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MIRAIへつなぐ「夢の教室」 in 豊田 新たに中学校でも実施
2023年12月26日
JFAこころのプロジェクトでは、2014年度から「夢の教室」の実施に関する協定を豊田市と締結しています。また、2015年度からは、愛知県豊田市、トヨタ自動車株式会社、中京大学、JFAが一体となり、豊田市内の子どもたちに「夢の教室」を届ける「MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田」として活動を展開。従来は小学5年生を対象として実施していましたが、今年度より小学校での実施に加えて、中学2年生でもスタートしました。
中学校での今年度最後となる授業に登壇したのは、名古屋フィルハーモニー交響楽団第6代音楽監督を務める、川瀬賢太郎さん。「出会いの時間」ではお仕事をはじめ指揮棒や楽譜についても紹介していただいた後、卒業式に向けた合唱曲を川瀬さんの指揮で合唱。音楽室がとても温かい空気に包まれ、生徒にアドバイスも伝えていただき、とても貴重な時間となりました。「トークの時間」では指揮者という夢を持ち、叶えるまでに直面した挫折、それを救った「2つの出会い」など、ご自身の経験の話を通して、生徒たちに熱いメッセージを伝えていただきました。
中学校での「MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田」は、来年度も引き続き開催予定です。
夢先生コメント
川瀬賢太郎さん(名古屋フィルハーモニー交響楽団)
夢は叶えることも、叶ってからも大変です。でも叶えることも、苦労を乗り越えることも「好き!」というエネルギーが1番大事!好きな事を見つけることも、好きな事を好きでい続けることもどちらも素敵です。若い皆さんにそれが伝わっていたら嬉しく思います。
下山中学校の皆さんは本当に素直でキラキラした目をした子どもたちでした。夢を叶えた先生という立場で参加した僕ですが、忘れかけていた純粋な気持ちのようなものをそんな皆さんからたくさんもらうこととなりました。音楽は世界共通の言葉とも言えます。国や性別、年代関係なく人と繋がりあえる魔法の言葉です。僕が音楽をやり続けている限りまた皆さんとお会いできる日が来るでしょう。僕の夢がまた一つ増えた1日でもありました。
自治体担当者コメント
原田行滋さん(豊田市 生涯活躍部 スポーツ振興課)
「夢を持つことや、その夢に向かって努力することの大切さ」
「仲間と協力することの大切さ」などを伝える「夢の教室」
豊田市は2014年から市内小学校3校でスタートしたこの事業に賛同し、2015年から中京大学、トヨタ自動車株式会社、JFAとの全国初の産官学4者連携体制で取り組んでいます。今年度新たに中学2年生も対象としてスポーツアスリートの他、文化芸術活動で活躍されている方に積極的に夢先生として登壇してもらい、中学生の多感な時期に、今後の進路選択の視野を広げてもらい、より具体的に将来をイメージしてもらいたいと考えています。
名古屋フィルハーモニー管弦楽団第6代音楽監督である川瀬賢太郎氏に夢の教室に登壇いただき、生徒の合唱を指揮し、アドバイスを送るなど音楽でコミュニケーションを図り、
・「夢」を抱くってとても大切なこと。
・「夢」を想像すると、とてもワクワクする。
・「夢」は何個でもたくさん持つことができる。
・「夢」があるから努力もできるし、頑張れる。
・「夢」に向かってどのように取り組んで行くのか。
を、「夢」を叶えた川瀬氏が、自身の経験に基づき、その素晴らしさを伝えてくれました。
川瀬氏からのメッセージを受け取った生徒たちにはこれから、自分の今後の人生や夢に向かって取り組んでもらいたいです。今後も豊田市は関係機関と連携しながら「夢の教室」を通じて、多くの児童、生徒に「夢を持つことや、その夢に向かって努力することの大切さ」を伝えていきたいと思います。
担任コメント
佐原 先生(豊田市立下山中学校)
中学卒業後の進路について生徒が考えている時期に、夢についての授業を行っていただきありがとうございました。夢先生からは「今しかできないことを心ゆくまで一生懸命楽しんで!」「何事も期限を決めて取り組む」「きっかけは日常に転がっている」などの夢を叶えるためのアドバイスを頂きました。挫折をしながらも、夢に向かって取り組んできた夢先生のお話は、きっと生徒の心の中にも残っていると思います。これまで自分の夢についてなかなか考えることが難しかった生徒でも、夢シートを見てみるとたくさん書くことができていました。私自身、生徒が「夢の教室」で得た経験や想いを、将来へ繋げることができたらと思います。
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