ニュース
第34回JFAレフェリーキャラバンを山形県で開催
2018年07月04日
6/16(土)、17(日)の2日間で山形県レフェリーキャラバンを開催しました。山形明正高等学校に協力をいただき、会議室やフィールドなど素晴らしい環境での開催となりました。
山形県では審判インストラクターのスキルアップを中心にプログラム構成を行いました。1日目はチューターリングの紹介と実践、翌日に行うプラクティカルトレーニングの準備などを行いました。2日目には審判員にも参加を呼びかけ、プラクティカルトレーニングの実践とフィジカルトレーニングの理論・実践を行いました。
山形県レフェリーキャラバンでは、チューターリングやプラクティカルトレーニングといったスキルの紹介・実践のみではなく、審判員の発掘・育成に力を注いでいる酒田市の活動紹介も行われました。山形県内で成功事例として紹介された酒田市の活動と伝達されたスキルを組み合わせて山形県内を活性化させるきっかけとなる開催となりました。
JFAインストラクターコメント
正木修一 東北地域審判指導者トレセンマネジャー
2018JFAレフェリーキャラバン(第34回)のトップバッターとして山形市で6月16日(土)~17日(日)の両日開催されました。東北地域では2017の開催が無かったため、イントレマネージャーとしては初の参加であり少しの不安と緊張を持って臨むことになりましたが、前日の会場のセッテングと綿密な打ち合わせ、木崎委員長のこのキャラバンへの並々ならぬ思い入れ意気込みが感じられ倍増の力を得てのスタートとなりました。
初日は指導者へのチュータリングをメインとし、概要や例を紹介しながら参加者に前もってテーマを提示し、競技規則のより正しい解釈の重要性での「5分間セッション」として6名のインストラクターから実践して頂きました。これまでセッションの機会や経験が不足していたため、最初は中々上手くまとめることができませんでしたが、徐々に緊張もほぐれてスタンツを取り入れるなど活発な動きや発言がみられたことは今後に繋がるものと期待が感じられました。また、成功事例として酒田地区のレフェリーカレッジについて紹介があり、今後県内各地域へ波及できればかつての1級審判員が多く在籍した山形県の姿を再現ができるものになるのではないでしょうか。
2日目はプラクティカルトレーニングを実践しました。インストラクターは経験が少ないということでありましたが、それぞれの持ち場、担当として積極的に関わることで経験と次の機会をいち早く実現して欲しいものです。山崎フィジカルコーチによる「日頃のトレーニングメニューの構築」の座学とグランドでの実践は参加審判員にとっては新しい発見であり実践可能なメニューであり「意志と覚悟」もって今後の肉体改造に繋げて欲しいものです。振り返りでは、木崎委員長の「山形が変われば東北が変わる。東北が変われば日本が変わる」を合言葉に新たな山形県を創造し終了となりました。伊藤RDOのお力添えと参加者に感謝申し上げます。ありがとうございました。
開催FA審判委員長コメント
木崎博昭 山形県FA審判委員長
『審判指導者としての楽しみを知ってもらい、意思統一とモチベーションの向上を図る。』というテーマのもとに開催されたレフェリーキャラバンでは、2~3級インストラクター、1級~ユース3級審判員が参加し多くのものを学び実践しました。インストラクターの方々には新しいことや体験したことの無いものにも「まずはやってみること」と積極的にチャレンジしていただきました。
チューターリングのレクチャーでは「何故チューターリングが必要なのか」また、その手法などを理解できたのではないでしょうか。プラクティカルトレーニングでは、実際にプランニングからトレーニングを行ったことのあるインストラクターが1名しかいない状況で実施することになり、見直しを重ねながら事前研修を行って臨みました。その甲斐があってスムーズに進められ、審判員たちにとってもいいトレーニングが出来たと思います。フィジカルでは理論と実践を通して日頃のトレーニングのあり方を学びました。
