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JFAエリートプログラム女子U-14 韓国に2勝し、活動を終える ~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~

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2019年11月24日

JFAエリートプログラム女子U-14 韓国に2勝し、活動を終える ~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~

トレーニングマッチ vs U-14韓国女子代表
2019年11月22日(金) 15:00キックオフ 80分(40分×2)
@J-GREEN堺 S1

U-14日本女子選抜 9-0(前半3-0、後半6-0)U-14韓国女子代表

得点
9分 今井双葉(U-14日本女子選抜)
24分 田中聖愛(U-14日本女子選抜)
36分 中村優月(U-14日本女子選抜)
47分 山名映理(U-14日本女子選抜)
53分 谷川萌々子(U-14日本女子選抜)
56分 辻澤亜唯(U-14日本女子選抜)
60分 山名映理(U-14日本女子選抜)
73分 辻澤亜唯(U-14日本女子選抜)
74分 白垣うの(U-14日本女子選抜)

前半スターティングメンバー
GK:中村菫
DF:白垣うの、藤田菜摘、楠さやみ、米村歩夏
MF:田中聖愛、青井麻衣、今井双葉、滑川藍
FW:竹内愛未、中村優月

後半スターティングメンバー
GK:鹿島彩莉
DF:古賀塔子、岡村來佳、楠さやみ、白垣うの
MF:山名映理、柴田瞳、谷川萌々子、北川愛唯
FW:辻澤亜唯、久保田真央

レポート

J-GREEN堺で行われているJFAエリートプログラム女子U-14トレーニングキャンプは、活動5日目となった22日(金)、U-14韓国女子代表とのトレーニングマッチ第2戦を迎えました。

前半立ち上がりから、韓国代表の激しく、厳しいプレッシングの守備に苦しむ場面が多くみられました。しかし、時間がたつにつれて少しずつ自分たちのペースをつくり、シュートチャンスを増やし、得点を重ね、前半3-0で折り返しました。後半、9名を替えて臨んだ日本。後半は、攻撃のコンビネーションが多くみられ、セットプレーも含め、さらに得点を重ねました。また終了間際にピンチが続きましたが、GKを中心に全員でゴールを守りきりました。結果は、第2戦、9-0で勝利をおさめました。

試合終了後、夕食はフェアウェルパーティーを実施。たこ焼きと鍋を囲み、また、終盤には互いのダンスを発表し合い、韓国チームと最後の交流を楽しみました。翌23日(土)朝、韓国チームの出発時には全員で見送りをし、世界の舞台で再開することを誓い合いました。また、日本チームはその後、大商学園高校とのトレーニングマッチを実施。選手たちはこの6日間の集大成として、格上の相手に臆すことなく臨みます。30分3本のゲームの中、終盤、疲労がみえる場面もありましたが、最後まで気持ちを持ち、3-0と勝利し、この活動を締めくくりました。

JFAエリートプログラム女子U-14、次回は3月のトレーニングキャンプを予定しています。

監督・選手コメント

加藤賢二 監督(ナショナルトレセンコーチ/JFAアカデミー堺)
6日間の活動でしたが、ピッチの内外で様々な交流を行うことができました。今回選ばれた日本の選手20名のうち、10名が昨年のソウルでの日韓交流に参加したメンバーだったため、韓国チームとの交流もスムーズに行えました。期間内に韓国代表とは2試合行いました。結果は2試合ともに大差がつく試合となりましたが、最後の夜の交流夕食会では韓国チームが歌やダンスで大いに会を盛り上げてくれました。たこ焼き作りも気に入ってもらえ、とても楽しい時間を過ごすことができました。スタッフ同士もたくさんの情報交換をすることができ、アジアの女子サッカーを日本と韓国でリードしていこうと誓い合いました。
日本チームは集合時に前回の活動のタイ遠征での課題を共有し、この遠征中にもしっかりと課題に向き合うように声をかけました。オフザピッチの取り組みでは、選手一人一人が考えて行動する様子も見られましたが、オンザピッチでは考えを伝え合うことが不十分で攻守において息の合わないプレーが多く見られました。試合でもトレーニングでもコミュニケーションをとることは引き続きの課題となりました。テクニックの積み上げが不十分で簡単にボールを失う場面が多かった点も課題です。皆がハードワークを心がけてくれた点は素晴らしかったものの、体力的な消耗が激しく、大事な場面でパワーを発揮できない選手が多かったことは残念でした。スタミナは日本のストロングポイントであるべき部分であるので、上位のカテゴリーを目指すならしっかりと鍛えていくべき課題であると感じました。しかし、ゴールに向かう積極的な仕掛けは迫力もありゴールの量産に繋がりました。この点は大いに評価したいです。守備面でも練習試合を含めた250分間を無失点で戦えたことを今後の自信にして欲しいです。次回の活動(2020年3月予定)までには時間があるので、今回の活動を振り返り、それぞれの課題にしっかりと向き合ってくるように伝え活動を終えました。

