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JFAグリーンプロジェクト活動報告「富山県 たいらクロスカントリー場」
2017年04月19日
ポット苗方式芝生化モデル事業を行った施設の実施レポートです。
実施年度:2016年度
所在地:富山県南砺市
施設名称:たいらクロスカントリー場
芝生化面積:9,890㎡
提供苗株数:39,560株
苗植え時期:2016年6月24日(金)~26日(日) 9:00~15:00
参加人数:3日間で約160名(地域の皆さん120名、関係者40名)
実施した感想と今後の展望について
長田政哉 施設指定管理者 担当
たいらクロスカントリー場は、冬季のクロスカントリースキーコースとして整備されました。クロスカントリースキーの県大会や全国高校総体、全国中学校スキー大会を開催した実績のある競技場です。冬季は常設のクロスカントリースキーコースとして大いに利用頂いている反面、夏季の利用は地元中学校、高校スキー部のトレーニング利用が大半で、指定管理者として何とか夏季の施設価値を高め、利用者増加を図ることはできないかと思案していた時に紹介して頂いたのが、この芝生化モデル事業でした。
6月24日から26日の3日間で行った芝生化には、地域の施設として、グラウンドへの愛着を、より多くの人に持ってもらうため、幅広いスポーツ愛好者に植え付け作業への参加を呼び掛けました。地元スキークラブ、中学生、高校生、富山県サッカー協会、地域住民の皆さんなど延べ約140名の協力を得て植え付けを行いました。植え付け後は、インストラクターの方のアドバイスのもと、散水、施肥、芝刈りと試行錯誤しながら芝生を育てました。当初は、広いグラウンドに芝生が広がるのかと不安もありましたが、順調に育ち、8月上旬にはほぼ一面緑色のグラウンドになってくれました。毎年8月下旬に行われるたいらクロスカントリー大会の参加者の方は、昨年までの砂のグラウンドとの違いに驚き声を上げておられました。また、地域の運動会も初めて、たいらクロスカントリー場で行われ、地域住民の健康増進の場として活用して頂いたと同時に、空いたスペースを子供たちが元気に走り回る姿が非常に印象的でした。
今後は、芝生のグラウンドを多くの方に知ってもらえるように、まずは地域の皆さんに広く利用を呼び掛けていきたいです。また、少年サッカーの練習や大会で利用して頂けないかと考えています。このグラウンドの芝生化のために、散水設備、芝刈り機など初期費用は少なからず掛かりました。しかし、冬季はもとより、夏季もたいらクロスカントリー場を多目的に利用して頂けるようになり、体育施設としての価値を更に高めたいと考えています。また、芝生化されたグラウンドは、子供も大人もお年寄りにとっても憩いの場、健康増進の場となり、コミュニケーションの輪を育む役割を果たす施設になると期待しています。
JFAグリーンプロジェクト
子どもたちの外遊びを促し、
また、人々が集う地域コミュニティの場として、
芝生のグラウンドは重要な役割を担っている。
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