大阪府
八尾大正フットボールクラブ1stがクラブ創設40周年に全国大会出場を決める
八尾大正フットボールクラブ1st 1-0(前半0-0、後半1-0) アイリスFC住吉1st
JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会 大阪府大会の決勝が11月24日、Jグリーン堺で行われました。
気温18℃、曇り・微風の中で行われた決勝戦は八尾大正フットボールクラブ1stとアイリスFC住吉1stの対戦となりました。試合会場には両チームの下部年代カテゴリー選手など併せて約500名以上が応援に駆け付けていたものの、キックオフ前のピッチは当日の冷たい微風と共に緊張に静まり返りました。
八尾大正フットボールクラブ1stは決勝までの4試合で得点6点、失点2点PK戦1試合で決勝に進み、アイリスFC住吉1stは決勝戦に至る4試合で得点8点、失点2点PK戦1試合と、両者拮抗した試合を制し、決勝戦に勝ちあがってきました。
試合は5分、アイリスは右サイドからゴール前に浮き球のクロスを上げてヘディングで合わせますが、これはゴールポスト上段に直接当ります。さらにアイリスは7分にゴール右へのシュート、9分に左サイドから中央への折り返しと、立て続けに八尾大正ゴールに迫ります。
するとその後は八尾大正が相手ゴールに向けた圧力を強め、アイリス自陣での試合展開が続きます。13分、八尾大正が放った右からのシュートはアイリスGKにキャッチされます。前半終了間際の19分、今度はアイリスがゴール前約15mの距離でのFKを得ます。アイリスは準決勝で約30mのロングシュートを決めており、得点の期待が高まりましたが、放ったボールはゴール枠左に外れます。両者共に高い技術と速い判断、正確で落ち着いた連携で得点機会を何度も創るものの0-0で前半が終了します。
後半開始直後から八尾大正の攻撃が続きます。22分、八尾大正の左サイドからのシュートはGKに弾かれ、続く左からのCKも頭で合わせますがゴール枠上に外れます。23分、中央からドリブルで持ち込みシュートを放ちます。さらに25分、左からの折り返しからシュートに繋げますが、どちらもアイリスGKの速い反応に阻まれます。
29分、遂にその時が訪れます。八尾大正・前田紘希選手が左サイドから持ち込み、中央への速い折り返しを森分圭吾選手がキープしてから落ち着いたシュートで、得点を決めました。
アイリスは直ぐに反撃に転じます。30分に2本のシュートを放ちます。続いて35分、右サイドから左へのパスを受け中央からのシュートはGKに阻まれます。続く37分にもミドルシュートでゴールを狙います。
追加点を狙う姿勢を継続する八尾大正に対し、アイリスは連続して八尾大正ゴールを目指します。しかしここで試合終了を告げるホイッスルが鳴りました。
会場であるJグリーン堺S-11ピッチの全周を取り巻く観戦者から両者の健闘を称える拍手が、ピッチ上の全ての選手に向け贈られました。
大阪府で本大会にエントリーした253チームが8地区に分かれ年間を通し約1700試合以上開催されたリーグ戦と、ラウンド32からの中央大会トーナメントを終え、大阪府代表とし八尾大正フットボールクラブ1stがクラブ創設40周年の節目の年に全国大会に初出場を決めました。
監督・選手コメント
三浦弘基 監督(八尾大正フットボールクラブ1st)
今年でクラブ創設40周年の節目の年に、全日本U-12サッカー選手権大会 全国大会に出場が決まり、大変嬉しく思います。全国大会でも、「見に来た人がまた見たいサッカー」を子どもたちと一緒に目指していきたいです。大阪代表として、優勝目指して頑張ります。
平山大河 選手(八尾大正フットボールクラブ1st)
全員が心を1つにして、優勝できてうれしかったです。全国大会に向けて、日々の練習から集中して取り組みたいです。去年の大阪代表が決勝まで、残っているので、僕たちもその舞台に立てるように頑張りたいです。
森分圭吾 選手(八尾大正フットボールクラブ1st)
決勝ゴールを決めることが出来て、うれしかったです。みんなが繋いでくれた、大切なボールを強い気持ちで振り抜きました。全員の左手に優勝と書き、思いを1つにして戦うことが出来ました。全国大会でもたくさん得点したいです。
優勝 | 八尾大正フットボールクラブ1st |
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準優勝 | アイリスFC住吉1st |
3位 | セレッソ大阪U-12 / フォルテFC |
努力賞 | セレッソ大阪U-12 |
グッドマナー賞 | アイリスFC住吉1st |
準優勝:アイリスFC住吉1st
3位:セレッソ大阪U-12
3位:フォルテFC