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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐第3種の取り組み(栃木県サッカー協会)
2015年07月31日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回にわたり、第3種の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFA news 2015年7月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第3種の取り組み~栃木県サッカー協会
菅谷昌広 3種委員長
「3種年代の現状と課題」
現在、栃木県で取り組んでいる次の3点について、現状と課題を紹介します。
(1)リーグ戦
3種委員会では近年、リーグ戦の整備を進めてきました。その結果、U-15年代では1部リーグを頂点とする4部リーグまでのピラミッド形式のリーグが整ってきました。当初は中学校体育連盟(中体連)に所属するチームの参加が少なかったのですが、現在では1部に1チーム、2部に6チーム、3部に 11チームが参戦し、地区リーグとなる 4部は中体連のチームによって構成されています。中体連のチームには引率者や審判の確保などの面でリーグ戦に参加しづらい事情もあります。中体連の指導者の意見も参考にしながら、多くのチームが参加しやすい環境づくりを進めていかなければなりません。
(2)指導者の質の向上
中体連のチームではサッカーを専門にしている指導者が顧問になっているとは限らず、望ましい指導が十分に行われているとは言えません。そこで本県では、JFAの旧プレジデンツ・ミッション「M4.中学生年代の環境充実」の一環として、中体連の指導者を対象に基本的な内容にフォーカスした指導者講習会を実施してきました。昨年度からはさらにこれをリニューアルし、県を代表する栃木SC、栃木ウーヴァFC、ヴェルフェたかはら那須の各チームと連携を図りながら講習会を実施しています。また、裾野を広げると同時に、リーダーとなりうる指導者を養成する必要があります。ここ数年、若い指導者が積極的に C級コーチの資格を取得しています。この流れを大切にしながら、3種年代の指導者にさらに上級のA級コーチ、B級コーチの資格取得に積極的にチャレンジするよう呼びかけていきたいと考えています。
(3)組織の充実
中学生年代の育成を充実させるためには中体連とクラブとの連携が必要不可欠です。それぞれのストロングポイントとウイークポイントを互いに理解し、4種から預かったこの年代の選手をしっかりと育成して 2種にバトンを渡さなければいけません。本県では 2022年に国民体育大会(国体)を開催することが決定しています。その大会で県の代表チームが活躍するためにも、総務・技術・審判などの各分野で組織化を推進し、3種としてより良いサッカー環境を整えていけるようにしたいと思っています。
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