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ブラインドサッカー男子アジア・オセアニア選手権 第3位で世界選手権出場権を獲得
2022年11月22日
11月11日(金)〜18日(金)にインド・コチにて、「IBSA ブラインドサッカーアジア・オセアニア選手権 2022」男子カテゴリーが開催されました。日本代表は、予選はウズベキスタン、オーストラリア、韓国、イランに勝利し4戦全勝で通過。準決勝ではタイと対戦し0-0でPK戦の末敗れ3位決定戦に進みましたが、3位決定戦ではイランと対戦し0-0でPK戦の末勝利し、第3位で大会を終えました。
惜しくもパリ2024パラリンピック出場権獲得は逃しましたが、大会通して無失点、予選グループリーグではイランから公式戦初勝利を挙げるなどの活躍を見せ、2023年8月にイギリス・バーミンガムで開催される世界選手権の出場権を獲得しました。また日本の黒田智成選手が、大会通算9ゴールを挙げ、得点王を受賞しました。
最終順位
優勝:中国/第2位:タイ/第3位:日本/第4位:イラン/第5位:韓国/第6位:マレーシア/第7位:インド/第8位:ウズベキスタン/ 第9位:カザフスタン/第10位:オーストラリア
表彰
・Player of the Tournament:Zhu Ruiming(中国)
・得点王:黒田智成(日本)
・ベストゴールキーパー賞:Kasikonudompaisan Ponchai(タイ)
・フェアプレー賞:オーストラリア
大会概要
・大会名:IBSA ブラインドサッカーアジア・オセアニア選手権 2022
・開催日:2022年11月11日(金)〜18日(金)
・開催地:インド・コチ
・大会HP(試合スケジュール):https://www.blindfootball.in/asia-oceania-2022
・派遣選手・スタッフ:https://www.b-soccer.jp/news/19797-20221005
監督コメント
中川英治 監督
パラリンピックの切符を逃し、非常に悔いの残る大会ではありましたが、準決勝でPK戦で負けた後、3位決定戦でPK勝ちできたことは非常に大きかったです。公式戦では2006年以来のPK勝ちだったので、一つ日本代表の歴史を塗り替えられたと思います。
昨日の準決勝の後すぐに、選手たちとは「明日のゲームが世界選手権に向けたスタートのゲーム」だということを確認しました。今日の3位決定戦からが、世界選手権に向けたプランニングの第一歩だということを確認したうえでゲームができたので、そういった意味ではいいスタートが切れました。今大会は無失点という結果でしたが、8月のワールドグランプリinフランスも無失点、その前の5月のドイツ遠征も失点シーンはPKと第2PKのセットプレーのみだったので、東京2020パラリンピックが終わってから大いに守備の強化が図れていると思います。全員で守備をするので、攻撃も全員で行い、30分の中で得点を取れるようにすることが、世界選手権に向けてこれから残り8ヶ月の間の課題です。
最後に、日本から応援してくださった皆さま、いつも応援ありがとうございます。今回残念な結果になってしまい、皆さんとともに喜ぶことはできませんでしたが、8ヶ月後に皆さんと喜びたいと思いますので、それまで少々お待ちください。今後もよろしくお願いします。
主将コメント
川村怜 選手(パペレシアル品川)
6試合を戦って、無失点で大会を終えたことは、守備面は非常に評価できると思いましたし、攻撃から守備のトランジションはしっかりできて、練習の成果が出たと思います。厳しい戦いの中でも、環境に適応して戦うことができました。ただ、準決勝以降のトーナメントで、流れの中で点が取れなかったり、準決勝で敗退してしまったので、目標である優勝することができず、とても悔しいですし、ゴールを決め切る力をつけていかなければならないと実感しました。
今回戦って世界基準を肌で体感できたので、これをしっかり日本に持ち帰り、普段の練習から世界基準を意識し、それをベースとして、さらにクオリティを上げて取り組んでいきたいです。このチームは経験豊富な選手と若手が融合した、とても素晴らしいチームでしたし、誰がヒーローになってもおかしくない、プレーしていて楽しい、ポテンシャルを持ったチームなので、もっとレベルをあげて、チームとして進化していきたいと思います。
得点王受賞コメント
黒田智成 選手(たまハッサーズ)
国際大会でこれまで個人タイトルを受賞したことがあまりなかったので、今大会では得点王となり、すごく嬉しかったです。これも、チーム全員で高い位置から守備をして攻撃を行うという、チーム全員のハードワークの結果受賞することができたと思うので、チームの皆にも感謝しています。ただ、今大会の目標はアジアチャンピオンになることだったので、その目標を達成できなかったことはとても残念です。
今後の目標は、世界選手権で必ずパリパラリンピック出場権を勝ち取ることです。それに向けてまた皆でトレーニングを積み重ねていきたいと思います。
今大会、日本時間では遅い時間にもかかわらず、たくさんの方が応援してくださり、ありがとうございました。私たちのパリパラリンピックに向けてのチャレンジはまだまだ続きますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
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