JFAの目標
アクションプラン2022
「JFA中期計画2015-2022」では、新たに設定した「JFAの目標2030」を達成すべく、8年間の基本戦略で設定した「JFAミッション2015-2022」を中心に、右記の通り、JFAの事業構造の11カテゴリーごとにアクションプラン2022を策定しました。
(1) 普及推進
中期計画では、「普及施策の推進」と「施設整備の推進」を新たなミッションと位置づけ、特に力を入れて推進します。「JFAグラスルーツ宣言」に基づき、年齢、性別、障がい、人種などに関わりなく、だれもが、いつでも、どこでも、安全・安心にサッカーを楽しめる環境づくりやきっかけづくりに努めます。特に、施設整備の推進にあたっては、日本代表の活動拠点となる「JFAナショナルフットボールセンター(仮称)」の整備を行うほか、助成事業を一つの柱に、サッカー界に蓄積されてきたノウハウを効率的に発信しながら、関係するステークホルダーへの働きかけも強化し、全国のサッカー場整備を推進します。
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[ 現状の課題 ]
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- ・2013-2014年度での4種年代の登録選手数の減少(-1%)
- ・子どもたちのサッカー(スポーツ)との接点の減少(一部の学校現場など)
- ・年代カテゴリーごとに途切れるサッカー環境、全体的なチーム数の減少、特に1種年代のチーム数・選手数の減少
- ・年間カレンダーの再整備(過密スケジュール対策)
- ・登録制度のあり方の検証と改善(全国の登録料と連盟加盟費等の整理)
- ・新メンバーシップ制度の導入(2種-1種移行時の8割の登録離れ、全体で2割の非更新者)
- ・サッカー場の不足
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人
- ・2022年:サッカーファミリー640万人
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[ 重点施策 ]
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- ・リーグ文化のより一層の推進Mission1
- ○ 健全なリーグ環境実現に向けた側面支援
○ 年間サッカーカレンダーの調整 - ・キッズからシニアまでのプレー環境の充実Mission1
- ○ 「JFAキッズプログラム」の推進・強化
○ シニア年代への積極的なアプローチ
- ・学校・教育現場への支援Mission1
- ○ 学校体育サポート
○ 部活動への支援
○ 部活動の顧問の環境サポート
- ・クラブ支援とスポーツ文化の創造Mission1
- ○ 多面的なクラブ支援の実施(多世代クラブ化推進ほか)
○ 「JFAスポーツマネジャーズカレッジ(SMC)」の実施
- ・障がい者サッカー等へのサポートMission1
- ○ 統括団体の設置と関連団体の法人化
○ 指導者講習会・審判講習会等への障がい者支援プログラムの導入
- ・JFAメンバーシップ制度の改革Mission1
- ○ 既存の登録制度のあり方の検証と登録推進
○ 地域/都道府県協会における各種連盟等のあり方の検討
○ 非登録更新者・サポーター・ファンも含めた新たなメンバーシップ(会員)制度の検討
- ・施設整備の推進(JFAグリーンプロジェクト)Mission2
- ○ 助成事業を軸とした施設整備推進
○ サッカー施設整備に関するノウハウ等の共有
○ 施設整備関連ステークホルダーへの働きかけ
○ サッカースタジアムの整備推進
○ JFAナショナルフットボールセンター(仮称)の整備
- ・東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連施策の実施
- ○ 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした施設整備推進とサッカーファミリー増加施策の実施
○ 日本代表特別強化プランの実施
○ 競技運営を通じた大会への貢献とノウハウの蓄積 - (女子サッカー)
・女子サッカーの普及推進Mission1 - ○ 中学生年代の受け皿充実・拡大
○ 「JFAなでしこひろば」の推進
○ なでしこ普及コーディネーターの設置推進 - (フットサル)
・J-futsa(l エンジョイ登録)の推進
・「JFAエンジョイ5」のあり方検討とその他のエンジョイ大会の新設の検討
・民間フットサル施設との連携と公認化等の検討
・学校スポーツとしてのフットサルの導入推進
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(2) 国内競技会
日本のサッカーの「普及」と「強化」を担う国内競技会。その認識に基づき、登録者にとってより一層魅力ある競技会づくりに努めます。そのために、常にプレーヤーズファーストの観点に立ち、あらゆる種別・レベルにとって最適なリーグおよびトーナメントをつくります。また、参加者が無理なく楽しめるリーグ環境となるよう、開催エリアの設定や年間のサッカーカレンダーづくりに細心の注意を払うと共に、より充実した高付加価値の競技会にするべく、リーグ運営を支える多くの関係者と協働していきます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・天皇杯全日本サッカー選手権大会のより一層の活性化
- ・国内競技会の認知度の向上、高付加価値化
