JFAアカデミー福島男子EAST 高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ福島の県2部リーグに昇格決定
2021年12月10日
富岡町総合スポーツセンターにて12月5日(日)、高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ福島2021プレーオフの試合が行われました。プレーオフでは各地区の代表チームが県2部リーグ昇格をかけて戦います。JFAアカデミー福島EASTは今年度戦ってきた相双地区リーグ(実質県3部リーグ)で優勝し、地区代表として出場しました。
対戦相手は会津地区優勝の会津サントスセカンド。11/20(土)に行われたクラブユースU-15新人戦で0-3で敗れたため、難しい戦いになることが予想されましたが、選手たちは勝利のため日々のトレーニングで切磋琢磨してきました。そして、「勝負の神様は細部に宿る」「苦しい戦いをものにする引力を引き付ける」、そのことを信じ日常生活から自分で考え主体的に行動できるよう努めました。そうした日ごろの取り組みの成果が発揮され、6-0で勝利し、2部リーグ昇格を決めました。
JFAアカデミー福島の今後を占う大切な試合で勝利したことはもちろん重要でしたが、それ以上に選手たちは今回の経験から自身が更なる高みを目指すために大切なものを多く学びました。
奥村玲央 選手(16期生/中1)
僕はこの試合でたくさんのことを経験し、知ることができました。それは、日常の練習、私生活が試合にとても影響するということです。これまで僕達は、普段の練習であまり勝負にこだわっておらず、球際の強さがなかったです。私生活では特定の人がリーダーシップをとって、他の人は誰かの後ろについて自分から行動に移さないことが多かったです。主体的に行動している人が少なく、何事も人任せにしていることが多かったです。そのためか、拮抗した試合で中々勝てないだけでなく、試合の内容が良くなかったです。しかし、会津サントスセカンド戦の前は、全員が絶対に勝つという強い思いで練習に取り組みました。すると、練習中から声を出し要求しあうようになり、トレーニングの雰囲気がよくなったように感じました。私生活でも、チームですべき仕事を率先して行うなど、自分から行動を起こす人がとても増えていきました。そのためか、試合も主体性をもってプレーすることができ、とても良い結果で終わることができました。この経験を生かして、今後も試合に必ず勝つという気持ちで練習に取り組み、私生活でもリーダーシップをとって行動できるようにしていきたいです。
田村悠真 選手(16期生/中1)
相手は先月のクラブユース新人戦で敗れた会津サントスセカンドでした。「同じ相手には絶対負けない」、「相双地区リーグより上のリーグでサッカーがしたい」という気持ちがチーム全体に入って試合に臨みました。結果は6対0で無事昇格できました。今回の試合を通して僕が成長できたと思うことは、チームの先頭に立つということです。11月に、プロ選手を目指しているOBの方から「チームの先頭に立つ」ことの重要性を学びました。今まではチームの先頭に立つことができていませんでした。しかし、今はチームのことに目を配り、自分のこともきちんとすることができるようになったと感じています。試合前のウォーミングアップの時は、試合のキックオフ時間から逆算して自分の気持ちと体を作ることと、チーム全員の気持ちの作り方を考え、より質の高いウォーミングアップを実行できるようになってきたと思います。今回はチームのことを考えて行動することの難しさを学びました。今後もチームのことを考えながらも自分の将来の夢を叶えるために日々の練習から全力で頑張ります。
中澤蓮 選手(16期生/中1)
試合前に、体格的に相手の方が上なので距離感を意識しサポートを早くしてボールをどんどん動かそう、そして攻守においての切り替えを相手より早くしようと話していました。僕はトップ下で出場し、FWとの距離感を意識し、またFWに縦パスが入ったときに前向きのサポートをしてFWからワンタッチでパスを受けて展開することを意識しました。チーム全体としても効果的なサポートを続けることができ、ボールをたくさん動かすことができました。しかし試合を映像で振り返ってみると、ボールを受けた時に前を向けるところがまだたくさんあったので、そこは改善していきたいと思いました。今回の試合の結果によって、来年は県2部リーグでの戦いになります。来年度も県1部リーグに昇格できるように再び練習に取り組んでいき、チームとしても個人としても成長していきたいです。