神奈川県
バディーSCが昨年の借りを返し、横浜F・マリノスプライマリーを下し、神奈川県第1代表に
横浜F・マリノスプライマリー 1-3(前半0-2、後半1-1) バディーSC
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会 神奈川県大会の決勝が11月23日、大和なでしこスタジアムで行われました。快晴の中行われた決勝戦は、昨年と同じ、バディーSCと横浜F・マリノスプライマリーの対戦となりました。バディーは決勝までの5試合で得点18点、失点1点と高い攻撃力と堅い守備で勝ち上がり、一方のF・マリノスも得点22点、失点2点と圧倒的なボール支配率を武器に勝ち抜いてきました。
試合は立ち上がりから、バディーがアグレッシブにアクションを起こします。4分、勝又悠月選手が相手ボールを奪い、切れのあるドリブルでチャンスを演出。7分には毛利貴大選手のロングスローからこぼれたボールに吉岡杜萌輝選手がシュートを放ちますが、得点には至りません。一方、F・マリノスは佐々木悠太選手を中心にボールを動かします。3分には小野口昇選手が巧みなボール運びで右サイドから中央へ切り込んで左サイドの小野寺パトリック選手へつなぎ、そこからのクロスボールを入れますが、ゴールを奪うことが出来ません。さらに、慌てずにボールを保持しながらチャンスを伺いますが、決定機を作れません。お互いにチームの特徴を出し拮抗した中で11分、バディー勝又選手が相手ボールを奪って左サイドを力強く切り裂き、クロスを入れるとゴール前へ走りこんできた吉本翼選手が冷静に対応し、待望の先制点が決まりました。勢いに乗るバディーは16分に吉本選手からのスルーパスが勝又選手に通り、これを確実に決めて2点差とします。F・マリノスは17分にコートを広く使ったパス交換から朝野颯太選手が抜け出しシュートを放つも得点には至りません。18分に小野寺選手が左サイドからクロスボールでチャンスを演出しますがこれも得点にはつながらず、そのまま前半を終了しました。
後半もバディーのアグレッシブなプレーは続き、23分に毛利選手からのクロスボールに勝又選手が合わせますが、ゴールを捉えることは出来ません。24分には自陣で相手ボールを奪った原田誉裕選手が前線に絶妙なスルーパス、抜け出した勝又選手が冷静にゴールネットを揺らしリードを3点に広げます。追うF・マリノスは陣形を変えボールポゼッション率を上げて反撃します。31分、左サイドの小林瞭介選手のサイドチェンジから斎藤成竜選手がクロスボールを上げるも得点には至らず、33分には左サイドでの細かいパスワークからシュート。CKを獲得すると川内太良選手が見事なヘディングシュートで1点を返します。この勢いで、攻撃の強度を上げるF・マリノスは34分に川内選手が強烈なシュートを放ちますが、バディーGK岩田幹太郎選手のファインセーブに阻まれます。更に38分、得意のパスワークからチャンスを作りますが、ゴ−ルを奪うことは出来ません。
このまま試合終了のホイッスルが鳴り響き、昨年度の借りを返し3対1でバディーSCが勝利しました。
神奈川県は昨年度バディーSCが全国優勝を成し遂げているため、バディーSCと横浜F・マリノスプライマリーが全国大会に出場となります。
監督・選手コメント
佐野裕哉 監督(バディーSC)
決勝までの道のりは簡単なことではなく、選手達とともに全力で挑んできました。決勝でも選手たちの素晴らしいパフォーマンスに感謝するとともに勝利できたことにホッとしています。全国大会では2連覇が掛かっていますが、気負いせず選手と共に全力で頑張ります。
吉岡杜萌輝 選手(バディーSC)
決勝では先制点を取った後の声掛けやバランスが良かったので試合終了まで大事に続けました。今後も今日までの試合を通じて良かった点を継続し、頑張りたいです。また、神奈川県第1代表として胸を張って鹿児島に乗り込み2連覇を目指して頑張ります。
優勝 | バディーSC |
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準優勝 | 横浜F・マリノスプライマリー |
3位 | SCHフットボールクラブ / CFG-YOKOHAMA |
努力賞 | 横浜F・マリノスプライマリー |
グッドマナー賞 | SCHフットボールクラブ |
準優勝:横浜F・マリノスプライマリー
3位:SCHフットボールクラブ
3位:CFG-YOKOHAMA