- ・各種競技会の大会要項の整合性
- ・各カテゴリーの特性に合わせた、出場しやすい競技会の整備
- ・過密なリーグ対応、大会日程の調整
- ・チーム数の減少、特に1種年代のチーム数・選手数の減少対応(社会人連盟とのあり方の検討)
- ・シニア年代の活性化
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人
- ・2022年:サッカーファミリー640万人
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[ 重点施策 ]
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- ・国内競技会の充実Mission1
- ○ 天皇杯全日本サッカー選手権大会のより一層の活性化
○ 2種・3種・4種年代のリーグ環境のより一層の充実と高付加価値化
○ 各種別の大会要項の整理
○ 年間サッカーカレンダーの整理
○ 社会人連盟との協働と1種年代の活性化
○ シニア年代の競技会の充実 - (女子サッカー)
・2種・3種・4種年代の競技会の充実とプレー環境の充実
・全日本高等学校女子サッカー選手権大会の価値向上 - (フットサル)
・全日本フットサル選手権大会の価値向上
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(3) 審判
サッカーの活動に欠かせない審判。JFAは、全てのカテゴリーの競技会において、チーム・選手の力を引き出せる高いレベルの審判員を安定的に派遣できることを目指しています。また、常に世界基準を意識し、審判員、審判インストラクターの養成も推進し、世界をリードする日本型の審判指導・育成システムを確立します。さらには、審判活動に触れた多くの人々が継続して活動できるよう、審判としてのサッカーキャリアの構築イメージを共有するなど、審判の世界の魅力をより一層高めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・国際審判員の若年化に伴う将来性のある審判員の計画的強化体制づくり
- ・若年層の審判員への機会増大と育成体制づくり
- ・審判活動がしやすい環境づくり
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人(審判員32万人)
- ・2022年:サッカーファミリー640万人(審判員35万人)
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[ 重点施策 ]
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- ・世界基準の審判員の養成Mission4
- ○ トップレフェリーの強化
- ・審判員の普及推進と育成
- ○ ユース審判員の普及推進 ○ チーム/選手の力を引き出せる高いレベルの審判員の育成 ○ 審判インストラクターの能力向上と機会増大 ○ JFAレフェリーアカデミー構想(レフェリーキャラバン等を含む)の実現
- ・地域/都道府県協会審判委員会との連携強化
- ・情報伝達、共有ネットワークの構築・維持・改善
- ・競技規則の理解促進
- ・ロードマップの策定
- (女子サッカー)
・女子審判員の普及推進と育成 - (フットサル)
・審判員、審判インストラクター制度の充実
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(4) 指導者
日本代表チームが世界のトップクラスで争っていくためには、将来の代表選手が育つ環境としてのグラスルーツが重要です。そして、その子どもたちのサッカーの成長の鍵を握るのは、クラブで子どもたちに日々接する指導者です。子どもたちの日常のサッカーが、あらゆる面でレベルアップできるよう、また、プレーヤーズファーストの観点を忘れず、選手が主体的にサッカーを楽しめる環境づくりが行えるよう、より一層充実した指導者養成を行います。同時に、常に世界基準を意識し、海外との交流機会を増やすことで、代表チームを率いることのできる世界レベルの指導者の養成にも努めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・代表チームを率いることができる世界レベルの指導者の養成
- ・指導者のより一層の質の向上と暴力根絶
- ・Jリーグとのさらなる連携、相互研鑽
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人(指導者16万人)
- ・2020年:サッカーファミリー640万人(指導者17.5万人)
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[ 重点施策 ]
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- ・世界レベルの指導者の養成Mission4
- ○ 指導者の海外派遣(制度設計と実施)
○ 海外指導者の招へい(制度設計と実施) - ・指導者への強化指針(※)の徹底Mission4
- ※「JFA中期計画2015-2022」の37ページ「2015 日本代表 強化指針」を参照
- ・子どもたちの日常を支える指導者の一層の質の向上Mission4
- ○ 指導者講習会およびリフレッシュ研修会のより一層の質の向上と積極展開
○ 暴力の根絶に向けた取り組みの強化
