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2年目のフットサルA級コーチ養成講習会、前期コースを三重県鈴鹿市で開催
2018年05月07日
4月26日(木)から30日(月・振休)の5日間、三重県鈴鹿市の鈴鹿スポーツガーデンにてフットサルA級コーチ養成講習会の前期を開催しました。同コースは2017年に開設され、今年で2年目を迎えました。「自立したコーチになる」ことを目標に前期・中期・後期の約1年をかけて学ぶ場となります。今回のコースにはFリーグと日本女子フットサルリーグのコーチングスタッフをはじめ、JFAフットサルインストラクターや地域リーグの監督など、さまざまな背景を持つフットサル指導者17名が参加しました。
冒頭のガイダンスでJFAチーフフットサルインストラクターの在原正明氏が「講習会では新しい知識や自分の知らない手法にどんどんチャレンジしてほしい。それで上手くいかないこと、失敗して落ち込むこともあるでしょう。でも学ぶ努力をし続けていれば皆さんが常に良いコーチであることは変わりません。そして皆さんが現場に戻ってより良いパフォーマンスを出せることを私たちは知っています」と述べ講習会がスタートしました。
前期では指導のベースとなる「ロジカル・コミュニケーションスキル」から始まり、「フットサルにおけるフィジカル」「セットプレー」「定位置攻撃(クリアランス)」「トランジション」「特殊局面」などの専門科目を講義と実技を通じて学びました。
約3ヶ月後の7月23日(月)よりスタートする中期では、主に指導実践でアウトプットすることを通じて知識やスキルを身につける他、ブルーノ・ガルシア フットサル日本代表監督がゲスト講師として登壇する予定です。
講師コメント
前川義信 JFAチーフフットサルインストラクター
フットサル指導者ライセンスが設立されて10年目を迎えた昨年にA級が新設。これでC級からA級まで積み上げられました。今年は受講者17名でフットサルA級指導者養成講習会の前期を開催しました。今回の前期は、チーフインストラクターとして活動している私と、在原正明インストラクターがメイン講師を務め、GKとして阿久津貴志インストラクター、鈴木隆二U-20フットサル日本代表監督がゲスト講師として参加し、講習会を進めていきました。
A級の前期では、自身のプレーシステムのデザインが行えるようにするため、プレーシステムデザインのガイドラインを学びました。B級で学んできたものに積み上げられ、よりエリートレベルで求められる内容で、プレスの回避・セットプレー攻守・トランジション攻守・特殊局面攻守の分類や定義などを座学で、そして実技を通じて、それぞれの局面をチームにどのようなプランニングをもって浸透させていくのかが行われました。
A級の受講者には、男女全国リーグのコーチングスタッフも多くみられました。受講者の皆様には、各地域のリーダーとなり、情報の発信源という役割を担ってもらうことが期待されています。そのためにも、自分のプレーモデルを作り上げることができる自立した指導者であることが求められます。前期を通じてその第一段階の取り組みが行われています。
受講者の皆さんにとっては実技以上に、新しい知識の学びが多く大変だったとは思いますが、その分充実した時間を過ごせたのではと思います。新しく得た知識を間の学習で磨き上げられた中期に再開できるのが楽しみです。
最後になりますが、会場となったスポーツマンハウス鈴鹿様、鈴鹿スポーツガーデン様、三重県立稲生高校様に感謝申し上げます。
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