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ニュース

【対戦チーム情報】中国代表 2002年大会以来の世界舞台を目指し、手ごわい相手がそろう最終予選に臨む~FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)

2024年08月30日

【対戦チーム情報】中国代表 2002年大会以来の世界舞台を目指し、手ごわい相手がそろう最終予選に臨む~FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)

SAMURAI BLUE(日本代表)がFIFAワールドカップで8大会連続出場を目指す戦いも、いよいよアジア最終予選(3次予選)の火ぶたが切って落とされる。9月5日(木)の初戦で埼玉スタジアム2002に迎えるのは、2002年日韓大会以来の出場を狙う中国だ。本大会出場枠が32から48へ増加するのに伴い、アジアの枠も前回カタール大会の4.5(開催国枠を含まず)から8.5へ広がるだけに、6大会ぶり2度目の出場へ意欲を燃やしている。

とはいえ、本大会出場への道は決して予断を許さない。FIFAランキング(2024年7月18日更新)では、対戦する日本(18位)、オーストラリア(24位)、サウジアラビア(56位)、バーレーン(80位)は、いずれも中国(87位)より上位。インドネシア(133位)にしても、中国がグループステージ敗退に終わった今年1~2月のAFCアジアカップでノックアウトステージ進出を果たすなど、近年は着実に実力を蓄えている。この6チームのグループで上位2位以内に入れば出場権獲得、3~4位ならば4次予選以降に望みをつなぐ。

中国は最終予選進出も薄氷を踏む思いだった。上位2チームが同予選に進出する2次予選で、韓国に次ぐ2位をタイと争った。6試合を終えての成績は2勝2分け2敗、得点9、失点9で、タイと全く同じ。そのタイに1勝1分けという直接対決の結果がものを言って、辛くも最終予選に滑り込んだ。

前述のアジアカップ敗退後の今年2月、中国は監督が交代し、クロアチア人のブランコ・イバンコビッチ監督が就任した。カタール大会の最終予選の初戦でオマーンを率い、市立吹田サッカースタジアムで日本に1-0の勝利を収めた手腕を持つ。8月23日からは大連に選手を招集して入念なトレーニングを重ね、埼玉スタジアムでの日本戦に備えてきた。同スタジアムでは2022年1月の前回最終予選で日本に0-2と敗れ、本大会出場が絶望的となった。

大迫勇也(PK)、伊東純也に得点を許したその一戦は、シュート数でも2-14と守勢一方に回り、ほとんど攻撃の糸口がつかめなかった。今回の対戦では、イングランド出身のジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング)を中心とした分厚い守備で日本の攻めをしのぎつつ、いかに攻撃の手数を増やせるか。ブラジル出身のア・ラン(アラン)やフェイ・ナンドゥオ(フェルナンジーニョ)など、中国籍を取得した選手の活躍に期待が懸かる。2次予選でチーム最多の5得点を挙げたウー・レイも頼もしい存在だ。

来日メンバー

監督

ブランコ・イバンコビッチ(クロアチア)

選手

GK
ワン・ダーレイ(山東泰山)
リウ・ディエンズオ(武漢三鎮)
イエン・ジュンリン(上海海港)
バオ・ヤーション(上海申花)

DF
ジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング)(上海海港)
リー・レイ(北京国安)
ハン・ポンフェイ(天津津門虎)
ヤン・ゼシャン(上海申花)
リウ・ヤン(山東泰山)
ガオ・ジュンイー(山東泰山)
ウェイ・ジェン(上海海港)
チュー・チェンチエ(上海申花)
ジャン・ションロン(上海申花)

MF
ワン・シャンユェン(河南FC)
シェ・ポンフェイ(上海申花)
リー・ユェンイー(山東泰山)
チョン・ジン(浙江FC)
ファン・ジョンユー(山東泰山)
シュ・ハオヤン(上海申花)
ワン・ハイジェン(上海申花)
シェ・ウェンノン(山東泰山)

FW
ア・ラン(アラン)(青島西海岸)
ウー・レイ(上海海港)
フェイ・ナンドゥオ(フェルナンジーニョ)(上海申花)
ジャン・ユイニン(北京国安)
リン・リャンミン(北京国安)
バイヘラム・アブドゥワイリ(深圳新鵬城)

日本との対戦成績

7勝8分15敗(得点28、失点37)

1975年6月23日 ○2-1 第6回アジアカップ予選
1980年6月11日 ○1-0 広州国際サッカー大会
1980年12月26日 ○1-0 FIFAワールドカップスペイン’82 アジア予選
1981年6月2日 △0-0 ジャパンカップキリンワールドサッカー1981
1984年5月31日 ●0-1 ジャパンカップキリンワールドサッカー1984
1987年10月4日 ●0-1 第24回オリンピック競技大会(1988/ソウル)アジア地区最終予選
1987年10月26日 ○2-0 第24回オリンピック競技大会(1988/ソウル)アジア地区最終予選
1988年6月2日 ○3-0 キリンカップサッカー’88
1989年5月10日 △2-2 国際親善試合
1989年5月13日 ●0-2 国際親善試合
1990年7月29日 ○1-0 第1回ダイナスティカップ
1992年8月24日 ●0-2 第2回ダイナスティカップ
1992年11月6日 ●2-3 第10回アジアカップ(広島)
1995年2月23日 ●1-2 第3回ダイナスティカップ
1996年12月12日 ●0-1 第11回アジアカップ(アラブ首長国連邦)
1998年3月7日 ○2-0 第4回AFCマールボロ・ダイナスティカップ
2000年3月15日 △0-0 キリンビバレッジサッカー2000
2000年10月26日 ●2-3 AFCアジアカップレバノン2000
2003年12月4日 ●0-2 東アジアサッカー選手権2003決勝大会
2004年8月7日 ●1-3 AFCアジアカップ中国2004
2005年8月3日 △2-2 東アジアサッカー選手権2005決勝大会
2008年2月20日 ●0-1 東アジアサッカー選手権2008決勝大会
2010年2月6日 △0-0 東アジアサッカー選手権2010決勝大会
2013年7月21日 △3-3 EAFF東アジアサッカーカップ2013 決勝大会
2015年8月9日 △1-1 EAFF東アジアカップ2015決勝大会
2017年12月12日 ●1-2 EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会
2019年12月10日 ●1-2 EAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会
2021年9月7日 ●0-1 アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年1月27日 ●0-2 アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年7月24日 △0-0 EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会

FIFAワールドカップ成績

出場:1回
1930 不参加
1934 不参加
1938 不参加
1950 不参加
1954 不参加
1958 予選敗退
1962 不参加
1966 不参加
1970 不参加
1974 不参加
1978 不参加
1982 予選敗退
1986 予選敗退
1990 予選敗退
1994 予選敗退
1998 予選敗退
2002 グループステージ敗退
2006 予選敗退
2010 予選敗退
2014 予選敗退
2018 予選敗退
2022 予選敗退

連盟 中国サッカー協会
大陸連盟 アジアサッカー連盟、東アジアサッカー連盟
サッカー連盟会長 宋凱
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