションシップも向上しトレーニングも円滑になりました。また、プランニングではテーマを引き出す前提作りとしてTr1-① Tr1-② Tr2-① Tr2-②など工夫もあり、選手に獲得させたいことを整理することができました。
前期の閉講ガイダンスでは、インストラクターから『コーチはサッカーのコーチングをすることで上達する』『サッカーはサッカーをすることによって上達する』と助言をいただき受講生全員が考えさせられました。
最後に9月から再開する中期講習に向け、プレゼンテーション実習の課題やディベートの準備・論文作成、日常の指導の質の向上に努めることを確認し解散しました。
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