○ 47FAインストラクターへの研修と資質向上 - ・フットボールカンファレンスやリフレッシュ研修、Jエントリー等の充実による情報共有・発信の強化
- (女子サッカー)
・女子指導者の養成 - (フットサル)
・フットサル指導者制度の確立
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(5) 育成
中期計画では、「育成環境の充実」を新たなミッションとして位置づけました。選手育成を所管する技術委員会では、日本サッカーの強化に関する現状の課題を分析し、新たに「2015 日本代表 強化指針」を策定し、全国の選手育成の現場にも徹底していくこととしました。SAMURAI BLUEや各年代カテゴリーの日本代表選手の輩出を目標として、技術委員会のあり方をはじめ、現在のトレセン制度のあり方を検証・改革すると共に、地域/都道府県協会、Jリーグをはじめとするトップリーグとの連携を強化し、サッカーを通じた豊かな人間形成も意識した、より充実した長期一貫指導体制を構築します。
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[ 現状の課題 ]
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- ・JFAエリートプログラムの再検証
- ・JFAアカデミーの検証と改革
- ・地区トレセン、都道府県トレセンの質的向上
- ・選手育成の方向性の日本全体への共有
- ・19~22歳代の試合環境の不足
- ・Jリーグアカデミーとの連携強化
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:FIFAランキング トップ20
- ・2022年:FIFAランキング トップ10
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[ 重点施策 ]
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- ・育成現場への強化指針(※)の徹底Mission4
- ※「JFA中期計画2015-2022」の37ページ「2015 日本代表 強化指針」を参照
- ・トレセン制度を軸とした育成体制の強化Mission4
- ○ トレセン制度の検証と質的向上を目指した施策の推進
○ JFAエリートプログラムの検証
○ キッズエリートのあり方の検証
○ 都道府県協会における一貫指導体制の確立と育成担当の専任化 - ・JFAアカデミーの検証と改革
- ・JFA/Jリーグ協働プログラムによる育成施策の展開・発信
- ※詳細は「(9)トップリーグ連携」に記載
- ・中体連・高体連・大学連盟と連携した育成推進
- ・ロードマップの策定
- (女子サッカー)
・トレセン制度の充実
・JFAアカデミー(女子)の充実と他地域展開の検討 - (フットサル)
・大学フットサルの強化と組織充実
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(6) 代表強化
中期計画では、「日本代表の強化」を新たなミッションとして位置づけました。SAMURAI BLUEをはじめとした日本代表チームの活躍は、日本サッカーの価値の向上に直結し、多くの子どもたちの憧れとなることで普及にもつながります。2019年までには、その代表チームの活動拠点となる「JFAナショナルフットボールセンター(仮称)」が整備され、代表強化活動により専念できる環境が整います。技術委員会が策定した「2015 日本代表 強化指針」に基づき、SAMURAI BLUEにとどまらず、各カテゴリー・年代の代表チームの強化に努め、また、常にベストのパフォーマンスを発揮できるよう万全のサポート体制を構築すると共に、選手の所属クラブ等とのコミュニケーションを密にし、代表チームの円滑な活動に努めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・男子サッカーの各代表カテゴリーにおける成績不振
- ・今後の強豪国との戦略的なマッチメーク
- ・コーチングスタッフおよびトレーニング環境の充実
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:FIFAランキング トップ20
- ・2022年:FIFAランキング トップ10
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各大会成績目標 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 FIFAランキング(男子) → → → 20位 → → → 10位 FIFAワールドカップ ベスト16 ベスト8 オリンピック競技大会(男子) メダル獲得 メダル獲得 FIFA U-20 ワールドカップ ベスト16 ベスト8 ベスト8 FIFA U-17 ワールドカップ ベスト8 ベスト8 ベスト8 FIFAランキング(女子) 4位 → → → 2位 1位 → → FIFA女子ワールドカップ 優勝 優勝 オリンピック競技大会(女子) 優勝 優勝 FIFA U-20 女子ワールドカップ 優勝 優勝 優勝 優勝 FIFA U-17 女子ワールドカップ 優勝 優勝 優勝 優勝 FIFAフットサルワールドカップ ベスト8 ベスト4 FIFAビーチサッカーワールドカップ ベスト4 ベスト4 ベスト4 ベスト4
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[ 重点施策 ]
