神奈川県
圧倒的攻撃力で神奈川を制圧!横浜F・マリノスプライマリーが3年ぶりの優勝!
横浜F・マリノスプライマリー 4-1(前半2-0、後半2-1) バディーサッカークラブ
JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会神奈川県大会の決勝が11月24日(日)、厚木市荻野運動公園競技場で行われました。決勝は3年ぶり10回目の優勝を狙う横浜・Fマリノスプライマリーと7年ぶり3回目の優勝を目指すバディーSCのカード。前年度優勝枠により両チームともに全国大会への切符は手に入れているため、神奈川県の頂点を決める、プライドを掛けた試合となりました。沈んでいく夕日に照らされるスタンド、灯された照明で光る芝のグラウンドで、15時30分にホイッスルが吹かれました。
横浜FMはコート全体を使ったポゼッションでボールを保持し、右サイドの八尋海斗選手を中心にバディーの守備陣に攻撃を仕掛けていきます。対するバディーも横浜FMのポゼッションに前線からの素早いプレスとチェックで前進を阻みます。7分、9分と横浜FMがゴールに迫りますが、バディーのGK橋本友翔選手の好セーブに防がれます。バディーも15分、浅尾涼太朗選手の積極的な仕掛けで相手ゴールに迫るも、守備ブロックの前に跳ね返されます。一進一退の攻防が続きましたが、19分、ついに均衡が破られます。横浜FMは海邊真太郎選手の強烈なシュートのこぼれに対し、鋭いスピードで詰めた宮本周征選手がボールを押し込み、待望の先制点をあげます。直後の20分、横浜FMの竹内政一郎が左サイド奥からドリブルでペナルティーエリアへ侵入、複数のDFに囲まれながらもねばり強くDFを振り払い、鋭いシュートを右隅へ放ち、2点目。横浜FMの2点リードで前半を終了します。
後半も攻撃の手は緩むことはありません。26分、横浜FMは海邊選手のカットインを久保瑛史選手がペナルティーエリアで絶妙のコントロールで受けます。寄せてきたDFの裏をかいた横パスに詰めたのは、またも宮本選手、この日2得点目をあげ、チームのリードを3点へと引き上げます。なおも攻撃に転じる横浜FMは33分、バディーのDFラインでのパス交換を宮本選手がインターセプト、そのままゴールへ向かいシュートを放ちます。バディーは橋本選手が決死のセーブでブロックするも、そこに詰めていたのは横浜FMの海邊選手。相手のミスを逃さない鋭いシュートをゴールに突き刺し、4点目をあげます。一矢報いたいバディーは34分、浅尾選手が左サイドから強引に仕掛けゴール前へ侵入しクロス。ゴール前混戦となるも、白井誠也選手が横浜FMゴールへボールを押し込み、1点を返します。
勢いに乗りたいバディーでしたが、相手の素早いDFの寄せと守備ブロックの形成、チャンスを与えないボールポゼッションを繰り返し、終了のホイッスル。4-1で横浜F・マリノスプライマリーが勝利、神奈川県の頂点を3年ぶりに奪還し、チーム待望の優勝を決めました。
監督・選手コメント
西谷冬樹 監督(横浜F・マリノスプライマリー)
決勝戦は自分たちのスタイルをしっかりと表現し、個々の良さを引き出せた好ゲームでした。選手たちには技術だけでなく、サッカーに取り組む姿勢、目標や夢を持つことの大切さを伝え続けました。それが結果につながり嬉しかったです。全日本では県代表としての覚悟を持ち、楽しみながら日本一を目指したいと思います。
綾部和真 選手(横浜F・マリノスプライマリー)
自分たちの目指す攻撃的なサッカーで決勝戦もたくさんの点を取ることができ嬉しかったです。日頃からの練習の成果を発揮して神奈川で優勝ができてとてもうれしく思います。全国大会では引き続きマリノスらしい「攻撃的なサッカー」をして、優勝・日本一を目指したいです。
宮本周征 選手(横浜F・マリノスプライマリー)
チームのみんなが団結して頑張りました。2得点できましたが、チャンスをものにできない場面もあったので、もっと得点をとりたいと思います。また僕の得点はチームのみんながつないでくれた、みんなの得点だと思います。全国大会では今日のようにチャンスを逃さず、多くの得点をとりたいです。
優勝 | 横浜F・マリノスプライマリー |
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準優勝 | バディーサッカークラブ |
3位 | FC中原 / 川崎フロンターレU12 |
努力賞 | バディーサッカークラブ |
グッドマナー賞 | FC中原 |
準優勝:バディーサッカークラブ
3位:FC中原
3位:川崎フロンターレU12