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JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12 最終日を迎える~Vol.3~
2017年08月07日
今年で3回目の開催となったJFAフットボールフューチャープログラム(以下FFP)は8月5(土)、6日(日)に2次ラウンドの3試合を行いました。768名の参加選手たちは、普段とは違う選手とチームメイトとして、普段対戦することのない他地域の選手たちと試合をしました。
8月2日(水)からの5日間で、6度の試合、クアトロゲーム(4対4の試合)、トレーニング、元日本代表選手からのサッカーについてのレクチャー等、サッカーを通じ様々な経験をした選手たちは、お互いの成長と再びピッチ上で戦うことを約束し帰路につきました。
選手・ダイレクターコメント
津川侑和 選手(徳島県トレセン/田宮ビクトリーサッカー少年団)
FFPに参加できることを聞いた時、嬉しい気持ちになったのと同時に、徳島県の仲間と一緒に他の都道府県と戦えるのが楽しみになりました。チームメイトからも頑張ってこいよと声をかけられたので気合が入りました。FFPでの初戦の沖縄戦では、相手のスピードが早くて0-5で負けてしまいました。シュートを打っても入らず悔しかったです。次にやる時は必ず勝ちます。大分と試合をしたときは、その試合で2点決めました。そのうちの1点はフリーキックでした。前の試合もフリーキックのチャンスがありましたが、下を狙って外したので、今回は上を狙いました。この時、1-5で負けていました。相手のキーパーは背が大きかったけど、フリーキックを入れたら、徳島はもっと点を取る流れができると信じて蹴りました。そして、キックした瞬間、これは入るなという感触がありました。ボールは、相手のキーパーの手に触れゴールに入りました。そしてすぐに次の1点を取りに行こうと切り替えました。試合の結果は、3-5で負けてしまいました。悔しい思いばかりしています。だけど、次の試合では自分が点を決めて勝ちます。
須藤茂光 ダイレクター
2017年のFFP初日は雨模様で不安なスタートでしたが、2日目からは天候も回復して、素晴らしいピッチコンディションの中でゲームを行うことができました。今回、本気でボールを奪いに行くプレーが全てのピッチで見ることができました。簡単に抜かれる場面もありましたが、次のプレーでも失敗を恐れず積極的に奪いに行くプレーにチャレンジしてくれました。日本の課題である「球際の激しさ」を日常のトレーニングから積み上げて来た成果だと感じています。一方、攻撃に目を転じると、パスが弱かったり、オフ・ザ・ボールの準備が悪く周りの状況を観ていなかったり、止まってプレーしていたりといったプレーでボールを失っていました。ボールを奪うテクニックをもっと高めるためにも、ボールを失わないテクニックをもっと磨いてもらいたいと思います。今よりももっと上手くなるためには日常のトレーニングしかありません。この5日間をこれからの日常を変えるスタートになる事を期待しています。
そして今年も、全国から45人のユースレフリーが参加してくれました。昨年参加してくれたユースレフリーの中に、今年のインターハイにおいて副審を務めたレフリーがいたそうです。子供達と同じように更なる高みを目指し、世界の舞台で笛を吹く夢に向かって行って欲しいと思います。
47都道府県の帯同指導者の皆様はじめ、ご協力いただいた関係者の皆様、5日間本当にありがとうございました。日本サッカーをより熱く、そして更に強くするために今後ともご協力をお願い申し上げます。
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