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JFAアカデミー福島にて指導者研修会を開催
2013年12月12日
11月29日(金)~11月30日(土)に静岡県時之栖で、今回で6回目となるアカデミーリフレッシュ(福島)を実施しました。
前回に続き全国各地から、40名の定員を大幅に超える応募をいただき、43名の方に受講いただきました。
アカデミー担当講師による講義や実技を通して、アカデミーでの活動や取り組みを学び、アカデミーの本質や意義を理解していただきました。
JFAアカデミー福島U-18チャレンジ監督 兼 U-18アシスタントコーチ
井尻 明 氏
今回の研修では、皆さんのサッカーに対する情熱と関心の高さを再認識するとともに、直接関わる我々スタッフの責任の大きさを改めて実感しました。
研修会の内容は実技、トレーニング見学、講義、指導実践でした。
実技では、「認識」の体験をしていただきました。
この「認識」とは、今年からアカデミー福島に来たスペイン人コーチのフランがよく使うフレーズです。我々が今までコーチングで使ってきた「観る」ことと同じですが、より具体的に、よりフォーカスし、「認識」しながらトレーニングを行います。
「認識」には「近くの認識」と「遠くの認識」と2つあり、その両方のトレーニングを行い、「認識」するために、考えながら準備することや、考えながら動くことを体感していただきました。
その後のU-15のトレーニング見学では、動きながらの技術・動きの習慣化・観ること・判断すること、などベースとなるトレーニングを実施しており、特別なことや複雑なオーガナイズをやっているのではなく、ベーシックなトレーニングの中で「本当の反復」や「質」を求めていることをご覧いただきました。
夜の講義では、グループ毎に「JFA育成フィロソフィー・コンセプト」と「世界トップ10へ向けて日本の目指す姿・方向性」を課題にディスカッションし、育成年代の指導において重要な『幹の共有』をより深く図れたと感じています。
翌日の指導実践はグループ毎に行い、指導実践がうまく出来た、出来ないということより、講義で説明した「幹の共有」が大切であり、我々が求めるものを押し付けるのではなく、受講者がベースとなる考えを「共有」することを重んじました。
今回は多くの応募をいただき、全国各地からご参加いただきありがとうございました。受講生の皆様からの活発な発言や、エネルギッシュな実技のおかげで大きな成果のもと、この研修会を終えられたと実感しています。
育成の『幹の共有』を体感できる研修会の開催は数が限られますが、気軽にトレーニング見学にグラウンドにお越しください。
「JFA2005年宣言」で約束した2015年はもう目の前です。我々アカデミースタッフも歩みを止めずに、皆さんと共にJAPAN’S WAY追求のために努力し続けます。
受講者の感想抜粋
担当事務局
受講生の皆様にお答えいただいたアンケートから多かったご意見は、一方的な伝達ではなく、受講者の考えを引き出しながら具体的な例を挙げた進め方であり、テーマでもある見ることにフォーカスした認識することの重要性やいろいろな選択肢を引き出す指導法について、丁寧にわかりやすく説明されたことに満足いただきました。また、どの講師の話にもブレがなくコンセプトや方向性がしっかり共有されていることに感心いただく方が多くいらっしゃいました。
他の年代のトレーニングの見学や選手へのアプローチ方法、選手の自主性の引き出し方について、などもっと知りたい、というコメントも多くいただきました。
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