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第11回フットボールカンファレンス、3日間のプログラムが終了
2019年01月15日
高知県で行われている第11回フットボールカンファレンスは1月14日(月・祝)、最終日を迎えました。
最終日は女子をテーマにしたフォーラムからスタート。アンディ・ロクスブルクAFCテクニカルダイレクターが進行役となり、池田太U-19日本女子代表監督が昨年フランスで行われたワールドカップで優勝したU-20日本女子代表チームを振り返りました。
池田監督は「最後までチームが粘り強く戦うことができるのが日本の女子の強み」とコメント。一方で他国の女子サッカー強化の危機感も感じているといい、検証を重ね、世界と戦うための技術力をさらに磨いていくとともに、「(ワールドカップ優勝の)その先の景色が見たい。ここにいるみなさんと共に、女子サッカーを発展させていければ」と話しました。その後、ロクスブルク氏がステージ上に残り、ロシアのワールドカップから見えた世界の「サッカーの学派」、「ストリートワイズ:生きるか死ぬかの生活の中で育まれた動物的な嗅覚」をキーワードとして用いながらプレゼンテーションを実施。日本が世界で勝つチームになるために必要なことは何か、改めて参加者が考える時間となりました。
その後、U-20日本代表 影山雅永監督、U-17日本代表 森山佳郎監督、池内豊JFAユース育成ダイレクターをはじめとする育成に携わる指導者たちがパネルディスカッションを行いました。育成年代においてふさわしい選手のプレー環境、どんな取り組みが今後必要かについて、活発な議論が交わされました。ディスカッションの最後に森山監督は「ワールドユースで優勝した10年後に、スペイン代表チームはワールドカップで優勝した。育成年代でできるだけ高い景色を見ることは(トップカテゴリーと)直結している。選手が成長して、次のステージでも活躍できれば」とコメント。影山監督は「もっともっとやらなければいけないことがあると感じたこの3日間だった。これを実行できるように力を合わせて頑張りたい」と意気込みを述べました。
最後のプログラムは鈴木淳JFA指導者養成ダイレクターが、3日間で登壇した講師の言葉を用いながらこれからの指導者に求められることを話したほか、UAEにいる関塚委員長から再びテレビ電話でメッセージが受講者に送られ、第11回フットボールカンファレンスは閉会しました。
参加者コメント
・この3日間で日本サッカーが目指すべき場所と、自分が向かうところが明確になりました。全国の指導者とも再会し、さまざまなことを話す中で、今後さらに頑張って指導にあたろうと、気持ちを一新することができました。
・ずっと選手をやっていたので、指導者がどんな取り組みをしているかが見えていなかったのですが、それが理解でき、たくさん勉強になることもあって非常に面白かったです。海外や日本国内の現場で活躍されている方々の生の声は心に響きました。
・世界各国の取り組みを見ていく中、Japan's Wayについてあらためて考える貴重な機会になりました。自分たちの在り方を難しく考えるのではなく、良いところを伸ばしていくこと、それがJapan's Wayにつながっていくと思います。
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