アジア最終予選（Road to Qatar）グループBで、オーストラリアは3位。既にグループAの3位と対戦するプレーオフ出場権は確保しているものの、自動的に本大会出場権を獲得できる2位以上となるには険しい道が待つ。3月24日のマッチデー（MD）9で勝ち点3差の2位日本、同29日のMD10で同4差の首位サウジアラビアという上位陣と対決するからだ。プレーオフで勝っても、南米5位との大陸間プレーオフという高いハードルが控えるだけに、5大会連続6度目の本大会出場は何としてもこの最終予選で決めておきたいところだ。

最終予選の出足は3連勝と順調だった。雲行きが怪しくなったのは昨年10月。MD4のSAMURAI BLUE（日本代表）との一戦に、試合終了4分前にオウンゴールを献上して1－2で敗れると、サウジアラビアに0－0、中国と1－1の連続引き分けで、首位から3位に転落した。今年1月のMD7でベトナムに4－0と快勝して復調の兆しは見えたが、2月のオマーン戦は89分に追い付かれてまたも2－2のドロー。オマーン戦後、グラハム・アーノルド監督は「全てはわれわれの手の中にある」と自力突破になお自信を見せたが、それには日本、サウジアラビアを連破する必要がある。

その大切な2戦に向けて、アーノルド監督は3月17日に27人の選手を発表した。GKマシュー・ライアン、トレント・セインズブリー、マシュー・レッキーといったおなじみの選手が名を連ねた。選出元は13カ国・地域のリーグに及び、Ｊリーグからは最終予選でチーム最多の3得点を挙げているミッチェル・デューク（ファジアーノ岡山）が選ばれている。セインズブリーとセンターバックのコンビを組むのは、横浜F・マリノスでもプレーしたミロシュ・デゲネクが予想される。

オーストラリアサッカー連盟公式サイトによれば、日本戦が行われるシドニーのスタジアムオーストラリアでは、2001年以来の公式試合で10勝1分1敗。その1敗も2010年南アフリカ大会のアジア3次予選突破を決めた後、若手中心で臨んだ中国戦で喫したものという。縁起の良さをアピールしているのは、いかに日本戦の勝利を必要としているかに他ならない。

FIFAランキング：37位（アジア4位）※2022年2月10日発表
FIFAワールドカップ出場5回：1974、2006（ラウンド16）、2010、2014、2018
対戦成績：日本の10勝9分7敗（得点37、失点32）※オーストラリアがオセアニアサッカー連盟加盟時期を含む

アジア最終予選（Road to Qatar）

2022年3月24日(木) 20:10 キックオフ（日本時間 3月24日(木)18:10） vs オーストラリア代表
会場：シドニー(オーストラリア)／Stadium Australia
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2022年3月29日(火) 19:35 キックオフ（予定） vs ベトナム代表
会場：埼玉／埼玉スタジアム２００２
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