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SAMURAI BLUE、久保選手、柴崎選手ら海外組第一陣がチーム合流
2022年11月14日
FIFAワールドカップカタール2022に出場するSAMURAI BLUE(日本代表)は11月13日(日)、ドーハでの調整3日目を迎え、海外組の第一陣が練習に合流しました。
この日、夕方から行われたアルサッドでの練習に姿を見せたのは、久保建英選手(レアル・ソシエダ)と柴崎岳選手(CDレガネス)、冨安健洋選手(アーセナル)、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)の4人です。
怪我の影響が残る冨安選手と田中選手は別メニューで調整。冨安選手はピッチサイドでチームメイトの練習を見ながらバイクを漕ぎ、入念なストレッチを行い、田中選手は2面あるグラウンドでウォーキングや軽いジョギングなどで体を動かしましたが、久保選手は前日までに当地での練習を始めている国内組と一緒に途中まで参加。柴崎選手はフルメニューを消化しました。
ランニングやストレッチ、アジリティ強化のトレーニングなどで体をほぐすと、GK権田修一選手(清水エスパルス)も交えてボール回しを行い、パス&コントロールや二人一組でのパス交換を実施。その後は、久保選手を除いたメンバーで対人練習に移行しました。狭いエリアで権田選手と齊藤俊英コーチをそれぞれ最後尾に配してフィールドプレーヤーが3対3にフリーマン1人の構成で、切り替えなどを意識して動きを確認しました。
シュート練習ではトップに当てて落としたボールを受ける形などを繰り返し、その後は3対3にフリーマン1人を前線において、攻守に競り合いながらシュートまで持ち込む形に取り組みました。
長友佑都選手(FC東京)は、味方が相手の動きをブロックしたりシュートを決めると「ナイス!」と声をかけ、拍手をするなど、この日も積極的に練習を盛り上げていました。
また、前日の練習では途中までの参加だった酒井宏樹選手(浦和レッズ)も、軽快な動きで最後までフル参加でした。
全体練習後はそれぞれで調整。谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)、長友選手、酒井選手、柴崎選手はジョギング、相馬勇紀選手(名古屋グランパス)と町野修斗選手(湘南ベルマーレ)はシュート練習に取り組み、山根視来選手(川崎フロンターレ)は長い距離のダッシュを繰り返していました。
合流前に肩を負傷して影響も懸念された久保選手でしたが、ドーハでの初練習を終えて、「状態はいいと思う。試合もさせてもらったので、もう準備はバッチリだと思う」と明るい表情を見せていました。
冨安選手も足の状態について「問題ない」と強調。大会開催地入りに、「いよいよだなと思うが、いつもアーセナルでやっていることを、いい意味で自信を持ってやれたらいい」と平常心で臨みたいと淡々と話していました。
海外組のメンバーは所属クラブでの週末の試合を終えて、14日以降も続々と合流の予定ですが、三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)は体調不良のため渡航予定が変更になり、回復次第チームに合流することになりました。
チームはドーハで調整を続け、17日には本大会前最後の国際親善試合となるカナダ代表との対戦をアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行い、本番に備えます。
選手コメント
FP #11 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
試合に出られるレベルになっているので、あとはこの期間で、よりピークにもっていけたらいいかなと思っています。負傷箇所が肩だったので、痛くてもやればいいかなと比較的、楽観視していました。(今季の好調は)環境を変えたことによって、それが今回は良い方向に転んだことが大きいですし、レアル・ソシエダというクラブが僕を良い選手にしてくれたと思っているので、良い監督、良いチームメイトに恵まれたことに感謝したいです。ワールドカップを想定した時に、少し格上の相手と互角以上にやれる戦い方を自分の中では良い感触を得てきたつもりなので、そういったものも少しでも代表チームに還元できていけたらと思っています。今季は、自分のところやそれ以外のところでチャンスが生まれることが続いているので、その感じを出していければ、必ず、自分のところやそうでないところにしろ、チームとして代表としてチャンスは作れると思います。あとは、取りこぼしがないように、決める、終わらせるところを大事にしていきたいと思います。
FP #16 冨安健洋 選手(アーセナル/イングランド)
いよいよだなと思いますが、自分はディフェンスですし、いつも通り、平常心でやった方がいいプレーができると思っています。アーセナルでは練習でもかなり高いスタンダードを要求されますし、プレミアリーグでは毎試合どの試合も簡単な試合がないので、そういう環境が僕を成長させてくれていると思います。リーグの順位も今トップですし、やるべきことをしっかりとやりたいです。僕だけでなくほかの選手もレベルの高いところでやっていてチャンピオンズリーグでプレーしている選手たちもいて、負けることはないですし、戦力的にも昔と比べてかなり劣っているというわけではないと思うので、しっかり準備していきたいです。代表では僕らには僕らなりの戦い方がありますし、なにをやるにしても信じることが一番大事だと思うので、信じて、やるべきことをやりたいと思います。
FP #17 田中碧 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
怪我はもう問題ありません。ずっとチームでも走っていましたし、練習もしていました。チームとも話をして、連戦だったので無理をしませんでした。怪我をした瞬間から「いけるだろうな」というのはあったので、焦りはそんなにありませんでした。(試合をせずに合流で)サッカーをしていなかった分、サッカーをできる喜びもありますし、久々にサッカーする時はより見えるものが増えたり、よりリラックスしてできます。個人としては、やるべきことをやれればいいと思っています。国としてのプライドを懸けて戦うものなので、そこに自分が出られればそれに越したことはありません。ただ、チームが勝って上に行くことが一番重要なので、自分ができることを全力でやりたい。カナダ戦でも本大会でも、僕は与えられた時に自分の持っているものを出して違いを作れればいいですし、来るものに対して全力で準備する必要があると思っています。ワールドカップという舞台で本来のプレーをできるか、簡単ではない場所だとは思いますが、そこは相手との兼ね合いを含めて、自分が持っているものを100%出せるような状態に持っていければと思っています。
国際親善試合
2022年11月17日(木) 17:40キックオフ予定(日本時間 22:40)vs カナダ代表
会場:アラブ首長国連邦/アルマクトゥームスタジアム
FIFAワールドカップカタール2022
大会期間:2022年11月20日(日)~2022年12月18日(日)
グループステージ
第1戦 11月23日(水) 16:00[現地時間] vs ドイツ代表
第2戦 11月27日(日) 13:00[現地時間] vs コスタリカ代表
第3戦 12月1日(木) 22:00[現地時間] vs スペイン代表
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