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U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ(神奈川)活動レポート(3/24)
2014年03月25日
3月24日(月)
先週金曜日に集合したキャンプも今日が最終日となりました。
昨日行った横浜F・マリノスユースとの練習試合で浮き彫りとなったチームとしての課題、個人の課題を克服すべくバスに乗り込みました。
「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、98JAPANにとってこの基本中の基本ともいえる対面パスのトレーニングは欠かせません。選手たちは一本一本のパスに集中し、「止めて・蹴る」の質を上げていきます。
(パス練習に取り組む吉田峻選手)
(体を入れるイヨハ理ヘンリー選手)
広めにピッチを使った8対8の実戦トレーニングでは、激しい球際の攻防が続きます。そして、吉武監督が求めるボールの受け方、ポジショニング、次のプレーへの動き出し等についてコーチ陣からも的確なアドバイスが伝えられます。
(ボールにアプローチする選手たち)
(必死にキープする杉田将宏選手)
トレーニングの締め括りは並木磨去光アスレチックトレーナーによる体幹トレーニングです。わずかなズレを瞬時に見抜き修正を加えたり、必死に歯を食いしばる選手たちの関節の角度を調整して負荷を強めたり、このトレーニングの重要性や苦しい時にどのようなメンタリティを持つべきか、といった要素を的確に伝えていきます。
(スプリントトレーニングの様子)
(体幹トレーニングを指導する並木AT)
いよいよ、9月のAFC U-16選手権初戦まで半年を切りました。国内での活動は8月上旬のキャンプまでありません。4月のイタリア(デッレナツィオーニトーナメント)、5月のアゼルバイジャン(カスピアンカップ2014)、7月のタイでのシミュレーションキャンプと、今後は海外での大会参加や活動が続きますが、来年のU-17ワールドカップ出場権獲得のためにチーム一丸となり、活動に臨みます。
※98JAPAN=FIFA U-17 World Cup 2015 チリ大会出場を目指すU-16日本代表の呼称
監督・選手コメント
吉武博文 監督
3泊4日という短いトレーニングキャンプでしたが、これからの生活の中で取り組み身につけたい技術や、注意事項を確認しながら最後のトレーニングを行いました。
「次のプレーをイメージ化する」というテーマの方向性は概ね理解できたと思います。しかし、自分の持っている技術を「いつ」「どこで」「誰と」「どのように使うか」についてはまだまだ十分とはいえません。今後の課題克服に期待していきたいと思います。
麻田将吾 選手(アルフット安曇野JY)
キャンプ中言われ続けていた「相手を観る」ということがなかなかできず、判断が遅れたりボールを奪われてしまうことも多々あり悔しい思いをしました。この悔しさを忘れずに、今後のトレーニングで克服し、上達していけるよう努力します。
阿部雅志 選手(星稜高校)
今回のキャンプでは各々が自分のチームに帰ってからやらなければならないことがわかったと思うので、その課題に取り組むか否かで将来が決まると思います。相手を観る、味方と相談する、次のプレーを決めておく、この3つの要素について危機感をもって取り組んでいきたいと思います
坂井剛 選手(FCレグノウァ)
自分自身のプラスになることが多くありました。食事に対する意識やプレーの面で大きく成長できたと思っています。チームに戻ってからはまず「止める」ことを完璧にして、2015年のU-17ワールドカップ出場に向けて頑張って行きたいと思います。また今回学んだことを続け、「日常」を変えていきます。
中川創 選手(柏レイソルU-15)
相手を観て、先のことを決めて、予測する、ということと、どこにスペースがあるのかを見極めることを意識してプレーしました。そんな中、成功することが少なく、改めて自分の技術不足を痛感しました。これらを改善するのは日々の練習で100%の姿勢で取り組む以外にないと思うので、このキャンプで経験した悔しさ、課題を克服するために頑張ります。
スケジュール
日時 | 予定 | |
---|---|---|
3月23日(日) | 0-1 | 練習試合 対 横浜F・マリノスユース(マリノスタウン) |
今後の活動予定
4/22~5/3 | イタリア遠征 |
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5/26~6/8 | アゼルバイジャン遠征 |
7/7~16 | タイ遠征 |
8/4~7 | 国内トレーニングキャンプ(調整中) |
8/26~9/3 | 直前キャンプ(調整中) |
9/4~20 | AFC U-16選手権タイ2014 |