香川県
丸亀フットボールクラブがPK戦までもつれる大接戦を制し、2年連続9回目の全国へ
FCディアモジュニア 0-0(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-0)PK2-3 丸亀フットボールクラブ
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会 香川県大会の決勝が11月22日、香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場で行われました。
晴天、無風という穏やかな天候で行われた決勝は、2年連続9回目の出場を目指す丸亀フットボールクラブと今夏の県選手権を制し悲願の初優勝を目指すFCディアモジュニアの対戦となりました。丸亀FCは決勝までの4試合で11得点0失点の抜群の攻撃力と安定した守備で勝ち上がり、ディアモは16得点3失点の圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきました。
キックオフと同時に早くも試合が動きます。1分、丸亀FCがコーナーキックのチャンスで唐渡健太郎選手からのゴールに向かうボールをディアモGK多田夏樹選手がパンチングでクリア、そこから味方に繋がり、田中寛祐選手が相手ディフェンス3人をドリブルで突破し、一気にゴール前に運びますが、丸亀FCのディフェンス陣も粘り強く対応しシュートを阻止します。その後もディアモは向江昴祐選手が左右に展開し、大空星那選手が再三左サイドを駆け上がりチャンスを演出しますが、丸亀FCは粘り強い守備で対抗する展開が続きます。お互い先取点を取りたいという強い気持ちがぶつかり合うも得点には至らず、試合はスコアレスで折り返します。
後半は丸亀FC牧野仁紀選手が良い位置でボールを奪い、田中孝河選手にボールを集めディアモゴールを脅かすなど、丸亀FCがペースをつかみチャンスを作り攻め込みますが、ディアモGK多田選手が立ちはだかり、得点を奪うことができません。一進一退の攻防が続く試合は延長戦に入りました。
延長戦も共に譲らない試合展開となる中、49分ディアモ原田潤選手が混戦を抜け出し、GKと1対1の場面でシュートを放ちますが、惜しくもこれはポストに当たり、勝負は13年ぶりのPK戦に持ち込まれました。緊張感が漂う中、先行の丸亀FCは3人とも落ちついて決めます。ディアモは3人目のシュートがポストに阻まれ、大接戦に決着がつき、丸亀フットボールクラブが2年連続9回目の全国大会への切符をつかみ取りました。
拮抗した試合を繰り広げ、緊張から解き放たれた嬉し涙とわずかに一歩及ばなかった悔し涙の両チームの選手に対し、観客席から温かな拍手が送られました。
監督・選手コメント
片岡泰昌 監督(丸亀フットボールクラブ)
2連覇を達成することができて嬉しく思います。キャプテンをはじめ選手が最後までとにかく頑張ってくれました。
今年は大会が行われるか心配でしたが、4種委員会並びに協賛各社のご尽力により開催していただいたことに感謝します。全国大会では丸亀うちわのごとく、多彩で優美な丸亀旋風を起こせられるよう、選手と共に一戦一戦を全力で戦いたいと思います。
牧野仁紀 選手(丸亀フットボールクラブ)
決勝は攻守ともに白熱した試合でしたが、気持ちを一つにして全員で戦い、応援の力で勝利することができました。全国大会では、緊張せず一試合一試合を大切に戦い、予選突破をできるように頑張りたいです。
木村練太郎 選手(丸亀フットボールクラブ)
今日はディアモ相手に無失点で抑えることができたことが一番良かったです。今まで練習してきたこと(飛び出し、構え、キャッチ、弾くこと)をいつも以上に試合で出すことができ、キックは今大会で一番よくできました。PK戦では片岡コーチから言われた通り、上手く心理戦を使い相手を読んで、3人目はボールに触れてポストに当たり止めることができました。全国大会では練習してきたことを出し切り、悔いのないようにプレーし、優勝を目指します。
優勝 | 丸亀フットボールクラブ |
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準優勝 | FCディアモジュニア |
3位 / 4位 | 香東川サッカークラブ / 柞田サッカースポーツ少年団 |
努力賞 | 太田サッカースポーツ少年団 |
敢闘賞 | さぬき南フットボールクラブ |
準優勝:FCディアモジュニア
3位:香東川サッカークラブ
4位:柞田サッカースポーツ少年団