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被災地の皆さんの支援と一日も早い復興に向け、チャリティーマッチを開催へ 財団法人日本サッカー協会会長 小倉純二
2011年03月16日
東北地方太平洋沖地震、長野県北部地震で被災された方に心からお見舞い申し上げます。
日本サッカー協会(JFA)は、3月25日と同29日(火)にそれぞれエコパスタジアム(静岡)と国立競技場(東京)で開催する予定だった「キリンチャレンジカップ」を中止し、代わって3月29日(火)に大阪・長居スタジアムでSAMURAI BLUEとJリーグ選抜チームのチャリティーマッチを開催することを決めました。
我々は当初、同じく地震によって被害を受けたニュージーランドと日本両国のために、ニュージーランド代表とのチャリティーマッチを検討し、同サッカー協会と交渉していました。しかし、3月17日のお昼すぎに同協会の会長から「我々も2月の地震で被害を受けて日本には共感しているが、不確実な状況が続き、選手や家族が不安を感じている。議論を重ねた末、やむなく来日を断念した」という一報が入りました。政府関連機関、プロフットボール選手協会、チームマネジメント及びスタッフとの長時間にわたる協議の後に下した苦渋の決断だということでした。
今回の試合の開催にあたっては、ファン・サポーターの皆さんから「困難な時だからこそ日本代表が人々に勇気と、明るい話題を与えるべきではないか」というご意見を多数いただきました。ザッケローニ監督をはじめ日本代表選手からは「被災者の方々の手助けとなる事や勇気づけるような事をしたい」という強い希望もありました。
こういった声がある一方で、この時点でチャリティーマッチを開催することは時期尚早ではないかというご意見もありました。我々としましてはこれらの意見を踏まえ、熟慮に熟慮を重ねました。そして、やはり、困難な時だからこそチャリティーマッチを実施し、微力ではあるとしても被災地の皆さんの支援と一日も早い復興のために役立てたい、そして支援の輪を広げるための大きなきっかけとしたい、という想いからチャリティーマッチの開催に踏み切りました。試合会場につきましては、余震や交通機関、電力不足の影響がない大阪・長居スタジアムで実施することにしました。
被災地の状況を案じ、温かいお見舞いの言葉とご支援をいただいている世界各国の人々に対しましても、日本国民がこの難局に負けずに頑張っている姿を発信することが大切なことだと考えています。また、今回の震災の影響で外出を控えている子どもたちを元気づけ、強い精神力と生きる力を持ってもらいたいとも思っています。
なお、この試合の収益金は義援金として被災地に寄付するとともに、試合会場では募金箱を設置するなど観戦者の皆様にもご協力いただき、みんなで力を合わせて被災者の方々を激励したいと思っています。
被災地の皆さんが希望や勇気、気力を失わずに、なんとかこの困難を乗り越えていただきたいと願ってやみません。
財団法人 日本サッカー協会
会長 小倉純二
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