熊本県
ソレッソ熊本U-12が激闘を制し、2年ぶり8度目の全国出場を決める
ソレッソ熊本U-12 3-1(前半2-0、後半1-1) FC Ants
11月23日、県営八代運動公園にて、第44回JFA 全日本U-12サッカー選手権 熊本県大会の決勝戦が行われました。決勝戦に駒を進めたのは、2年ぶり8度目の全国大会出場を目指すソレッソ熊本U-12と、全国大会初出場を目指すFC Antsの対戦になりました。ソレッソは決勝戦まで得点32点、失点5点、一方Antsは得点21点、失点5点と、両チーム共に高い攻撃力と堅実な守備で勝ち上がってきました。
前半は、ソレッソの猛攻によりスタートしました。野口蓮人選手を中心にサイドからの攻撃と、空いたスペースへのスルーパスで、Antsゴールに襲い掛かります。試合が動いたのは、7分。コーナーキックに平井一輝選手が上手く右足を合わせゴール右隅にシュートを決め、ソレッソが先制します。勢いに乗ったソレッソは、続く8分またもやコーナーキックのチャンスを得ると、コーナーから高く上げられたボールに甲田清太郎選手が頭で合わせ、2点目を奪いました。ここからソレッソの流れになるかと思われましたが、Antsが高い集中力で、それ以上の失点は許さずに前半が終了しました。
後半は、2点をリードし勢いに乗るソレッソと、早い時間に1点を取り逆転を目指すAntsがキックオフから一進一退の攻防を繰り返します。再び試合が動いたのは28分、前半からボールタッチで高い技術を見せていたAnts竹野楓太選手が中盤から単独でボールを運びそのまま右足でシュートを決め、1点を返します。早く同点に追いつきたいAntsでしたが、ソレッソが流れを引き戻します。35分、野口選手が空いたスペースにボールを出すと、宮崎叶選手がそれをワンタッチで戻し、ワンツーの流れからダメ押しの3点目を決めました。そのまま終了のホイッスルが鳴り、ソレッソ熊本U-12が3−1で勝利。2年ぶり8回目となる全国大会出場の切符を掴みました。
監督・選手コメント
三角将行 監督(ソレッソ熊本U-12)
まずは、優勝という結果を残せたことを嬉しく思います。相手のAntsさんは、前への推進力が高く、非常に攻撃力の高いチームでしたが、全員で集中して守る事ができました。普段あまり得点する事がないセットプレーで2点入ったので、やはり公式戦は何が起こるか分かりません。しかし、その“何か”をうちが引き寄せられたのは、これまでに対戦した選手たち、ベンチメンバー、スタッフ、一番のサポーターである保護者の方々の想いだと思っています。色々な方に支えられながらこのような結果を出すことができました。全国大会でも、しっかりとみんなの想いを繋いで全力で闘いたいと思います。
野口蓮斗 選手(ソレッソ熊本U-12)
決勝戦は、チームの仲間とコーチで声を出していつも通りのプレーをしようと挑みました。決勝の雰囲気は独特で、思ったように体が動かず自分の中で少し焦りはありましたが、先制点を取ると少しずつ自分達のプレーができるようになりました。2点目を決めるとチームが勢いづいて集中力が増して、チームとしての一体感を感じる事が出来ました。県大会を優勝できてうれしい気持ちと安心した気持ちが今はあります。全国大会では、もっと厳しいゲームがあると思いますが、キャプテンとしての責任をしっかり持ち、見ている人たちに感動を与えるようなゲームができたらと思います。全国NO.1を目指して頑張ります。
平井一輝 選手(ソレッソ熊本U-12)
僕は、去年の決勝戦ではシュートを外して負けてしまったので、今年は絶対に自分で得点して優勝したいと思っていました。早い時間で先制点が取れて、チームに勢いをつけられて良かったです。全国大会では、強いチームと対戦して、自分がどこまでやれるか試してみたいです。チームとしては日本一を目指してやってきたので、力を合わせて、目標を達成したいと思います。初めての全国大会なので、楽しみたいです。
優勝 | ソレッソ熊本U-12 |
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準優勝 | FC Ants |
3位 / 4位 | ブレイズ熊本ジュニア / エボルピア苓北FCY |
準優勝:FC Ants
3位:ブレイズ熊本ジュニア
4位:エボルピア苓北FCY