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JFAグリーンプロジェクト活動報告「2017年ポット苗植えレポート」

2017年07月05日

JFAグリーンプロジェクト活動報告「2017年ポット苗植えレポート」

2008年にスタートしたJFAグリーンプロジェクト「ポット苗方式による芝生化モデル事業」は10年目を迎え、今年は全国28施設に約48万株のポット苗を提供、5月から6月にかけて全国各地でポット苗の植付け作業を実施しました。

ポット苗の植付け作業では、インストラクターが植付けの指導を行った後、50センチ間隔で苗を植えていき、最後に足で踏み込みます。とても簡単な作業のため、小さな子どもから年配の方まで一緒になって作業をすることができ、地域コミュニティ活動としても役立っています。

5月から6月の時期に苗の植付け作業を実施する理由は、芝生の成長に欠かせない水の確保です。梅雨時分は降雨に期待できることと、グラウンドや園庭に水たまりができて外遊びが減ることから、苗への負荷が減少して成長が促されるというメリットがあります。

等間隔に植付けられた苗が成長し、緑一面となるまでは約3ヶ月かかります。子どもたちが緑一面の天然芝のグラウンドの上でサッカーをしたり、裸足で駆け回っている光景を期待したいです。

実施した感想について

上野通子 平塚市 育英幼稚園園長
園庭を芝生化しようと思った経緯は、園児たちを素足で遊ばせる環境を作りたいという想いが一番でした。そんなときに、JFAのホームページで今回のプロジェクトを知り応募しました。植付え当日は、幼稚園の園児、職員、保護者、湘南ベルマーレの関係者、JFA職員を合わせ約40名が集まり、園児たちも楽しそうに作業を行っていました。一緒に植えた保護者からも、作業しながら楽しそうな会話が生まれていた様子も良かったです。これから、幼稚園の関係者で芝生を大事に育てていき、緑一面の天然芝の上でサッカーボールで遊びたいと思います。この度は、芝生を提供していただきありがとうございました。

柿原淳男 NPO法人成田臨空スポーツ文化推進ネットワーク理事長
千葉県芝山町には、成田空港の騒音による移転跡地が多数あり、それに伴う人口流出も多くなっている社会課題があります。それらの移転跡地を活用し、芝生のグラウンドを作っていくことでサッカーをする場所を増やすこと、交流人口を増やすことを計画し、今回のグリーンプロジェクトに応募しました。今回のグラウンドは、その第1歩です。苗植え日は、地元のサッカークラブの方や地域の皆様、総勢100名に参加していただき、約2時間で植付けを終えることができました。今後、地域の皆さんと維持管理を協力して行っていき、天然芝のグラウンドを増やしていけるようにがんばっていきたいと思います。

JFAグリーンプロジェクト

子どもたちの外遊びを促し、
また、人々が集う地域コミュニティの場として、
芝生のグラウンドは重要な役割を担っている。

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