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- ・日本代表 強化指針(※)の徹底Mission3
- ※「JFA中期計画2015-2022」の37ページ「2015 日本代表 強化指針」を参照
- ・最強の日本代表チームの編成と強化Mission3
- ○ SAMURAI BLUEの強化
○ アンダーカテゴリー日本代表の強化
○ 戦略的なマッチメークのあり方の検証
○ コーチングスタッフ・サポートスタッフの強化 - (女子サッカー)
・なでしこジャパンの強化Mission3 - (フットサル)
・フットサル・ビーチサッカー日本代表の強化Mission3
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(7) 国際競技会
サッカーは、世界で最も多くの人々に愛されているスポーツです。そして、その世界大会であるFIFAワールドカップは、世界で最も大きなスポーツの祭典です。代表チームを結成し、海外の代表チームと競う国際競技会に参加することは、日本サッカーの最も大きな喜びの一つです。日本代表が世界の頂点を目指して強豪国と競う国際競技会の盛り上がりは、サッカーを夢見る子どもたちの憧れとなり、サッカーの普及、そして、日本サッカーの価値向上につながります。JFAは、日本代表の強化に向けた戦略的なマッチメークを行い、より多くのファン・サポーターの人々に喜んでもらえるよう、国際競技会のさらなる魅力向上に努めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・FIFAワールドカップ終了後の代表戦視聴率の低下
- ・収益向上に向けたスタジアム構造の限界
- ・FIFA大会の招致とその収益の確保
- ・新国立競技場(ナショナルスタジアム)の活用
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人/ FIFAランキング トップ20
- ・2022年:サッカーファミリー640万人/ FIFAランキング トップ10
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[ 重点施策 ]
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- ・代表戦のより良い運営と収益向上Mission5
- ○ イベント運営の強化
○ 競技対応・競技運営の強化
○ カスタマーサービスの充実
○ 好視聴率の実現に向けた施策の検討・実施 - ・FIFA大会の開催Mission5
- ○ FIFAクラブワールドカップ(2015・2016年)の運営
○ 大会開催を通じた収益確保 - ・新国立競技場(ナショナルスタジアム)の活用のあり方の検討
- (女子サッカー)
・なでしこジャパン(親善試合)の活性化 - (フットサル)
・親善試合のあり方の検討と活性化施策の検討・実施
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(8) マーケティング
日本サッカーは、サッカーを愛する多くの支援者により支えられています。SAMURAI BLUEやなでしこジャパンなど、多くの人々の関心を集める日本代表、また、500万人を超えるサッカーファミリーからなる豊かなサッカーシーンこそが、日本サッカーにとってのかけがえのない財産です。
JFAは、これまでと同様、より多くの方々から支援をいただき、共に日本サッカーを発展させていけるよう、日本サッカーの価値向上に努めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・各活動におけるロゴ等の標記の統一感の欠如
- ・日本代表ブランドへの高依存
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人/ FIFAランキング トップ20
- ・2022年:サッカーファミリー640万人/ FIFAランキング トップ10
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[ 重点施策 ]
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- ・ブランディングの強化Mission8
- ○ 日本代表ブランドのさらなる強化
○ 代表以外のJFA事業の価値向上
○ JFAの各活動の基本デザインやヴィジュアル・アイデンティティ(VI)の統一(JFAブランディング)
- ・マーケティングの強化Mission8
- ○ ユースディベロップメントプログラムの積極展開(日本代表以外のJFA事業の商品開発)
○ より充実したスポンサー対応と協働プログラム
○ FIFA / AFCとのFIFAワールドカップ予選等のマーケティング権利交渉の実施
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(9) トップリーグ連携
その国のサッカーの普及・強化に責任を持つ協会と、その国の中心的な役割を担うトップリーグは、目指す方向性を共有し、連携と役割分担の整理を行い、協働する必要があります。国内トップリーグの盛り上がりは、サッカーを夢見る子どもたちの憧れとなり、サッカーの普及につながります。また、国内トップリーグが世界基準になることで、リーグを通じた選手の強化が期待されます。これらを意識し、JFAと国内トップリーグは、魅力あるスタジアムづくりや、クラブの活動環境の充実、各都道府県における育成面での協働など、その連携をより一層強化し、リーグの発展、さらには日本サッカーの価値向上に努めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・JFA-Jリーグ間および都道府県協会-クラブ間の施策レベルの連携不足
