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なでしこジャパン 充実した一週間の活動を終える
2021年05月18日
5月11日(火)から始まったなでしこジャパンのトレーニングキャンプは17日(月)、全てのトレーニングを無事に終えました。
第4波と言われるコロナ禍で、チーム全体で高い感染予防意識を持って生活した上に、宿泊先のJヴィレッジにも多大な協力をいただけたことで、最終日の検査でも全員の陰性が確認でき、怪我や体調不良による選手の離脱もなく、文字通り無事に全てのプログラムを終えることができました。この環境が当たり前ではないことは皆十分に理解し、「サッカーができる喜び」と「理解して協力してくれるすべての人への感謝」を全てに優先させて大切にしながらの一週間となりました。
強度の高いトレーニングマッチを戦った翌日で、全員がまた所属チームに戻ってWEリーグのプレシーズンマッチに臨むということもあり、最終日はコンディションを整える程度の軽いトレーニング内容となりました。軽いジョギングと、レクリエーション要素のあるゲームや鬼ごっこで体と心をリラックスさせ、すべての活動を終えました。
解散前のミーティングで高倉麻子監督はまず前日のトレーニングマッチを振り返り、「全員がハードワークして、難しいタスクに対して素晴らしいチャレンジをしてくれた」と評価。「上手くいかなかったことは沢山あるけど、いいトライをした結果のいいエラーであり、ここからまた修正して積み重ねていこう」と話しました。一方で、「オリンピック本番は絶対に負けられないという状況。その状況でいかに緊張感を持って高い集中力で臨み、細部に拘ってプレーできるかが大事」とも話し、トレーニングの一環であるトレーニングマッチとの違いを強調しました。
「本番まで残された65日という道をどう進んでいくのか、それはみんな次第。1日1日を大切に生きて欲しい。今までとは違う、とても難しい大会になるかもしれないけど、自分が頑張ることで誰かの希望になれるかもしれないという想いを持って努力していって欲しい」と伝え、更なる成長に期待を寄せてチームを解散させました。
なでしこジャパンの次の活動は、6月10日(木)と13日(日)の国際親善試合となります。
監督コメント
高倉麻子 監督
東京オリンピックまでおよそ2か月となり、再び代表チームとして集まって活動できたことを嬉しく思います。3月の鹿児島でのトレーニングキャンプ、また4月の2つの国際親善試合でも、攻守両面で戦術的にブラッシュアップしていこうと取り組んできたのと、細部にこだわりながら個人のレベルアップを図るというところにトライしてきました。トレーニングの強度も含めて、全員が高い目的意識を持った良い活動になったと思っています。トレーニングマッチを戦った2チームは本当に真摯に取り組んでくれましたし、このような状況下で受けてくださったことも含めて本当に感謝しています。今回の活動でもさらなる積み上げを確認できましたし、ポジティブな課題もたくさん出たので、とても充実したキャンプになりました。なにより、選手たちの前向きに取り組む姿が印象に残りました。東京オリンピックに向けて、全員で、1日1日を大切に進んでいきたいと思います。
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