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第22回全日本ユース(U-15)フットサル大会 開幕に向けて フットサル日本代表の皆本晃選手がエール
2017年01月01日
U-15年代のフットサルチーム日本一を決める「第22回全日本ユース(U-15)フットサル大会」が2017年1月7日(土)から3日間、三重県・サンアリーナで開催されます。そこで大会に先立ち、フットサル日本代表のFP皆本晃選手にインタビューを行いました。今回の前編では、大会の見どころや重要性などをうかがっています。
――大会の印象を教えてください。
皆本 僕自身がフットサルを始めたのは高校を卒業してからで、それまではサッカーをやっていました。中学校時代は全くフットサルに触れる機会がなかったので、こういう大会に出場できるというのは、羨ましいですね。バーモントカップ、U-15選手権、U-18選手権と、各年代の日本一を決める大会があるのは、サッカーほどメジャーじゃない競技だからこそ、重要だと思います。
フットサルとサッカーの両方をプレーしている選手が多いと思いますが、分け隔てなくやることが重要。中学生年代の頃から少しずつフットサルの戦術に触れることは、今後のフットサル人生、サッカー人生に大きな意味があると思うので、この年代からフットサルの戦術に触れる機会も持ってもらえたらなと思います。
――U-15年代でフットサルに取り組む意義をどう考えますか?
皆本 今年(2016年)、U-19世代の選手を中心とした選手たちと、フットサル日本代表としてタイ遠征に行きました。そのときに、日本の若い選手たちも戦術的なことをよく理解していると実感しました。2017年には第1回U-20 AFCフットサル選手権も開催されます。このU-15の世代の子どもたちも、何年後かにはそうした大会に出るチャンスがあるでしょうし、飛び級で日本代表に選ばれる可能性もあります。
もちろん、決して簡単なことではないと思いますが、可能性はゼロではありません。また、フットサルの個人戦術はサッカーにも生かせることが多いです。フットサルの戦術を知っておくのは、フットサル日本代表を目指す選手にも、中学を卒業してからサッカーをやる選手にも、メリットは大きいと思います。
――もし15歳に戻ることができたら、どんなトレーニングをしたいですか?
皆本 基礎の練習ですね。僕自身、そんなにいろいろな武器があるわけではないのですが、「止める、蹴る」という技術があるから、ここまで来ることができたと思っています。基礎を大事にして良かったなと思いますし、もっと磨けば、もっと上まで行けるのかなとも感じます。
U-19日本代表の選手たちと一緒にプレーしたとき、戦術的な理解度は高かったのですが、ボールを蹴る音を聞いて、「これでは国際試合を戦うのは厳しいな」と感じました。いくら良い戦術があっても、「止める、蹴る」ができなければ、自分たちが目指すプレーをピッチで表現できません。
例えば、フットサルのピッチは横幅20メートルで、その距離でパスカットされないボールを蹴る選手がいれば、チームとしてサイドチェンジという武器が持てます。(フットサルは)サッカーよりもロングボールを蹴る機会は少ないかもしれませんが、ボールに触れる回数は多いので、「止めて、蹴る」回数も多い。日々の練習から、一本のパス、一つのトラップにこだわってやっていきたいですし、今後、僕が指導者になったときもカテゴリーを問わずに意識してやってほしいと思います。
第22回 全日本ユース(U-15)フットサル大会
2017年1月7日(土)~1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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