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2014年度第1回S級審判インストラクター研修会を開催
2014年03月14日
3月8・9日、JFAハウスにおいて「審判員のレフェリング技術の向上をめざした指導技術の習得」というテーマでS級インストラクター約20名が集まって研修会を実施しました。
昨年の夏に行われた研修から引き続き、ゲームの中から指導のポイントとなる場面を1シーン抽出し、その映像を切り取り、約20分間のプレゼンテーションを行いました。
特に、今回は4つの題目、「反則と不正行為」「マネジメント」「ポジショニング」「主審と副審との協力」について、グループごとに、指導する際の一つの流れ、パターンを作ることを最大の目標としました。
映像を切り取る作業に時間を費やしましたが、グループごとにその題目に応じた指導手順を構築することができました。また、FIFAのティーチングマテリアルを用い「一貫した指導」を確立することの第一歩となりました。
講師コメント
小幡真一郎 指導者部会長/審判委員会副委員長
チーム力を上げるには、新たな技術や戦術を加えることも大切ですが、シンプルな約束ごとを決めてみんなで実行する方が良いこともあります。
さらに、個性を引き立てるにはベーシックな部分を見直す方がより際立つこともあると考えます。
今回の研修会で学んだ指導の一貫した手順を実行することで、審判員にわかりやすい、的確な指導が実現することを期待しています。
今回は特にFIFAインストラクターである石山昇氏のFIFAやAFCで培ってこられた情報や技術をみんなで少しずつ共有できたことが非常に大きなことだと思います。
受講者コメント
伊藤力喜雄 S級インストラクター(青森県)
今回、初めてS級インストラクター研修会に参加させていただきましたが、緊張する暇もなくあっという間に終わった、という印象です。
研修内容は、より良い審判指導技術の習得を目指すため、IT技術のスキルアップを図るというものでしたが、大変参考になりました。プレゼン作成、グループディスカッション、発表、と非常に密度が濃いものでした。
そして、何より先輩の方々と親しく交流を深めることができたのが、一番の収穫でした。
今後も一層前向きに取り組んでいきたいと思います。
谷内浩仁 S級インストラクター(富山県)
今回の研修では、映像を切り取り、スローやコマ送り再生など映像を効果的に見せるスキルを習得することができました。
また、若い審判員の資質向上を図るためにどんな方法で伝えたら良いか、テーマごとに質の高いディスカッションがおこなわれ、大変有意義な研修となりました。
今後は、微力ではありますが、若い審判員に対する効果的な指導法を追求し日本サッカーの発展に努めていきたいと思います。
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