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ナショナルトレセンU-14前期開催報告①
2015年05月28日
5月21日から24日にかけて、「ナショナルトレセンU-14前期」を全国各地(青森・静岡・石川・大分)で開催しました。
東日本(北海道・東北)、関東、中日本(北信越・東海・関西)、西日本(中国・四国・九州)の各地域より選抜された総勢221名の選手が参加し、ナショナルトレセンコーチと各地域のトレセンスタッフの指導のもと、今回のテーマである“サッカーをしよう”を幹とした本質の追求をしていきました。『本気で日常を変える』ために『Intensity&Quality』にこだわり、トレーニングに取り組みました。
今回は、U-14チーフコーチ、東日本・関東U-13参加選手のコメントをご紹介します。
JFAナショナルトレセンコーチ コメント
片渕浩一郎 U-14チーフコーチ
今回のナショナルトレセンU-14前期のトレーニングでは日本サッカーの課題である「ゴール前の攻防」に時間を割きました。その中で積極的にボールを奪いに行くこと、常にゴールを意識してプレーすることを要求しました。少しずつではありますが意識は高まり、インテンシティが高い中でトレーニングができるようになりました。だからこそ観察→判断→実行を習慣化し、動きながらのテクニックの精度を高め、個人戦術から積み上げていかなければなりません。
この4日間は日常ではありません。どれだけ日常の中で継続していけるかは選手の強い意志にかかっています。そして指導者の皆さんからの働きかけが重要となります。参加した選手の中から世界へ羽ばたいていける選手が出てくることを楽しみにしています。
選手を派遣していただきましたチーム関係者の皆様、保護者の皆様、素晴らしい環境を用意していただきました関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
東日本U-13選手 コメント
佐々木勇輔 選手(ベガルタ仙台ジュニアユース)
自分は中学校2年生ですが、早生まれなのでこの4日間をU-13の選手として活動しました。他の選手が中学校1年生ということもあり、プレッシャーがあまり速くない中での練習で自分自身、ハードワーク出来ませんでした。
初日の夜にプロ選手の攻撃や守備の映像を見たことからか、2日目には皆、速いプレッシャーをかけてくるようになり、自分でもそれに対応するためにハードワークするようになってきました。さらに2日目の夜、監督の講義がありその影響からか3日目には選手一人一人が自分の特徴を活かそうと頑張っていました。その中で自分は、「見ること」を意識しながらプレーしました。最終日には3日間意識したことを自分も他の選手も試合の中で試しながらプレーしていました。自分は「見ること」と「攻守にわたって関わり続けること」を意識しながらプレーした結果、初日の自分と比較して少し向上できたと感じました。今回の合宿はすごく良い経験ができたので、合宿で学んだことを自分のチームに戻ってさらに磨きをかけていきたいです。
関東U-13選手コメント
戸水利紀 選手(川崎フロンターレU-15)
僕は2015ナショナルトレセンU-14に参加して、持ち味であるパスや運動量を発揮してやろうという気持ちで臨みました。
最初はみんなが緊張し、質の良い練習ができなかったが、練習をこなしていくうちに質が上がり、声も出て良い雰囲気の中、練習やゲームが出来たと思います。初めて会った選手もいて、ピッチ内だけでなくピッチ外でコミュニケーションを取り、新しい仲間が増えました。
このトレセンに参加する前は自分のマークを気にしてボールを取りに行かない場面が多かったが、トレセンに参加してから自分のマークを気にしながらもボールを奪う意識が高くなり、ボールを奪い切れる場面が多くなりました。
僕はトレセンに参加した経験をチームの人に教えながらも、自分もしっかり出来るようにして、自分をより高められるようにしていきたいです。