- ・Jリーグの観客数の伸び悩みと地上波放送の苦況
- ・日本代表クラスの選手の海外移籍による国内トップリーグの相対的な価値の低下
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人/ FIFAランキング トップ20
- ・2022年:サッカーファミリー640万人/ FIFAランキング トップ10
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[ 重点施策 ]
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- ・JFA/Jリーグ協働プログラム(育成プログラム)の推進Mission6
- ○ Jリーグアカデミーの客観評価「FOOTPASS」(分析・改善・格付けシステム)の実施
○ 海外スーパーバイザーの共同招へい
○ 地域の育成担当の配置
○ 国際大会の開催(大会の創設、主催FA補助等)
○ 海外遠征の促進(選抜による遠征、クラブ支援)
○ 試合環境の改善(U-21年代の取り組み、U-16環境の充実等) - ・トップリーグカレンダーの策定Mission6
- ○ FIFA / AFC / Jリーグ/天皇杯/リーグカップ等の年間カレンダーの検討
○ 関係団体との調整 - ・都道府県協会とJクラブの連携推進Mission6
- ○ 役割分担の整理
○ 都道府県協会への働きかけ - ・サッカースタジアム建設の推進に関するJリーグとの協働
- ・Jリーグとの目指す方向性の共有
- ・FIFAクラブワールドカップ(FCWC)/ AFCチャンピオンズリーグ(ACL)サポートの実施
- (女子サッカー)
・なでしこリーグとの連携
・Jクラブとの連携による女子サッカーの普及・育成 - (フットサル)
・Fリーグとの連携
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(10) 地域/都道府県協会連携
地域/都道府県協会の活動を多面的に支援すると共に、地域/都道府県協会のあるべき姿(下記参照)に向けた組織基盤の強化、人材の養成も行います。さらには、よりグラスルーツの現場に近い地区・支部/市区郡町村協会や、これまで未着手の領域であった地域/都道府県レベルの各種連盟との連携も視野に入れ、グラスルーツのより一層の充実に努めます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・地域/都道府県協会の財政の強化、組織・人材の強化
- ・地区・支部/市区郡町村協会および各種連盟のあり方の検討と連携強化
- ・各種支援制度のあり方の検討(申請・報告等の事務作業の効率化を含む)
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人
- ・2022年:サッカーファミリー640万人
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[ 重点施策 ]
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- ・地域/都道府県協会の基盤強化Mission8
- 【地域協会】
○ 地域協会の法人化推進
○ 地域協会の基盤整備支援 - 【都道府県協会】
○ 都道府県協会への支援金及び各種補助金による支援(2018年度まで現制度)
○ 2019年度以降の都道府県協会への支援金及び各種補助金のあり方の検討と支援
○ JFAサッカー施設整備事業等を柱とした都道府県協会への施設整備支援
○ 都道府県チャートの作成とその活用 - 【地域/都道府県協会 共通】
○ 地域/都道府県協会 事務局基盤強化研修の実施
○ 地区・支部/市区郡町村協会及び各種連盟の組織機構の整理と連携強化
○ 地域/都道府県協会など、各種加盟団体等との人材交流の推進 - (フットサル・ビーチサッカー)
・都道府県協会フットサル委員会とフットサル連盟の連携強化
・地域協会におけるビーチサッカー連盟の発足と競技会運営
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(11) 基盤
日本サッカーの価値の源泉は、普及と強化です。そして、その普及と強化の取り組みを支えるのが、JFAをはじめ、地域/都道府県協会など各種加盟団体の組織基盤です。
JFAは、多くのサッカーファミリーに支えられていることを常に意識し、地域/都道府県協会など、各種加盟団体と共に、その基盤強化に努め、サッカーの統括団体としての責任を果たすべく、オープンかつ誠実な姿勢で公正を貫きます。
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[ 現状の課題 ]
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- ・日本サッカー界のより一層の国際化
- ・より積極的な社会との関わり創出とアプローチ
- ・社会貢献活動の充実
- ・組織基盤の強化(内部統制システム、財政、財務・会計ほか)
- ・「Jエントリー」のスムーズな導入
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人/ FIFAランキング トップ20
