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エリートプログラム女子U-13 4日間の活動を終える

2015年09月08日

エリートプログラム女子U-13 4日間の活動を終える

9月4日から始まったJFAエリートプログラム女子U-13もあっという間に最終日となりました。小雨の中で行った午前のトレーニングは、最後は4対4+フリーマン+GKから4対4+GKと2チームに分かれて勝敗を争うゲーム形式のセッションになりました。プレー中に淀川監督や西村コーチから「なぜそこにボールをおいたの?」「次に何をするために今のプレーをしたの?」と問いかけの声が飛びます。狭いピッチに少ない人数で、激しく攻守が切り替わる中、それぞれの選手が考えながら、ボールをコントロールし、ポジションを取る強度の高いトレーニングとなりました。選手たちはそれぞれ、4日間のキャンプでの成長を見せていました。

「ここに集まった23人でまた活動ができることはないかもしれないけれど、ここで学んだことを自分のチームに戻ってどれだけできるかが大事。せっかくここでできるようになったことが、家に戻って、明日になってできなければ、変われない」と淀川監督は選手たちに話しました。選手たちも多くのことを学び、成長した姿を次にしっかりと見せようと決意してそれぞれの帰路につきました。

コーチコメント

西村陽介 コーチ(JFAナショナルトレセンコーチ)
この4日間、23名の選手はエリート活動の約束である「観て・感じて・行動する」、「失敗を恐れずに積極的に行動(プレー)する」ことに、ピッチ内外の様々な場面で全力で取り組んでくれました。初日から「攻守に関わり続ける」、「試合で使えるテクニックを身に付ける」、「ポジションを取り続ける」という3つのテーマを常に意識させてトレーニング、ゲームを行いましたが、最終日では選手たち自身が予測し、状況に応じてプレーしたり、変化させられる場面が随所に見られ、成長を感じることができました。

しかし、まだ基本的なミスも多く、プレーの質、守備のリスクマネジメントは課題に挙げられます。4日間を通じて選手が感じた課題や世界との差を、日頃の生活やチームで本気で「トライ&エラー」を繰り返しながら改善し、レベルを上げてきて欲しいと願っています。今回のトレーニングキャンプでは宿泊施設、アカデミー今治スタッフ、FC今治と多くの方々のサポートをいただき、選手・スタッフ共に充実した日々を過ごすことができましたことを心より感謝申し上げます。

選手コメント

髙良琴音 選手(移籍調整中)
今回のエリートプログラムを通していろいろなことを体験したり、学ぶことが出来ました。その中でも印象に残っていることがいくつかあります。1つ目は元U-16/17/18日本代表監督の吉武さんの話と、元代表選手だった大部さんの話です。吉武さんからはサッカーは「人間力が支えている」「体力・戦術・精神力があっての技術」といった話でした。この2つの言葉が印象に残っています。大部さんの話では、「自分のストロングポイントを持つこと、リアクションをすること、誰とでもコミュニケーションをとれる選手になること」の3つの言葉です。私に今まで足りなかったことが何か、気づくことが出来ました。2つ目に印象に残ったのはトレーニングです。レベルの高い中でプレーし、自分のプレーを発揮することを目標にやった結果、判断力の速さやポジショニング、裏を取るタイミングなど、多くのことがレベルアップできました。これを日常でも活かして頑張ります。

島村美風 選手(日テレ・メニーナ)
特に印象に残ったのはFC今治U-13との試合です。相手は全体的にドリブルで仕掛けてきました。その中で、私は前を向けるところで向けなかったり、スペースに仕掛けることができませんでした。良かったことは前にいる味方にボールを当てて次の動きができたこと、パスを正確に出せたこと、相手に強く身体を当てられたことです。自分のチームに戻ったら、いつでも周りを見て、前を向いてスペースに仕掛け、相手に強く身体を当てられるように頑張りたいです。

河合野乃子 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
今回、印象に残ったことがいくつかあります。1つ目は大部さんの話の中の、「誰にも負けないストロングポイントを持つことが大切」ということです。人それぞれ得意なことがあるので、自信を持って誰にも負けないといえるように、得意なことをさらに磨いていくことが大切という話が特に心に残りました。2つ目は吉武さんの話です。良いサッカー選手になるには、人間性もとても大事だと話していました。これからはこの話を自分の日常に活かせるように、周りに気を配って何かあったらすぐに気がつけるようにしていき、自分で考えて行動できるようにしていきたいです。そして、今回のエリートプログラムで教わったことをチームに戻ってみんなに伝えたいです。

西野朱音 選手(富山レディースサッカークラブ)
キャンプを通して、上手く出来たこともありましたが、改善点もたくさん見つかりました。上手く出来たことは、試合でチームメイトとコミュニケーションをとり、意図的にゴールまでつないで得点できたことです。改善点は、ボールを受けるタイミングやサポートする位置が悪かったときがありました。上手く出来たところは、自分のストロングポイントになるように磨いていきたいと思います。そして改善点は、チームに戻って修正できるようにしたいです。アンダーカテゴリーの元日本代表監督の吉武さんが言われたように、一番大切なのは人間性で、そこから体力・戦術・精神力があり、それがあってこそ技術が発揮されることを学んだので、エリートプログラムのキャンプが終わっても日常を大切にしようと思いました。

伊東珠梨 選手(FC GRANRIO SUZUKA)
4日間のトレーニングで教わったことが3つあります。1つ目はファーストタッチでのボールの置きどころを正確にすることです。ファーストタッチでボールをどこに置くかで、味方や相手の動きが変わるからです。2つ目はシュートを打つときの踏み込みです。シュートを打つときはボールの真上に顔を置くように注意します。体を反らしてしまうと良いシュートが打てません。3つ目はコントロールの角度です。シュートを打つときにボールコントロールの角度が悪いと良くありません。チームに戻っても、これらに気をつけてトレーニングしようと思います。

スケジュール

9月4日(金) PM トレーニング
9月5日(土) AM/PM トレーニング
9月6日(日) AM
11-0
トレーニング
練習試合 vs FC今治U-13
9月7日(月) AM トレーニング
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