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2015年度JFA第8回理事会を開催
2015年09月17日
日本サッカー協会(JFA)は本日(9月17日)、理事会を開催し、追加副審の導入を検討するプロジェクトの立ち上げやJFA/Jリーグ協働事業の具体的内容、「寄付月間~Giving December~」の賛同パートナー(法人)として同活動に参画することなどについて協議しました。
サッカーの試合において、ボールがゴールラインを越えたか否かを正確に見極めることは非常に重要です。そこでJFAは、得点の見極めをより確実にするとともに、ペナルティエリア内で起こる事象に対して正確なジャッジをすることを目的に、「追加副審(アディショナルアシスタントレフェリー/AAR)」の導入を検討するプロジェクトを立ち上げることを決め、同時に、このプロジェクトで「ゴールラインテクノロジー(GLT)」の実現性についても審議していくことになりました。
AARは、ゴールライン付近にもう一人審判員を配置させ、得点の判定を見極めるもので、UEFAの主要大会のほか、ベルギーリーグ・カップ、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールが導入しています。
一方のGLTは、ゴールか否かを機械を使って判定する技術で、昨年のFIFAワールドカップブラジル大会で初めて導入されました。同大会では、わずか1.5cmという、人間の目では見極めきれないゴールインが認められた事例があります。ワールドカップをはじめとするFIFAの主要大会やイングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガ、フランスリーグ、イタリアのセリエA(昨シーズンまではAARを採用)でこのテクノロジーが採用されています。
検討プロジェクトでは、AAR、GLTそれぞれのメリット、課題、費用などトータルで検討してくこととしており、上川徹審判委員長をリーダーに、審判委員会や技術委員会、競技運営部、Jリーグフットボール本部、日本プロサッカー選手会からメンバーを選出することになっています。
JFA/Jリーグ協働事業についてはこれまでも議論されてきたことですが、今回の理事会では、支援の内容や予算の配分などより詳らかな施策が提出され、承認されました。
そのほか、寄付月間推進委員会が進める「寄付月間~Giving December~」の賛同パートナー(法人)として同活動に参画すること決定。また、モンゴルサッカー連盟とパートナーシップを締結することも決まり、U-14女子代表監督を日本から派遣するほか、サッカー施設の建設・管理、スポーツ医科学等、専門知識の交換など、幅広い分野で協力体制を築いていくことになりました。ちなみに、他協会/連盟とのパートナーシップ締結は、2005年のフランスサッカー連盟に始まり、スペイン、ドイツ、シンガポール、タジキスタン、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、ベトナム、イラン、インドに続き、今回で11件目となります。
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