- ・2022年:サッカーファミリー640万人/ FIFAランキング トップ10
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[ 重点施策 ]
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- ・国際力の強化Mission7
- ○ 戦略の立案・実行
○ 人材の派遣
○ アジア貢献
○ FIFA理事輩出
○ 国際大会・イベントの招致 - [招致対象大会・イベント(予定)]
・オリンピック日本女子代表アジア最終予選(2016)
・FIFAクラブワールドカップ(2019)
・FIFAフットサルワールドカップ(2020)
・FIFAクラブワールドカップ(2020)
・FI FA総会(2021)
・FIFA U-20ワールドカップ(2021)
・FIFA U-20女子ワールドカップ(2022)
・FIFA女子ワールドカップ(2023)
- ・社会貢献の充実Mission7
- ○ JFAこころのプロジェクト
○ リスペクト・フェアプレープロジェクト
○ JFAグリーンプロジェクト・芝生化推進
○ 東日本大震災復興支援活動
○ その他、JFAのツールや普及活動に関連した社会貢献活動 - ・社会への積極的な関わりの創出とアプローチMission7
- ○ 国・地方自治体への働きかけの強化
○ スポーツ関係団体への働きかけと協働 - ・企画調整機能の強化Mission8
- ○ 企画立案の強化
○ 戦略推進の強化
○ 調整機能の強化 - ・JFA施策の事業評価Mission8
- ○ 事業評価のあり方の検討と実施
○ 業務管理の強化 - ・コミュニケーションの強化Mission8
- ○ 広報戦略の立案
○ 自社メディアの活用(印刷物、デジタル、コンシューマー対応、日本サッカーミュージアム)
○ メディアリレーションの強化
○ メディアバイイングの実施
○ クリエイティブ・制作の強化
○ イベント・キャンペーンの強化
○ リサーチ・コンシューマーインサイトの強化
○ クライシスコミュニケーションの強化 - ・組織改革と総務・人事の強化Mission8
- ○ 常設委員会・専門委員会・大会実施委員会・特別委員会の再編
○ 事務局体制の強化(業務執行理事と事務局の裁量権限範囲の再構築等)
○ 内部統制システムの整備 - ・ガバナンス体制
- ・コンプライアンス体制
- ・リスクマネジメント体制
- ・危機管理体制
- ○ FIFA標準規約に伴うJFA規約改正と実行
○ 「JFAバリュー」(価値観)と「JFAウェイ」(行動指針)の策定
○ 地域/都道府県協会・Jリーグ、FIFA・UEFA・AFC・海外FAへの積極的な人材派遣・人事交流
○ 人事制度の刷新、人材開発の推進
○ 秘書業務(機能)の強化
○ 関連会社等の新設の検討 - ・財務・会計機能の強化Mission8
- ○ 財政計画の作成
○ 予実算管理・コスト分析機能の強化
○ 新業務・会計システムの導入
○ 会計処理の効率化・正確性の向上・迅速化 - ・法務機能の充実
- ○ 規約改正
○ ガバナンス・コンプライアンス徹底
○ 法務体制整備
○ 契約業務 - ・立法・司法対応
- ○ 評議員会対応
○ 規律委員会・裁定委員会・不服申立委員会対応 - ・医学関連活動の推進
- ○ メディカルネットワークの整備と活用
○ メディカル情報の発信・伝達 - ・登録管理の強化
- ○ 登録管理機能の改善
○ Jエントリープロジェクトの推進 - ・IT活用による業務改善
- ○ 情報セキュリティーの向上
○ 業務システムの改善 - ・JFA創立100周年記念事業の実施
- ○ イベント・記念試合・文化事業の実施
○ 記念式典(JFAアワード)の実施
○ 出版物・アーカイブの制作
○ JFAのメッセージ発信
○ FIFA総会の招致
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女子サッカー
2011年、なでしこジャパンはドイツで開催されたFIFA女子ワールドカップで優勝、翌年の第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)では銀メダルを獲得しました。日本の女子サッカーへの注目度は徐々に高まっています。JFAは、2015年にカナダで行われるFIFA女子ワールドカップ終了後に「なでしこビジョン」の総括を行いますが、引き続き、女子サッカーを日本女性のメジャースポーツにするべく、グラスルーツの関連施策をより一層充実させ、JFAアカデミーなどを中心に、強化・育成に力を入れていきます。そして、2030年までには、選手(フットサルを含む)・指導者・審判のJFA登録者数の女性割合を10%まで高めます。
※「(1)普及推進」から「(11)基盤」までに記載した「女子サッカー」の記載内容を再掲しています。
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[ 現状の課題 ]
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- ・プレー環境の整備(2種・3種・4種)、受け皿の不足
- ・女子サッカーの認知度の向上、魅力の向上
- ・なでしこジャパン国際親善試合の高付加価値化(収益性の確保)
- ・指導者、審判の養成
- ・都道府県協会における女子サッカー普及の担い手の確保
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人
