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国際刑事警察機構(インターポール)主催 八百長対策ワークショップ開催
2013年07月19日
7月8日、7月9日にJFAハウスにてインターポール主催の八百長対策ワークショップを行いました。
世界のサッカー界で多数の八百長が横行しているという危機的な状況を受け、国際刑事警察機構(インターポール)と国際サッカー連盟(FIFA)は、2011年に「10年戦略」を締結し、インターポールとFIFAは協働し、世界各地で八百長の実態についての認識を高め、防止するための様々な啓蒙活動(ワークショップ)を推進しています。クラブ(Jリーグ/JFL)、リーグ(Jリーグ/JFL)、プロ選手、プロサッカー選手会)、審判、指導者、また、警察庁、警視庁、文部科学省、日本スポーツ振興センター(toto運営団体)、日本オリンピック委員会等、様々な関係者総勢約80名にご参加頂きました。おそらく日本のスポーツ界で初めての取り組みであり、参加者は世界での八百長の状況を目の当たりにして大きな衝撃を受けるとともに、日本への波及を防ぐためのディスカッション等を通じ、全員が八百長防止に向けての認識を高めることができました。
参加者コメント
警察関係参加者
サッカー界における八百長問題について、日本と世界との温度差の大きさを知ることができ、大変有意義なものでした。また、集まった日本のサッカー界関係者が、みな高い問題意識を持って積極的に取り組む姿勢があることに大きな感銘を受けました。
文部科学省参加者
日本のサッカー界ではこれまで八百長事案は生じていないにもかかわらず、国際的な流れを察知し、今回、ワークショップが開催されたことは、まさに「Proactive」な取組と考えております。今回の試みは、サッカー界だけでなく、日本のスポーツ界にとっても良い影響をもたらすのではないかと思います。今回はサッカー界が中心となり、八百長の防止について研究が行われましたが、他競技においても今回の取組を参考としていただき、日本のスポーツ界全体でIntegrity of Sportについての意識が向上することが大切だと考えます。
審判参加者
幸い日本のサッカー界で八百長がらみの事件が起きてないとのことでしたが、日本の試合が海外で既に賭けの対象となっていること、国際審判員以外にも海外で公式戦の試合を担当する機会も増えてきていることから、今後、トラブルに巻き込まれる機会が無いとはいえない状況に我々は置かれているのだと改めて思いました。
万一このようなトラブルに巻き込まれそうになった時に、知識があると無いとでは対応の仕方も随分変わってくるはずです。最低限の知識を頭に入れておくことは大切であると思いました。
大変良い機会を与えていただき感謝しております。
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