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都道府県サッカー協会取り組み紹介-技術委員会の取り組み(千葉県サッカー協会)
2015年03月23日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回にわたり、技術委員会の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事はJFA news 2015年3月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
技術委員会の取り組み~千葉県サッカー協会
水庫祥元 ユースダイレクター
「種別の枠を超えた交流と連携を」
千葉県は、国民体育大会・少年男子の部において、対象がU-18だった2005年までに6回、U-16になってからは2回、計8回優勝しています。しかし、ここ2年は優勝どころか本大会出場さえ逃しており、非常に危機感を持っています。近年、関東各都県に力の差がなくなっており、国体で成果を挙げるための強化策を見直しています。
本県には柏レイソル、ジャフユナイテッド千葉という2つのJクラブがあります。また、流通経済大学附属柏高校や市立船橋高校など全国大会で優勝経験のある強豪校も存在しています。これらの力のあるチームを中心に国体強化策を立て直し、本県の指導者の力を合わせてもう一度全国の頂点を取り、本県から日本を代表する選手を育成していきたいと考えています。
トレセンに関しては、Jクラブとの交流や幅広い選手の発掘・育成を目的に、U-13からU-15を対象とする「CFAアカデミー」を立ち上げて4年が経過しようとしています。県内を南北の2地区に分けて、北は柏レイソル、南はジェフユナイテッド千葉の協力を仰ぎながら、将来的に両クラブでプレーし、日本代表としても活躍できるような選手の育成を目指してきました。試行錯誤を繰り返す中でサッカーの環境も日々変化しており、こちらの見直しの時期に来ています。現在のカレンダーに合わせて、Jクラブとの選手間の交流はもちろん、指導者同士の交流や指導力向上のための方策を立てたいと考えています。また、課題だった「種別間の交流」についても、2種・3種の交流は図られてきましたが、今後は3種・4種の交流をより密にしていく予定です。2015年度は同じトレセン会場でU-12とU-13、U-13とU-14がともに活動することを計画しています。
4種とキッズとの連携も取れてきており、プレジデンツ・ミッション5「エリート養成システムの確立」に関するさまざまな案が活発に出され、事業の数も増えています。今後は地域との結びつきを強化して活動を広げていきます。また、全日本少年サッカー大会の予選としてリーグ戦が導入されますので、大会やスケジュールの精選もしていかなくてはなりません。
指導者養成については、県内の各地区協会と連携して講習会を開催しており、C・D級取得者が増加しています。特に3種年代の指導者がより高いレベルの内容を受講できるよう、講習会のあり方などを検討していきます。近年は若手の教員がコーチが増えていますので、トレセンなどにどんどん活用していきたいと考えています。
今後もプレーヤーズファーストの精神を忘れずに、千葉から素晴らしい選手が輩出できるよう取り組んでいきます。
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