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女子1級審判員全体研修会を実施

2019年07月26日

女子1級審判員全体研修会を実施

女子1級審判員全体研修会が、7月6日(土)~7日(日)、および13日(土)~14日(日)に大阪のJ-GREEN堺で開催されました。6日(土)~7日(日)は13人、13日(土)~14日(日)は27人の女子1級審判員が参加しました。

2019/20競技規則改正の講義を中心に、プラクティカル/フィジカルトレーニングやグループディスカッションを行い、審判員はシーズン後半戦に向けて実戦や主体性を意識した強化を行いました。

インストラクターコメント

野原敬司 1級審判インストラクター
今回の女子1級審判員研修会では、プラクティカル、テクニカル及びフィジカルの各セッションで、グループに分かれ自主性・主体性を持って研修を進めてもらう場面が多くありました。そのグループワークの様子を見ていると、何人かはリーダーシップを発揮して、研修をリードしようとしていることがわかります。きっと、実際のゲームでもリーダーシップを発揮し、審判員として上手くプレーヤーをリードしてくれているのだろうなと頼もしく感じるところです。
一方、インストラクターとしては、研修の中でリーダーの役割を全ての参加者に担ってもらうことにより、リーダーシップを身に付けてもらえるようにすることも心がけなければならないと感じました。
今後、女子サッカーの環境も激変する可能性のある中、女子1級審判員のみんなが色々な機会を通して意識改革を進め、より逞しく成長することを期待します。

参加者コメント

髙橋早織 女子1級審判員(東京)
7月6~7日で開催された女子1級審判員研修会に参加しました。本研修では競技規則改正が主なトピックでした。今回の改正では実際の試合に直接関わるものが多く、集中して受講しました。
その日の午後に行ったプラクティカルトレーニングでは、「DOGSO」「SPA」といった競技規則改正を反映したトレーニングメニューが組まれており、グループ毎にトレーニングに取り組みました。同時にその様子を動画撮影しその場でフィードバックを行い、判定だけでなく正しい判定を導くためにポジショニング・状況判断・論理的思考が適切であったかを確認し合ったほか、説得力有る姿勢・動作等自分では意識し難い点についても認識でき、更なる向上のための学びとすることが出来たと感じています。
この会の参加は12名と人数は少なかったのですが、参加者が活発に意見を述べ合えた密度の濃い研修でした。今回の学びを実践し、各々が臨む試合が充実したものとなるよう取り組みたいと思います。

杉本美里 女子1級審判員(高知)
今回の研修は競技規則の改正、プラクティカルトレーニング、グループディスカッション、フィジカルトレーニング、夏場のコンディションについて、といった内容で行われました。プラクティカルトレーニングでは重大な判断が求められる場面(DOGSOなど)での動きや判定を、iPadで映像を撮ってその場で見ながらグループで話し合いました。自分の動きを客観的に見ることができ、とても参考になりました。また、試合の映像を見ながらのグループディスカッションもお互いの見解を出し合うことで、より事象に対しての理解を深めることができました。フィジカルトレーニングでも実際の審判の動きをもとにしてのスプリント練習だったので、イメージしやすかったです。
私は妊娠・出産を経て2年ぶりの研修会参加でした。今回はインストラクター、スタッフ、審判員の方々のご理解とご協力の下、息子と夫と一緒に参加させていただきました。周りの方々の協力があって審判を続けることができています。本当にありがたいです。これからも感謝の気持ちを持ちながら、今後の試合にも取り組んでいきたいと思います。

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