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S級コーチ養成講習会2022 Module4・集中講習⑧ 受講者レポート Vol.10

2022年10月28日

S級コーチ養成講習会2022 Module4・集中講習⑧ 受講者レポート Vol.10

2022年度のS級コーチ養成講習会も後半に入り、Module4がスタートしました。指導実践を通して受講生同士で意見を出しあい、議論をして改善していく大切な時間を過ごすことのできる最後の4週間です。

Module4最初の講義は2020年から「人材育成マネージメント」の講師を務めていただいている東京音楽大学教授の広上淳一先生にお越しいただきました。サッカーも音楽も「player」の成長に寄り添う指導者の共通点を受講生それぞれが考えて受け止め、背中を押していただく時間になりました。

Module4・集中講習⑧

期間:10月17日(月)~10月20日(木)

10月17日(月) 午後 「ガイダンス・プロフェッショナルコーチング論」 浮嶋敏 S級チューター
「人材育成マネージメント」 東京音楽大学 教授 広上淳一
10月18日(火) 午前 指導実践
午後 「メンタルトレーニング②」 田中ウルヴェ京
分析発表グループワーク
10月19日(水) 午前 指導実践
午後 分析発表・受講生
「ゲーム分析」 André Villas Boas
10月20日(木) 午前 指導実践
午後 「リコンディショニング」 フィジカルフィットネスプロジェクト・早稲田大学 教授 広瀬統一

サポートプレーヤー派遣協力:江戸川大学、中央学院大学、ジェフユナイテッド市原・千葉(アカデミースタッフ)、千葉サッカークラブ、Wings

受講者コメント

中山元気 さん(レノファ山口)
Module3から1ヶ月間、間の学習では、指導実践・日本代表分析・国内外の研修等を経て10月17日からmodule4の1週目が始まりました。
まずは、大柴克友さんが所属するヴァンフォーレ甲府の優勝報告から始まり、プロフェッショナルコーチングでは、【マスコミとの関係】、次に東京音楽大学教授 広上淳一氏を招いて人材育成マネージメントを学びました。
広上さんの講義では、多くの学びがあり一つひとつの言葉が心に響きました。
その中でも『一流ほど挨拶をする 謙虚である 二流は中途半端なプライドがある 三流の方が一流になる可能性がある』この話を聞いた時、高校時代の恩師の言葉を思い出しました。
それは、『超三流を目指しなさい』という言葉で、私の解釈では、【当たり前のことを当たり前にやり続けること】今もその教えが原点になっており、両者の言葉がリンクしました。

2日目の講義は田中ウルヴェ京さんのメンタルトレーニング②が行われました。講義の最後に、他人から見える自分を知ろうというテーマで、【私はここで(S級講習会で)どのように役に立っていますか?】について考えました。グループワークをしている3人からいただいた言葉で、自分が役に立っていると思うと、何か自分の居場所があることが感じられてまたみんなの役に立ちたいと思いました。

3日目は日本代表戦分析を受講生がプレゼンし、その後ビラス・ボアスさんが日本代表を分析したものを聞きました。前日に受講生同士で自分なりの分析を皆に共有したときに、同じ映像でも視点が違って学びになりました。ビラス・ボアスさんの分析では、大枠は受講生と変わらないようでしたが、より的確に細かく分析されていました。

4日目の講義は広瀬統一さんを招いて、サッカー現場におけるリコンディショニングを学びました。その怪我が、なぜ、どのように生じるかを分析することの重要性、ハムストリングの場合、前十字靭帯の場合など、分析することで何を改善しないといけないのか、予防トレーニングはどのようなことをすればいいのか、正しい認識のもとで行うことで再発防止になることを学びました。

Module4で指導実践も最後になります。
サポートプレーヤーの皆様には、ハードなトレーニングに、前向きに取り組んでいただいて感謝の言葉しかありません。残り少ない指導実践ですが、自分らしくトライすることで成長できると信じ、努力して参りたいと思います。

次週は、長谷川大さんよりお伝えします。

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