- ・2022年:サッカーファミリー640万人
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各大会成績目標 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 FIFAランキング(女子) 4位 → → → 2位 1位 → → FIFA女子ワールドカップ 優勝 優勝 オリンピック競技大会(女子) 優勝 優勝 FIFA U-20 女子ワールドカップ 優勝 優勝 優勝 優勝 FIFA U-17 女子ワールドカップ 優勝 優勝 優勝 優勝
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[ 重点施策 ]
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- ・女子サッカーの普及推進【普及推進】Mission1
- ○ 中学生年代の受け皿の充実・拡大
○ 「JFAなでしこひろば」の促進・チーム創設支援
○ なでしこ普及コーディネーターの設置推進 - ・2種・3種・4種年代の競技会の充実とプレー環境の充実【国内競技会】
・全日本高等学校女子サッカー選手権大会の価値向上【国内競技会】
・女子審判員の普及推進と育成【審判】
・女子指導者の養成【指導】
・トレセン制度の充実【育成】
・JFAアカデミー(女子)の充実と他地域展開の検討【育成】
・なでしこジャパンの強化【代表強化】Mission3
・なでしこジャパン(親善試合)の活性化【国際競技会】
・なでしこリーグとの連携【トップリーグ連携】
・Jクラブとの連携による女子サッカーの普及・育成【トップリーグ連携】
- ・国際大会の招致【基盤】
- ○ オリンピック日本女子代表アジア最終予選(2016)
○ FIFA U-20女子ワールドカップ(2022)
○ FIFA女子ワールドカップ(2023) - ・ロードマップの策定【共通】
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フットサル・ビーチサッカー
フットサルが、いつでも、どこでも、だれでも楽しめるスポーツとなることを目指し、その普及に努めます。フットサルは、サッカーに身近に触れる機会となるだけでなく、技術の向上手段として、サッカーに寄与してきます。また、屋内最高峰のスポーツを目指し、屋内競技スポーツとしての定着、強いフットサル日本代表の実現に、Fリーグと共に努めていきます。ビーチサッカーについては、徐々に競技人口も増えつつあり、引き続き、国内競技会の運営体制の整備、競技会を通じた普及活動、プレー環境の整備に努めます。
※「(1)普及推進」から「(11)基盤」までに記載した「フットサル・ビーチサッカー」の記載内容を再掲しています。
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[ 現状の課題 ]
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- ・国内競技会の充実
- ・Fリーグの活性化、認知度の向上
- ・「J-futsal」(エンジョイ登録)のあり方
- ・都道府県協会におけるフットサル委員会と連盟の役割整理
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[ リンクする目標 ]
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- ・2018年:サッカーファミリー560万人
- ・2022年:サッカーファミリー640万人
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各大会成績目標 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 FIFAフットサルワールドカップ ベスト8 ベスト4 FIFAビーチサッカーワールドカップ ベスト4 ベスト4 ベスト4 ベスト4
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[ 重点施策 ]
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- ・「 J-futsal(」エンジョイ登録)の推進 【普及推進】
- ・「JFAエンジョイ5」のあり方検討とその他のエンジョイ大会の新設検討 【普及推進】
- ・民間フットサル施設との連携と公認化等の検討 【普及推進】
- ・学校スポーツとしてのフットサルの導入推進 【普及推進】
- ・全日本フットサル選手権大会の価値向上 【国内競技会】
- ・審判員、審判インストラクター制度の充実 【審判】
- ・フットサル指導者制度の確立 【指導者】
- ・大学フットサルの強化と組織充実 【育成】
- ・フットサル・ビーチサッカー日本代表の強化 【代表強化】Mission3
- ・親善試合のあり方の検討と活性化施策の検討・実施 【国際競技会】
- ・Fリーグとの連携 【トップリーグ連携】
- ・都道府県協会フットサル委員会とフットサル連盟の連携強化 【地域/都道府県協会連携】
- ・地域協会におけるビーチサーカー連盟の発足と競技会運営 【地域/都道府県協会連携】※ビーチ
- ・FIFAフットサルワールドカップ(2020)の招致 【基盤】
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