FP 岡村來佳 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
22日午前のトレーニングでは、4対4のポゼッションや、基礎のトレーニングを行いました。ポゼッションでは、ディフェンスの連動がうまくいきませんでしたが、コーチにたくさん言われた切り替えの部分では、以前より速くすることができたと思います。午後、日韓交流戦では後半からの出場となりましたが自分の持ち味のインターセプトの面では納得するプレーができました。ただ、パスの面では自分の持つ選択肢が少なく、攻撃の起点となる縦パスを出す回数が少なくなってしまいました。相手は前からプレッシャーに来ていたため、背後へのボールが有効だと思いました。次からは、相手の状況に応じて臨機応変に対応できるよう、常に周りを見たり、ファーストタッチを意識していきたいです。技術は毎日の積み重ねなので、この期間だけではなく、チームに帰ってからも努力を怠らずに意識を高めていくことが大切だと感じました。

FP 中村優月 選手(RESC GIRLS U-15)
2回目の韓国戦では、前回よりも少し緊張がほぐれた状態で臨みました。相手にボールを触らせないようにすることを意識しました。うまくいった場面もありましたが、先に相手に触られてしまう場面もあったので、身体を使って改善していきたいです。その中でも得点を決めることができたのですが、いくつかあったシュートチャンスを決めきることができず課題が残りました。試合のあとの韓国との合同夕食会では、日本語を教えたり、韓国語を教えてもらったり、短い時間の中でしたが、たくさんコミュニケーションをとることができました。出し物では、私たちのパフォーマンスより韓国のパフォーマンスの方がとてもクオリティが高く、かっこ良くてとても楽しい思い出となりました。今回のエリートプログラムでは、韓国との試合、高校生との試合などのサッカーの面と、さらに韓国との交流など、なかなか味わえない経験をすることができました。たくさんの刺激を得ることができたのでこの刺激をこれからにつなげて頑張りたいです。

FP 滑川藍 選手(FC STORY Tokushimaメニーナ/JFAアカデミー今治)
この活動では、何事もポジティブに考えるとこを意識しました。日韓交流に選ばれたのは初めてだったので、たくさんの人と積極的にコミュニケーションをとるようにしました。特に22日のトレーニングでは、たくさん声を出すことができたので、みんなと連携したプレーができたと思います。また、韓国や大商学園との試合で見えた課題もあります。攻撃ではスプリントが少なかったことと、ファーストタッチの質が悪く、速く正確なプレーができなかったことで守備では身体を張った粘り強い守備ができなかったこと、予測ができていなくてインターセプトを狙えなかったことです。このようなことを自分の課題として、日頃のトレーニングで取り組んでいきます。この活動はこれからの自分のサッカー人生にとって、とても良い経験になったと思うので、ここで学んだことを自分の成長に活かしていきたいです。

スケジュール

11月18日(月) PM トレーニング
11月19日(火) AM/PM トレーニング
11月20日(水) AM トレーニング
12-0 トレーニングマッチ vs U-14韓国女子代表
11月21日(木) AM トレーニング
PM オフザピッチプログラム
11月22日(金) AM トレーニング
9-0 トレーニングマッチ vs U-14韓国女子代表
11月23日(土) AM トレーニング

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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