正木イントレマネージャー、伊藤東北RDO、山崎フィジカルコーチ、審判部岸岡様には準備段階から大変お世話になりました。会場を提供していただいた山形明正高等学校様、プラクティカルトレーニングのデモンストレーターに協力いただきました明正高校サッカー部の皆様に感謝申し上げます。これを機に山形からも高いレベルで活躍できる審判員を継続して輩出していけるように、審判員とインストラクターがお互いに協力しながら取り組んでいきます。
受講者コメント
奥山茂樹 山形県FAインストラクター部長
JFA将来構想からTeaching Material、全体の振り返りまで、本当に中身の濃い2日間でした。1日目のチュータリングでは、審判員が自ら考え、様々な意見の中から気付かせて納得させる手法を今回のキャラバンで学び、今後の審判員の育成強化に生かしていきたいと思います。ただ、5つのセッションによりチュータリングを学びましたが、実践の5分間セッションでは、プレゼンテーションに近いやり方になってしまい、インストラクターの技量の更なるレベルアップの必要性も感じました。
2日目のプラクティカルトレーニングでは、これまで山形県内のインストラクターが山形県内の審判員にプラクティカルトレーニングを実施したことがなく、当初は不安でいっぱいでしたが、打ち合わせや事前研修を重ね、またプランも何度も練り直し、当日に臨みました。練習の成果か、デモンストレーターの呑み込みも早く、審判員を惑わせるような動きもあり、今後のレフェリングの動機づけになったと思います。また、オフサイドの見極めではタブレット端末を使用し、微妙な判定をその場で確認できたことは、インストラクターにとっても審判員にとっても目からウロコであり、機器調達の課題はありますが、今後の研修において、多くの審判員に体験してもらいたいと思います。コーナーキックでは、アウトオブプレー及びインプレー時に審判員が監視すべきことと、行うべきこと、特に複数の事象が同時に発生する場面で審判員がどう対応すべきか、プラクティカルトレーニングで何度も練習することにより、実際の試合でのミスをなくすことにつながるものと思います。最後に、2日間担当してくださいました伊藤RDO、正木イントレマネジャーに心から感謝を申し上げます。
志田翼 山形県FAサッカー2級審判員
今回レフェリーキャラバンに参加させて頂き、貴重な経験をさせて頂きました。プラクティカルトレーニングでは、コーナーキックとオフサイドの判定を行いました。コーナーキックの場面では、実戦に近い状態でのトレーニングとなりました。その中で私は、選手に対するマネージメント力をもっと身につけなければいけないと改めて実感しました。また、ポジショニングや動き方もご指導頂き、すぐに実践で試すことができたので、今後の審判活動で生かしていきたいと思います。
オフサイドの判定の場面では、実践→映像確認を繰り返し行いました。映像確認では、判定の合否の他に、見方や動き方をご指導頂きました。動き方の所では、普段のトレーニングでアジリティートレーニングの量を増やさなければ、改善できないなと思いました。また今回、山崎JFAフィジカルコーチよりフィジカルのトレーニングメニューの構築とメニューのお話を聞ける機会がありました。トレーニングメニューの紹介では、実践で細くご指導して頂きました。今回のレフェリーキャラバンに参加して、私自身の課題が明確になったと思います。今回ご指導頂いたことを今後の審判活動に繋げられるように、意志と覚悟を持って取り組んでいきたいと思います。
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/05 SHIGE選手、かつぴーや選手、Ax選手、Takaki選手に決定 FIFAe World Cup 2024™サッカーe日本代表
- 日本代表 2024/11/05 U-17日本代表 メンバー・スケジュール クロアチア遠征(11.09-11.20 クロアチア/ポレッチ)
- グラスルーツ 2024/11/05 「2024 IFCPF CPサッカーワールドカップ」へ男女日本代表が出場!
- グラスルーツ 2024/11/05 JFAユニクロサッカーキッズ in 北海道 1月18日(土)開催 11月5日(火)から参加者募集開始
- 大会・試合 2024/11/05 FC.西武台が歓喜の頂点到達 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会