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長崎県でサッカーファミリータウンミーティングを開催
2017年09月12日
日本サッカー協会(JFA)が全国47都道府県サッカー協会と共同で実施している「JFAサッカーファミリータウンミーティング」が9月8日(金)、長崎県長崎市で開催されました。「JFAサッカーファミリーミーティング」では、サッカーの現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、現場からさまざまな声を直接お聞きし、意見交換を行っています。
全国で33番目の開催地となった長崎県の会場には、約200人の参加者が集まりました。長崎県サッカー協会の小嶺忠敏会長が「県内の各自治体、また離島や遠い地域からもお集まりいただいた。長崎のサッカー、日本のサッカーを考えるすばらしき日にしたい」と挨拶し、会はスタート。まずはJFA田嶋幸三会長によるプレゼンテーションで、日本サッカーの歴史や現在抱える課題、重点的に取り組んでいる内容について共有しました。その後、参加者から質問や要望を募り、田嶋会長がひとつひとつ答えていく質疑応答の時間が設けられました。
長崎県は小嶺会長が率いた国見高校や島原商業高校が日本一を経験しているほか、日本代表で活躍している吉田麻也選手をはじめとするプレーヤー、森保一さんなど実績のある指導者を多数輩出しており、「サッカーの土壌がしっかりしている(田嶋会長)」県のひとつです。一方で1登録者数あたりの芝生グラウンド面積が全国で36番目と、離島へのサポートも含め、施設整備の面では課題があります。そのような背景から、タウンミーティングでは施設整備助成に関することや、育成・指導者養成に関する質問や意見が寄せられました。また、昨年の全日本少年サッカー大会でユース審判員を務めた高校生もこのタウンミーティングに参加しており、「上級での指導を望んでいるユース審判員はたくさんいる。全国規模の大会で研修の機会が欲しい」という意見が挙げられました。これに対し、JFA田嶋幸三会長は「このような意見が出て嬉しく思う。審判委員会に伝え、議論していきたい」と伝えました。
主な意見、要望、質問など
・女子選手の普及・育成・強化について
・国体・オリンピックにおけるフットサル競技の採用について
・2023年以降のサッカー施設整備助成の計画について
・指導者不足を解消するための他県での取り組みについて
・シニアにおける競技志向とエンジョイ志向について
・トップレベルの指導機会を得るためには
・上級指導を望むユース審判員への機会提供
・少子化・過疎問題の中でのプレー環境の確保
・審判のイメージの向上について
・長崎での日本代表戦の開催
コメント
参加者コメント
サッカーを通じて子ども達の健全育成を図ることが出来るのは、素晴らしいことだと思っています。そのためには、指導者の考え方や指導方法などを高めることが大切ではないでしょうか。一流の選手になるのはほんの一部の人です。でも素晴らしい人間には誰もがなることが出来ると思います。身勝手な大人にならない、そのような人間教育を推し進めてください。子供を持つ親として今思うことです。
参加者コメント
GKの指導というのが経験者でない教員にはとても難しく、ほとんどGKの自主練習や先輩がやっていたことを伝える状況です。映像なども見せたりしていますが、専門的に指導を受けられる体制があればいいなと思います。
参加者コメント
障がい者の方をとりこむ取り組みに感銘を受けました。また、競技スポーツのサッカーと、生涯スポーツのサッカーを両立している体制は素晴らしいと思いました。
サッカーファミリータウンミーティング
JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
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