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女子GKキャンプ 中学生年代のGK20名、3日間のキャンプを打ち上げる
2015年08月29日
2日目には冷たい雨に見舞われた女子GKキャンプも、28日に最終日を迎えました。26日の午後から4回目のトレーニングとなったこの日はゲーム形式を行い、今キャンプで教わったことを意識しながら3日間のトレーニングを打ち上げました。
2日目の夜には、なでしこジャパンのGKコーチを務める前田コーチから、FIFA女子ワールドカップカナダ2015でのGKのプレーについてレクチャーを受け、大きな刺激と受けました。普段はなかなか経験できないGKだけでのキャンプを通して、所属チームでの経験やGKとしての悩みなどを選手たちが共有する姿も見られました。
年間4回の女子GKキャンプは、これで今年度の活動が終了となりました。最後のミーティングでコーチ達は、「キャンプにきて指導を受けたことは大きなアドバンテージ。でもそれを活かせるかどうかはこれからチームに戻って、日常をどう過ごすかにかかっている」と選手たちに語りかけていました。
※昨年まで「スーパー少女プロジェクト」として実施していた活動を2015年度から「女子GKキャンプ」と名称を変えて行っています。
GKコーチコメント
轟奈都子 GKコーチ(JFAナショナルトレセンコーチ)
トレーニングキャンプに初めて参加した選手も7名いましたが、選手たちはすぐに打ち解け、明るい雰囲気で積極的にトレーニングに取り組んでいました。初日はフィジカル測定とゲーム、2日目は攻撃参加とブレイクアウェイ、3日目はクロスをテーマにトレーニングを行いました。
選手たちはトライ&エラーを繰り返しながら、どのトレーニングにも前向きに取り組み、オフザピッチの部分でも積極的に行動する姿が見られ、3日間の中でもその成長を感じることができました。
「コントロール・キック・スローの質」や「しっかりと状況を把握した中での予測・ポジショニング・判断」、「空間認知」の部分で課題が見られたので、選手たちにはそういった部分も意識し、強い意志を持って今後も継続してトレーニングに取り組んでもらいたいと思います。
今回のキャンプでもたくさんに方々にご協力いただき、感謝しています。
選手コメント
正木唯海 選手(NJSS)
このようなキャンプに参加する経験があまりなかったので、周りの人の動きを見て、自分は今何をすればよいか考えることから始めました。練習をしている時に周りを見ていると、声を大きく出している人、自分の良いプレーをするために空いているスペースに走り出している人など、たくさんの特徴を持った選手がいました。そういった選手がプレーしやすいように、サポートの位置を意識してプレーしました。
ミーティングでは「高い志」が大事だと言われました。私はどのボールにも正しい判断ができる、ムラがない選手になりたいと思っています。そのために、いろんな人のプレーを見て、考えながら強い意志を持って、これからもサッカーを続けていきます。
林桃歌 選手(青崎サッカークラブ Hanako Clover’s)
今回の女子GKキャンプを終え、良かったところは沢山の人とコミュニケーションを取り、どんどんチャレンジができたことです。また、失敗したとしても「なぜできなかったのか」を考えて、次に改善することができました。これから私がしなければならないことは、キック力をつけることとキックの質を高めることです。どんどん練習して高めていきたいと思います。そして今回学んだことをチームで活かしていきたいです。またできなかったところはチームでトレーニングをし、改善していきたいです。
加藤杏寿 選手(FC.フェルボール.MIMOSA)
女子GKキャンプを終えて、いろいろなことを学びました。今までは適当にボールを蹴り、すぐに相手に奪われてピンチになって失点につながることが多かったのですが、このキャンプでキックの精度をあげないと上にすすめないということがわかりました。次に呼ばれた時のためにしっかりと練習していきたいです。他にもクロスボールのトレーニングでは、落下地点に早く入りすぎてかぶってしまったり、ボールを落とすことが多く、それをなくすためにはしっかりボールを見て何回も何回も練習し、感覚を掴んでクロスボールを確実にキャッチしていくことだと学びました。
スケジュール
8月26日(水) | PM |
トレーニング、レクチャー、ミーティング |
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8月27日(木) | AM/PM |
トレーニング、レクチャー、ミーティング |
8月28日(金) | AM | トレーニング |